「その時々での完成度を高める」 芥川賞作家の羽田圭介さん & 山村学園の「学習記録」 12月6日放送分▼石井大裕×美空×山本楽(TBSラジオ ・月曜21時~)

TOMAS presents High School a Go Go!!

「High School a Go Go!!」は、「学校」を取りまくいろいろな話題にスポットを当てて、高校生の興味ある話題や悩み、そして疑問などを直撃取材する「高校生活応援プログラム」です。ハイスクール・ア・ゴー・ゴー、通称「ハイゴー」です。

パーソナリティはTBSアナウンサーの石井大裕です。

 

スタジオは、高校2年生の美空(みく)さん、高校3年生の山本楽(やまもと・がく)さんとお送りしました。

高校生の主張

番組レポーターが各地の高校にお邪魔して、直撃インタビューをする「高校生の主張」のコーナー。新型コロナウイルスの感染防止対策をじゅうぶんに行い、高校とも時間をかけて対策について話し合ったうえで学校をお訪ねし、短時間の取材を行いました。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

今週も、埼玉県・川越市にあります「山村学園高等学校」を紹介します。

山村学園は、建学の精神に「自立した個人の育成」を、校訓に「質実」「英知」「愛敬」を掲げている学校です。今回は、山村学園の「ラクロス部」を取材しました。小林萌夏レポーターが、ラクロス部の2年生、副部長で守備はディフェンスの斎藤菜々美(さいとう・ななみ)さん 守備はアタックの酒井凜乃(さかい・りの)さん、守備はアタックの長澤星渚(ながさわ・せいな)さんにお話しを伺いました。

 

小林萌夏レポーター:山村学園の授業の特徴を教えてください。

生徒の皆さん:「山村学園は、生徒がひとり1台、タブレットを持っていて、教室にプロジェクターが取り付けられているので、授業中に黒板で動画を見て理解を深めることもできます。コロナ禍の時にはタブレットとプロジェクターを使ってオンラインやハイブリッドの授業をすることもありました」(斎藤さん) 「『学習記録の入力』というものがあります。ひとり1台のタブレットに、自分が勉強した時間や科目を入力し、それに対して担任の先生が返信やコメントを入れてくださるのでモチベーションが高まります」(酒井さん)

 

小林萌夏レポーター:皆さんの今後の進路や将来就きたい職業などを教えてください

 

生徒の皆さん:「私は将来イベントの企画に関係する仕事に就きたいなと思っています。自分が好きなアーティストのライブやイベントに行ったときに、自分もそういう企画に関わって、人を楽しませたりすることをしたいなと思いました」(斎藤さん) 「私がやりたい職業は保育士です。子供が好きなので、子供に関わる仕事がしたいなと思ったからです。大学の保育学科に行って勉強しようと考えています」(酒井さん) 「私が就きたい職業は動物看護師です。元々、動物が好きで、怪我や病気になった動物を1匹でも多く助けたいなと思ったからです」(長澤さん)

番組でご紹介した、学内にある「コンビニエンスストアの自動販売機」。生徒の皆さんのお気に入りです!

 

なんでも課外授業

「学校ではあまり教えてもらわないかもしれないこと」をゲストを招いて色々と教えてもらうコーナー。今週も芥川賞受賞作家、小説家の羽田圭介さんをお迎えしました。

羽田圭介さん

1985年生まれ。中学時代に文学に興味を持ち、高校時代から小説を書き始めて、17歳の時に小説「黒冷水」でデビューを果たし、現役高校生で「文藝賞」を受賞しました。明治大学に進学後も小説を書き続け、2つの作品を発表。卒業後、働きながら小説を書き続けたのちの2009年より小説家に専念しました。2015年、小説「スクラップ・アンド・ビルド」で「第153回 芥川賞」を受賞。主な著書に「走ル」「ミート・ザ・ビート」「メタモルフォシス」などがあります。また、執筆活動以外にも、「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」などテレビのバラエティ番組への出演のほか、TBSラジオでは、生放送のパーソナリティを1年間担当するなど、幅広い分野で活躍されています。

 

石井大裕アナウンサー:小説を書くにあたり、大切にされているのはどんなことでしょうか

 

羽田圭介さん:大切にしているのは、その時々での完成度を高めるということですかね。自分は高校3年生で小説家としてデビューし、いろいろと書いてきたのですが、例えばデビュー作とか、デビューしてすぐの頃に書いた作品、恥ずかしいやつなど、今、読んだら拙いなという作品もあるのですが、でも、数年前に書いた作品より、最初に書いた作品のほうが、読む価値があるなと思ったりもするんですよ。その違いは何かなと考ええたら、やっぱり、その作品を書いた時に、最大限考えて、最大限書き直したりだとか、その時に出来る全力を尽くしたものというのは、多少、テクニックなどは拙くても、何か残るものや光るものがあるなっていうのは、少なくとも書き手として、自分は思ったりします。「こういうものが流行りっぽいから、こういうふうにしよう」などととかってちょっとでも邪推すると、何か駄目なのかも知れないなと思いますね

 

石井大裕アナウンサー:羽田さんにとっての今後の目標を教えてください

 

羽田圭介さん:例えば、先日、銀行に用事があって行き、何か手続きをした後に、窓口のお姉さんが「いつもテレビで拝見し、応援しています」と、おっしゃってくれたんですよね。それはとてもありがたいのですが、あちこち行っても「テレビを見ました」としか言われないわけですよね。(自分にとっては)本のことを言われない限り、全く意味が無いわけですよね。ですから、状況はそんなに良くなってはいないという感じはあるので、昔の作家だったら当たり前だった「書店に本を置いてもらって、それを読んでもらう」ということは、けっこうハードルの高い目標であり続けていますね。(自分に)感想は伝わらなくても、読んでいただけたらという気持ちです。おそらく昔は、それが当たり前だったのでしょうけれど、どんどん当たり前ではなくなってきているので

羽田圭介さんの最新作のお知らせです。先週の金曜日、11月26日に、主婦と生活社から「三十代の初体験」が発売されました。定価:1650円です。31歳から34歳まで4年間かけて挑んだ数々の「初体験」について書かれた一冊です。お近くの書店、アマゾンなどの書籍販売サイトでお買い求めください。こちらのご本、高校生はもちろん、羽田さんと同じ歳の石井大裕、興味津々の様子でした。

番組は下記のバナーをクリックして、radikoのタイムフリーでお聴きください!放送後1週間以内、聴くことが出来ます!

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