駒田健吾「神保町と氷室京介」について考えてみた/ゲストはジャーナリストの星浩さん

週末ノオト

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3月19日(土)
毎月3週目のパートナーは駒田健吾アナウンサー。
 

駒田健吾「神保町と氷室京介」について考えてみた

ニューヨークへ行った藤森祥平さんに代わり、去年10月からパートナーとなった駒田さん。今回が最後のアナウンサーコラム。

これまで、駒田健吾と○○とBOOWYについて考えてきましたが、最後は「神保町と氷室京介」。

きっかけは、ウクライナとロシアの情勢を学ぶため、ある本を買おうと思ったんですが、その本が近所の書店に無く。しかも取り寄せるとなると1週間。

しかし、神保町の三省堂書店の本店に平積みされているとの情報を得て、仕事以外で初めて神保町へ・・・。

カレーの街としても有名な神保町、まずはもちろんカレーを食べ、そこから古本屋を通り、いよいよ三省堂へ。



駒田:店内に入ったら、目的だった小泉悠さんの本が平積みされてるわけですよ。

バービー:あんなに探してた本が。

駒田:「やっぱ三省堂すげえな」と思ってたら、今日ね、このテーマを選んでよかったです。なんと、三省堂書店本店、今年の3月いっぱいで一旦閉店するんですよ。

バービー:週末ノオトと同じ!

駒田:そう!でも、ネットの情報だったから、三省堂さんに電話したら、5月8日まで営業を延ばしたんですって。
これ凄い良い情報でしょうけど。これ生放送らしいでしょう。

バービー:そうですね。動いてる情報。



駒田:6月1日から仮店舗でやるんだけど、「ちょっと小型に規模でやることになります」っておっしゃってましたけど。今度2025年、26年ぐらいまで、ビルの建て替えやるんで、それで時間掛かっちゃうっていうことで・・・。
でも、とにかく楽しくて、帰りも古本屋さんを1軒1軒のぞきながら、個性的な店主がもう勢ぞろいという形で。バービーさん、古本屋さんて、どんなイメージあります?なにか、雑然としてるイメージあります?

バービー:玄関先にバーって置いてあるイメージ。

駒田:もうね、神保町は綺麗。きっちりと棚に整理されてて、一目瞭然になってて。それで、古本屋さんによって、性格が違うんですよ。学術書が多いとか、古文書的なものが多いとか。もうね、もう何もしなくても楽しい!
でも買っちゃいましたね、河出書房新社の「地図で読む世界の歴史ロシア」、文春新書「ラストエンペラー習近平」、その他2冊買ったんですけど、タイトル忘れちゃいました、はい(笑)

バービー:(笑)家を出る時、ちゃんと見ておいてください!



駒田:僕、以前、新聞のこともこのコラムでやったじゃないですか。部数が落ちてきてると。それで、「書籍も落ちてるのかな」と思って調べてみたら、意外とキープしてるんですよ。やっぱりアナログって、いいんですよ。紙っていいんですよ。そう思ってたら・・・

「いいぜ駒田」

これまで、「冗談じゃないぜ」っていう声しか聞こえなかったのに、「いいぜ駒田」って、氷室の声が・・・。

バービー:肯定的な氷室が。

駒田:神保町で考えたことは、アナログの良さ、紙の良さ。それで、実は以前、氷室さんがインタビューで、趣味のカメラについて語ってたんですけど、「デジタルカメラは趣味じゃねぜ」と。
「俺は絶対、フィルムのカメラで写真を撮るんだ」と。

バービー:「ぜ」って言ってます?(笑)



そこから、インタビューを引用し、氷室さんのカメラへの思いと恋愛観を絡め、共感しつつ、駒田さんが辿り着いた結論が・・・

駒田:やっぱ俺、氷室じゃん。ヒムロックじゃんっていうのが分かった。

バービー:俺がそうだった(笑)最後の最後に?

駒田:俺、ヒムロックです。

バービー:言い切った(笑)

 

2時台:ジャーナリストの星浩さん

この日のゲストは、ジャーナリストで、TBSテレビ・スペシャルコメンテーターの星浩さん。

駒田さんが「ぜひお呼びしたい!」ということで、今回来ていただいた星さん。

News23で共演していたとき、星さんの姿勢に大変感銘を受けたそうで。

特にその人間性。

常に視野が広く、決して焦らないし、怒らない。

放送人として学んだ事は、「Warm Heart. Cool Head」

心で熱く考え、でも頭は冷静に。



とにかく、駒田さんが尊敬してやまない星さんに伺うことは、ロシアのウクライナ侵攻について。

2月24日に始まったロシアによる軍事侵攻、いまだにその終わりが見えないまま。

バービー:この暴走とも見えるような侵攻を、どうにか今すぐにでも止めたいって思ってる人たちが大多数だと思うんですね。国連も止められない、誰も止められないっていう状況で、私達はどうすればいいのか、1人1人は何かできるかなっていうところが、みんな本当モヤモヤしてると思うんですけど・・・。

星:例えば、典型的なケースでいうと、1990年、当時のイラクの大統領、サダム・フセインが、油田がたくさんある隣国のクウェートが侵攻して支配したんですね。それに対して、自由主義社会が、「これはまずい」ということで、当時のアメリカのブッシュ大統領が、国連で決議を出してもらって、多国籍軍を作ってたんですね。これは戦争になったんですけど、アメリカとかイギリスの強い精鋭部隊の集まりで、あっという間にサダム・フセインをイラクに押し返して、結果、大成功だったんですね。

それで、今回も国連決議を使って、みんなでロシアを押し返そうとしたけど、できなかった。というのも、ロシアが国連の常任理事国だから、その手続きを絶対許しませんよね。

それから、なにせ、そのアメリカ軍イギリス軍とロシア軍がぶつかったら、ロシアが苦し紛れで、戦術核という小規模な核兵器を使うと。そうすると、今度はアメリカもモスクワに核兵器を打ち込む。そうなると、これはもう核戦争になって、何百万人という人が犠牲になってしまいますから、それはできない。



星:それを逆にプーチン大統領は人質に捕ってるんですよね。それはできないだろうと思って、足元を見てやってるので、今度はプーチン大統領を上回る作戦で、自由主義社会の我々、もうこれ実は日本にも問われてるんだけど、我々が連帯をして、官民問わず、その国で出来ることをやる。

それぞれの国事情がありますから、私はその日本は、あまりできないことまでやる必要はないと思うけど、できることはやる。ウクライナに経済支援をするとかですね。
今回、防弾チョッキを供与したのはギリギリのところだと思いますけど、日本はそれをやったと。

それから、ドイツも、今まで海外にはその武器を出したことないんですけど、今回は武器を出すと踏み切って、対戦車ミサイルまで出したんですよね。

アメリカもいっぱいその武器を出すとか、お金を支援するとやって、とりあえず「ウクライナ頑張ってくれ」と、しのぐしかないんですけど。

その一方で、ロシアに、これはおそらく人類史上最強の経済制裁を加えたので、ロシアは相当効いてるはずなんですが・・・。

たしかにこれ、間怠っこしいといえば間怠っこしいんですけど、今の国際社会のルールの中でできるのは、これが限度なんですね。

バービー:そうかぁ・・・。

今回の侵攻に関して、政府からはもちろん、個人のSNSでも様々な情報が発信されていますが、その中で聞きたいこと・・・

駒田:星さんが考える「メディア」の在り方について、教えていただきたいんですけども。

星:こういうときは、国の品格が国力が試されますが、メディアの力も試されるんですね。
ロシアでも、テレビのスタッフが放送中に「戦争反対」というプラカードを出していましたけど、メディアはまず、事実をきちんと掴んで伝えるっていうことと、非常に大きな節目ですから、何が起きていて、これは国際社会の中でどういう意味を持っているのかということを、ちゃんと解析しながら伝えていくという力が問われまして・・・。

どうしても、戦争になると、その戦争のシーンだけが流される。テレビはそういう傾向があるんだけど、やはりその背景にあるものを、きちんと伝えて解説していく。そこがメディアの力といいますかね、レベルが試されるところで。

残念ながらね、やはり今回の件に関しても、アメリカのニューヨークタイムズとか、イギリスのBBC放送とか、非常にそのレベルの高い報道してるんですよね。
だから日本のメディアも負けないように、もちろん戦争の現状を伝えることと、どういう意味の何が起きてるのかということをね、しっかり伝える必要があると思いますね。



駒田:BBCなどと違う点は、もし1つ挙げるとしたら、どういうところが違いますか?

星:やはり、解説。非常に重層的な。例えば、一見その問題と離れているようなことも伝える。ロシアと中国の関係が動き出してるとか、実は中国は今、相当ビビっちゃってるとかね。
そういう情報をいち早くキャッチして、おそらくBBCとかニューヨークタイムスぐらいになると、政府側もある程度その情報を提供しますから、それに基づいて、今回も中国とロシアのそのやりとりも、いち早くアメリカのメディアが伝えてるんですよね。

駒田:そうか、小出しにリークして伝えているところもあるかもしれませんけど。

星:ありますね。ただ、政府側からすると、そういうことを国民に分かってもらいたいという面もありますからね。それはやはり、普段から信頼できるメディアだから。
政府としても、「単に放送してるだけじゃなくて、政府側の意図をちゃんと汲み取りながら伝えてるんだな」というところもあると思いますね。

バービー:受け取り側としての心持ちはどう思いますか?

星:そうですよね。先ほどの国の品格という点では、実は国民一人一人も試される場面だと思いますよね。
こういう時にあまりその扇動的にならないで、冷静にものを考えて、「すぐその憲法改正だ!」とか「核武装だ!」みたいな話じゃなくて、まずこの事態はどういうことなのかという事を、一人一人考えて、自分たちでできることって何なんだろうっていう事を、冷静に見つめてやっていくことが大事。国民一人一人の眼力、そういったことが問われる局面だと思いますね。

バービー:本当ですね。SNSとか、どれが本当でウソか分からない状態だから、眼力で取捨選択するしかない

星:そうなんですよ。

駒田:星さんを教えてもらったことで、「すぐ反応しない方がいい」と。何かショッキングの映像を見ても、何か自分が腹が立つコメントとか意見を見たとしても、すぐに反応するんじゃなくて、1回いろんな角度から考えて表現する。そうしないと、いろんなものに飲み込まれてちゃう。

星:「Warm Heart. Cool Head」で、頑張りましょう。

バービー:SNSで誰しも発信できる時代だからこそ、みんながそうでありたいですね。



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来週3月26日、最終回のお知らせ

来週3月26日は、ついに週末ノオトの最終回。
パートナーは、山内あゆアナウンサー。
ゲストは、森三中・黒沢かずこさん!お笑い芸人としての先輩であり、週末ノオトを初回から聴いているリスナーでもある黒沢さんに、最後にいろいろ伺います!
ぜひ、お聴きください!
 

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