小説家を目指すのなら「本を読んだほうが良いよ!」 芥川賞作家の羽田圭介さん & 山村学園の「ラクロス部」 11月29日放送分▼石井大裕×美空×山本楽(TBSラジオ ・月曜21時~)

TOMAS presents High School a Go Go!!

「High School a Go Go!!」は、「学校」を取りまくいろいろな話題にスポットを当てて、高校生の興味ある話題や悩み、そして疑問などを直撃取材する「高校生活応援プログラム」です。ハイスクール・ア・ゴー・ゴー、通称「ハイゴー」です。

パーソナリティはTBSアナウンサーの石井大裕です。

 

スタジオは、高校2年生の美空(みく)さん、高校3年生の山本楽(やまもと・がく)さんとお送りしました。

高校生の主張

番組レポーターが各地の高校にお邪魔して、直撃インタビューをする「高校生の主張」のコーナー。新型コロナウイルスの感染防止対策をじゅうぶんに行い、高校とも時間をかけて対策について話し合ったうえで学校をお訪ねし、短時間の取材を行いました。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

今週と来週、ご紹介するのは、埼玉県・川越市にあります「山村学園高等学校」です。

山村学園は、建学の精神に「自立した個人の育成」を、校訓に「質実」「英知」「愛敬」を掲げている学校です。今回は、山村学園の「ラクロス部」を取材しました。小林萌夏レポーターが、ラクロス部の2年生、副部長で守備はディフェンスの斎藤菜々美(さいとう・ななみ)さん 守備はアタックの酒井凜乃(さかい・りの)さん、守備はアタックの長澤星渚(ながさわ・せいな)さんにお話しを伺いました。

 

小林萌夏レポーター:ラクロスという競技、そして、こちらの活動内容について教えてください

生徒の皆さん:「皆さんが想像するよりも、速くてよく走るスポーツです。これまでは男女でルールが異なり、人数が違いましたが、今年から10人制になりました。2028年のロサンゼルスオリンピックで競技になることを目指しています。山村学園ラクロス部の伝統は、練習用のビブスを代々引き継いでいくことです。もう一つは、名物メニューの『夏の水風船ラクロス』があります。夏のきつい練習を乗り越えてきて、最終日に、遊びでは無いのですが、部員皆でボールの代わりに水風船を使い、息抜きというか、お疲れ様というか、楽しめるために水風船ラクロスをやっています」(酒井さん) 「ラクロスは、クロスでボールを繋いでそのままゴールに運び、シュートで得点を競うスポーツです。山村学園ラクロス部のチーム名は『リバティーズ』です。リバティーズの頭文字の『L』を取って、指でLを作って写真を撮ることが多いです」(斎藤さん) 「山村学園のラクロス部は部員数が29名で、基礎練習はもちろん、対人の練習時間を多く取り、試合に繋がるような練習を心がけています」(長澤さん)

 

小林萌夏レポーター:ラクロス部の今後の目標を教えてください。

生徒の皆さん:「『人数が多い』という点を生かし、互いに高めるチームにしたいと思っています。楽しむ時も真剣な時も全力で行動できる、メリハリのあるチームにしたいです」(長澤さん) 「目標は9年ほど前に、先輩方が全国大会で2位になった実績があるので、私達もそこを目指して頑張りたいです」(酒井さん)

 

なんでも課外授業

「学校ではあまり教えてもらわないかもしれないこと」をゲストを招いて色々と教えてもらうコーナー。芥川賞受賞作家、小説家の羽田圭介さんをお迎えしました。

羽田圭介さん

1985年生まれ。中学時代に文学に興味を持ち、高校時代から小説を書き始めて、17歳の時に小説「黒冷水」でデビューを果たし、現役高校生で「文藝賞」を受賞しました。明治大学に進学後も小説を書き続け、2つの作品を発表。卒業後、働きながら小説を書き続けたのちの2009年より小説家に専念しました。2015年、小説「スクラップ・アンド・ビルド」で「第153回 芥川賞」を受賞。主な著書に「走ル」「ミート・ザ・ビート」「メタモルフォシス」などがあります。また、執筆活動以外にも、「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」などテレビのバラエティ番組への出演のほか、TBSラジオでは、生放送のパーソナリティを1年間担当するなど、幅広い分野で活躍されています。

 

美空さん:書くことって、ものすごく時間がかかるようなイメージがあるのですが、だいたい、どれくらいのペースで書かれること多いですか

羽田圭介さん:最近は、「400字詰め原稿用紙200枚くらい」の作品は、最初の2か月から3ヶ月とかで書いて、時間を置いて直しますね。どれくらい直すのかとか、冷静になる時間をどれくらい設けるかですけれど、最初から最後までは、昔ほど時間は掛からなくなりました。けれど、作品によっても違うのであまり参考にならないかも知れませんね。(作品の構想は?)書きたいシーンなどを思い浮かべたら、それを成立させられるような舞台設定だけを考えて、設定が固まったら、そこから、なるようになってゆくという感じの作り方ですね。(誰かにその方法を教わったのですか?)いや、教わっていないですね。皆さん、そうじゃないですか。料理が好きだったら、好きな味を再現するために(調理してみる)とか、そういう感じだと思うんですね

 

石井大裕アナウンサー:小説家を目指す、小説家になりたいとう高校生たちにアドバイスを送るとしたら、どんなメッセージでしょうか

羽田圭介さん:「本を読んだ方が良いよ」としか言えないですよね。やっぱり、教室に通って教わることでもないと思うんですよ。例えば、「この小説家に憧れている」けれど、自分が書いてしまう文章では全く違ったものが生み出されるというのは、自分の人生や生理的な何かに根付いていたりするんですね。でも、それは、誰かの作品に憧れたりだとか、小説の何かベーシックみたいなものがわかって、その人なりに何か噛み砕いていないと出てこないと思うので。たまにいらっしゃるのですが、講演会の質疑で「小説家になるにはどうすれば良いですか」と言われて、「どういう作品が好きですか」と質問すると、「あまり小説は読まないんですけど」と答える方が、けっこうな頻度でいるんです(笑)。シンプルな答えなのですが、小説を読んだ方が良いよというアドバイスですね

羽田圭介さんには、影響を受けた作家や作品のことなども伺いました。

羽田圭介さんの最新作のお知らせです。先週の金曜日、11月26日に、主婦と生活社から「三十代の初体験」が発売されました。定価:1650円です。31歳から34歳まで4年間かけて挑んだ数々の「初体験」について書かれた一冊です。お近くの書店、アマゾンなどの書籍販売サイトでお買い求めください。こちらのご本、高校生はもちろん、羽田さんと同じ歳の石井大裕、興味津々の様子でした。

番組は下記のバナーをクリックして、radikoのタイムフリーでお聴きください!放送後1週間以内、聴くことが出来ます!

ツイート
LINEで送る
シェア
ブクマ