ハリウッドザコシショウおすすめの「キテレツ大百科」のファミコンが文字通り“キテレツ”すぎる話

プレイステーション presents ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ

PlayStation®初の公式ラジオ番組として、2016年4月からレギュラー放送しているプレイステーション presents『ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ』(毎週木曜日 夜9時~)。

寝食を忘れてゲームにのめり込むほどのゲーム好きで知られるライムスターの宇多丸と、ゲームをこよなく愛する著名人をゲストにお招きし、「人生におけるゲームとの出会い」や「あのゲームとの思い出」「今オススメのゲーム」など、ゲームについて楽しく熱く語り合うトーク番組です。

第244回:お笑い芸人のハリウッドザコシショウさん後編

■ヤバいファミコンゲーム

「マイゲーム・マイライフ」のゲストは前回に引き続き、ハリウッドザコシショウさんです。ファミコン時代のゲームに詳しいザコシさん。今回も、当時にありがちなヘンテコなゲームの良さを語り尽くしてくれました。その中でも特に衝撃的だったのが、キテレツ大百科のファミコンです。


ザコシ「本当にわけわからないゲームが多いんですよ、ファミコンって。今、思い出したんですけど、キテレツ大百科っていうね」

宇多丸「はいはい、あのマンガの」

ザコシ「マンガでね、すごい親しみやすいキャラクターじゃないですか。本当に頭割れそうになるくらいヤベぇですよ」

宇多丸「ゲームで頭割れそう(笑)。キテレツ大百科だったら当然ね、子どもがコロ助で遊びたいなんつって」

ザコシ「もう本当にもう、ヤバいです」


宇多丸「どういうゲームなんですか?」

ザコシ「なんかね、急に天地が逆になっちゃったりするんですよ。で、落ちちゃったりする」

宇多丸「ああ、これもアクション系。横スクロールの、またこれだ、こういう系統だ。横スクロールの」

ザコシ「で、みよちゃん? みよちゃんがね、家にいるっていって、家に行ったら、みよちゃんが家の中でパンパンになってるっていうね……」

宇多丸「え、どういうこと?」

ザコシ「家の窓ガラスがあって、そこに、顔がパンパンになって」

宇多丸「なんかこう、なんかで大きくなっちゃって?」

ザコシ「デカくなっちゃってどうしよーっつって、それを助け出す」

宇多丸「悪夢のような(笑)」

ザコシ「面の背景も悪夢ですよ。本当これ」

宇多丸「はははははは!」


ザコシ「これヤバくないですか?」

宇多丸「今、画面を拝見してますけど、なんていうの?」

ザコシ「サイケデリック」

宇多丸「そう、サイケデリック。ピンクとかオレンジとかなんだけど、遠近感がわからないですね。なんかうまく表現できてないのか」

ザコシ「ここが穴なのか、ここが登れるのか、わからない」

宇多丸「立体表現が(笑)。これ、何を表現しているの? これヤバい!」

ザコシ「これ、子ども用じゃないですよね」

宇多丸「悪夢の(笑)」


ザコシ「色合いもおかしすぎるというか」

宇多丸「ちょっと毒々しいというかね。へえ~。みよちゃんがパンパンになってるとかね。怖すぎるぞと」

ザコシ「怖いですよ。共通するのは、無説明なんですよ」

宇多丸「出た! これ、日本のゲームだけど、洋ゲー風に無説明」

ザコシ「無説明。(中略)なんか説明なく行われるから、ついていけないんですよね。色合いもすごい。(画面を見ながら)これもヤバすぎる。矢印まみれ」

宇多丸「ははははは! これヤバいね!」

ザコシ「これ子ども時代にやってたらトラウマですよ」

宇多丸「(中略)これ、なんて表現したらいいのかわからないけど、全体がシュールレアリスムですよ。ヤバいわ、知らなかった」


もう、何を言っているのか全然わかりませんが、とにかくヤバいことだけは伝わってきます。これ、少し調べてみたのですが、夢の中で遊ぶことができる道具「夢見鏡」を壊してしまったことで、夢見鏡が暴走して悪夢の世界に引きずり込まれてしまった、という設定のようです。文字通り「キテレツ」な世界観。もしかして「キテレツ大百科」というタイトルから「じゃあキテレツな世界観にしちゃおうぜー」などというノリで作られたのでしょうか……。

 

■今回のピックアップ・フレーズ

ザコシ「ワリオと僕、似てるんですよ」

宇多丸「見た目が単純に」

ザコシ「そう単純に。ケンコバがね、マリオに似てるって言われてて、俺、ワリオに似てるって言われてる。だからちょっと親しみがあるんですよ、ワリオに」

宇多丸「はははは。そういう理由」 

文/朝井麻由美(ライター、コラムニスト)

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