『世の中は自分がおもしろいことがわかってない』。オークラさんの自意識とコメディの日々

TBSラジオで月~金曜午後10時~11時55分に放送中の「アシタノカレッジ」。
12月3日の放送回では、脚本家で放送作家のオークラさんをお迎えしました。
お2人は以前、オードリー若林さんとの3人で対談したことがあります。オークラさんは砂鉄さんの本を読み、この人と対談してみたいと感じてオファーしました。そこで「ツイート禁止」にするほどのトークをした2人。今日はいったいどんなお話を聴けるのか…!
初めに気になったのは、オークラさんの肩書きについて。自分のことを放送作家でなく「ハイパーメディアクリエイター」と言いたいオークラさん。放送作家のできることは意外と少なく、もっと自分で責任を持って作りたいという熱い思いからだそう。
初めての著書で『自意識とコメディの日々』という自伝本を出せれましたが、今回のテーマとなっている自意識について、お2人の共通点が、またもや学生時代に運動部の補欠同士!その時に自分を客観視する自意識が育ったそうです。ナイス補欠!
今回、なぜ自意識をテーマに本を書いたのか。それは、芸人がほぼこれを持っているからだそう。自分が1番おもしろいと思いながらも、なかなかそう上手くはいかない。オークラさんがお笑いをやる時にも、そんな自意識との葛藤があり、「世の中は自分がおもしろいということがわかってない」と感じていたとか。
さらに、おもしろい番組企画についても伺いました。それは「本当におもしろい企画は成立だけではなく不成立の中にある」ということ。1つの企画をつきつめるとどれも同じ形になり、似たような番組になってしまう。どうすれば自分たちの番組が創れるのかと考えたとき、みんなが予定していたAに向かっているところが、Bに変わっていくとオリジナルになる。その成立と不成立のバランスで良いものになるのだそう。
「砂鉄さんの顔を見ていると、安いことを言ったら馬鹿にされるんじゃないかと…」と言いながら正直なお笑い論を語ってくれたオークラさん。他にも、お笑いコンテンツの中のラジオのポジション、芸人の上下関係論、番組構成について思うことなど伺いました。
番組では、みなさんからのメッセージをお待ちしています!
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