煎れたて本格コーヒーに、熱々ラーメン!今年も自動販売機が熱い!

森本毅郎 スタンバイ!

オミクロン株の感染拡大で、改めて、対面販売から非接触の自動販売機が活躍しそうですが、コロナ禍の間にどんどん進化している自動販売機について、「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)「現場にアタック」で取材報告しました。

 

★煎れたての本格コーヒーが出てくる自販機

その場で「出来立て」が楽しめるという進化系・自動販売機。まずは、挽きたて、煎れたてのコーヒーが出てくる自販機「ルートC」についてです。開発した、株式会社ニューイノベーションズの、中尾 渓人(けいと)さんに聞きました。

「「ルートC」はですね、スマートフォンアプリから、いつでもどこでもあなただけのコーヒーを注文して、受け取ることができるという風な、カフェスタンドになっています。改札を出たド真ん前の柱の脇に、本当に真正面に置いてあったりですとか、あとはコインロッカーがあった場所に設置をさせていただいておりまして、基本的には朝の出勤時間帯の電車の中から、もう到着駅のところにあるルートCに先に注文入れておいて、到着した瞬間に受け取って行かれるみたいな、そういうスタイルが多いですね。お客さん毎に豆を挽いて、コーヒーを煎れて、という風なことを都度やっているようなロボットが、中に入っているという風な形です。」

(株式会社ニューイノベーションズ・代表取締役 中尾 渓人さん)

挽きたてコーヒーを出すだけの自動販売機なら以前からありますが、こちらはさまざま進化。AIカフェロボット「ルートC」。見た目は大きな自動販売機のようですが、ボタンも、お金を入れるところもなく、20個のロッカーがついています。

注文から決済まで、スマホのアプリで完結するのが特徴で、「買いたい商品」と「受け取り場所」「受け取り時間」を指定すると、その時間に合わせてコーヒーが出来上がり、ロッカーで受け取れます。ラインナップは、豆の品種はホット・アイス含めておよそ20種類。

現在、都内の駅や商業施設6カ所に設置されているということで、実際に「JR新宿駅」のルートCを利用してみました。

▲JR新宿駅構内にある「root C NEWoMan新宿 2F エキナカステーション」は、昨年12月に設置されたばかり。

▲移動中に、アプリで「コスタリカ(450円)」を事前注文。指定した時間(11:30)に行くと、煎れたてコーヒーが「10番ロッカー」に用意されていました。

▲アプリ内で「ロッカーを開ける」ボタンを押して、ロックが解除!コーヒーを受け取ります。

▲蓋は自分で装着。熱々のコーヒー、香り高く美味しかったです!

1杯450円と喫茶店価格ですが、人件費が抑えられる分、原価率は高いそう。待ち時間ゼロで受け取れるのも良いところ。

さらに飲んだコーヒーの感想を登録すると、自分にもっと合いそうなコーヒーをAIが提案。およそ8千円で定額飲み放題のプランもあり、その利用者は月平均55杯も飲んでいるという話です。

 

★米国発の「ヨーカイ」、日本上陸

続いての進化系自販機は、ラーメンです。昨年11月に渋谷に登場した、「Yo-kai Express(ヨーカイ エクスプレス)」という名前の自販機。どんなものか、ヨーカイ エクスプレスの日本事業開発担当の、土屋 圭司さんのお話。

「自動で熱々の「ラーメン」が出てくる自動販売機を開発しております。いわゆる自動販売機よりは少し大きいような形になるんですけども、塩、醤油、豚骨、味噌の4種類の味で、だいたい1分半~(1分)40秒位で、熱々の出来立てのラーメンが出てくる。「ヨーカイエクスプレス」というのがシリコンバレーのスタートアップですので、テスラだとかネットフリックスだとか、同じようなシリコンバレーのスタートアップの、本当に24時間働かれているよう な企業に結構置いてもらってまして、アメリカで既に展開をしているサービスということになります。妖怪って神出鬼没に、いつでもどこでも家の中とかにも出てくるっていうところから、妖怪という名前を使って、いつでもどこでも美味しいものを届けられるサービスを提供したいということで、「ヨーカイエクスプレス」という名前でサービスを展開しております。」

(ヨーカイエクスプレス・日本事業開発担当 土屋 圭司さん)

▲渋谷にある体験型店舗「b8ta(ベータ) Tokyo - Shibuya」に、ヨーカイエクスプレスの第一号は設置されています。

▲見た目は大きめの自動販売機。

▲タッチパネルで注文すると、中にある冷凍ラーメンがスチーム加熱されて、およそ90秒で熱々のラーメンが出てきます。

突然現れる妖怪のように、「いつでも・どこでも食べられる」というコンセプトで、「ヨーカイエクスプレス」。自販機のタッチパネルでメニューを選ぶと、冷凍でストックしてある麺とスープがスチームで加熱され、およそ90秒で、熱々のラーメンが出てきます(日本での価格は調整中で、1食700~800円程を検討)。

創業者のアンディーさんが親日家で、夜中でも美味しいラーメンを食べたいということで開発。アメリカでは最先端の企業のほか、病院など、50カ所に設置されているそうです。

現在、日本では、本格上陸の準備中。渋谷の実験店舗で、関係者・希望者が試食している段階ですが、ついに2月以降、本格化。空港や駅、高速道路のサービスエリアやオフィスなど、一気に拡大させ、今年中に、国内500カ所を目指して動いているということでした。

 

★「屋台」が家までやってくる!?

出来立ての本格ラーメンが、24時間食べられる自販機、もはやこれが妖怪なのかわかりませんが…、この妖怪、さらなる進化が待っているようです。

 「ちょうどですね、先週までやっていた 「CES」というラスベガスであった世界最大のテック系の見本市みたいなところがあるんですけど、そこで本当はちょっと発表する予定だったものがですね、自動運転の本当に「屋台」なんですけど、自動運転でその上にこのヨーカイの自販機が乗ってるみたいなものをですね、本当に「ヤタイ」という名前でお披露目をする予定だったんですけど、ちょっとコロナの関係で間に合わなかったので、もう近々発表できるかと思うんですけど、そういった形も今検討してまして。携帯とかで呼んだら、自販機自体がその場所に来て、そこで買って食べれられる。なので本当にそれができると、本当にいつでもどこでも、そういうのか来てくれるっていうのでは「妖怪」かなって。」

(ヨーカイエクスプレス・日本事業開発担当 土屋 圭司さん)

▲自動運転型の「屋台」を構想中。妖怪が、美味しいラーメンを運んできてくれる。

スマホで呼んだら屋台が来て、出来立てのラーメンが、家の目の前に届く…。 近い将来、昔ながらの屋台の姿が、「ヨーカイ」に取って代わるかもしれません。

▲ヨーカイエクスプレス・日本事業開発担当 土屋 圭司さんに話を聞きました。

取材・リポート:TBSラジオキャスター田中ひとみ

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