「パラリンピックを心から楽しめる人は成功する可能性が高いのでは」車いす陸上のレジェンド 花岡伸和さん & 聖ドミニコ学園の素敵な「聖堂」 11月22日放送分▼石井大裕×美空×嘉蓮(TBSラジオ ・月曜21時~)

TOMAS presents High School a Go Go!!

「High School a Go Go!!」は、「学校」を取りまくいろいろな話題にスポットを当てて、高校生の興味ある話題や悩み、そして疑問などを直撃取材する「高校生活応援プログラム」です。ハイスクール・ア・ゴー・ゴー、通称「ハイゴー」です。

パーソナリティはTBSアナウンサーの石井大裕です。

 

スタジオは、高校2年生の美空(みく)さん、高校2年生の嘉蓮(かれん)さんとお送りしました。

高校生の主張

番組レポーターが各地の高校にお邪魔して、直撃インタビューをする「高校生の主張」のコーナー。新型コロナウイルスの感染防止対策をじゅうぶんに行い、高校とも時間をかけて対策について話し合ったうえで学校をお訪ねし、短時間の取材を行いました。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

今週も、東京都世田谷区にあります「聖ドミニコ学園中学・高等学校」を紹介します。

聖ドミニコ学園は、教育理念に「真理を求め自由に生きる」を掲げていて、2019年度からは、教育に「Sustainability(持続可能性)」「Design(デザイン力)」「Connect(つながる)」の3つの概念を取り入れています。

今回は「聖ドミニコ学園」の「管弦楽部」を取材しました。高校2年生の「部長(打楽器担当)」と「副部長(バイオリン担当)」、そして高校1年生の「金管・打楽器セクションリーダー」のお三方に、白井京子レポーターが伺いました。

白井京子レポーター:皆さんにとっての聖ドミニコ学園の施設の自慢や、授業の特徴などを教えてください

生徒の皆さん:「構内にある『聖堂』の、学校とは思えないような素敵な雰囲気がとても大好きです」(部長) 「宗教の授業があります。聖書を読み解くだけではなく、人との関わりや愛情を持つことなど考えさせられるトピックをたくさん学んでいます。テストもあります。聖書に出てくるイスラエルの歴史などの暗記科目や、自分の心で考える社会問題などの記述問題があります」(副部長) 「聖堂の中にあるステンドグラスがとても綺麗です。光が差し込んだ時にステンドグラスがキラキラしているのが、私は一番好きです。フランス語の授業が特徴です。フランス語は中学校では必修で、高校生からは、数学とフランス語のどちらかを選ぶ選択授業に変更されます」(セクションリーダー)

 

白井京子レポーター:皆さんの将来就きたい職業や夢を教えてください

生徒の皆さん:「まだ、明確なものは何も決まっていないのですが、将来、人が何か傷ついている時に、さっと話を聞けるような人になりたいと思っています」(部長) 「私は、まだ将来についてはっきりとは決めていないのですが、小・中・高とずっとこの学園で過ごしてきて、大学生から新しい人間関係の輪が出来て、そこで学ぶことも多いと思うので、楽しみにしています」(副部長) 「将来は教育系の方向に進みたいと思っています。まだ、明確な職業は決まっていないのですが、勉強がやりたくても出来ない、様々な事情を抱えている方に勉強が出来る環境を作るなど、いろいろ力になれる職業に就きたいなと思っています」(セクションリーダー)

 

なんでも課外授業

「学校ではあまり教えてもらわないかもしれないこと」をゲストを招いて色々と教えてもらうコーナー。今週も、車いす陸上競技のレジェンド、日本パラ陸上競技連盟副理事長の花岡伸和さんをお迎えしました。

花岡伸和さん

昭和51年(1976年)生まれ、大阪府のご出身です。高校3年生の時にバイク事故で脊髄を損傷し、車いすでの生活を送るなか、入院生活中に出会った「車いすマラソン」に衝撃を受けて、パラアスリートの道を志しました。厳しい練習を経て頭角を現し、「パラリンピック」には「車いすマラソン」で2度出場。2004年の「アテネ大会」では日本人トップの「6位入賞」、2012年の「ロンドン大会」では「5位入賞」と、2度の入賞を果たすなど、輝かしい成績を収めました。現在は、パラ陸上のクラブチームを立ち上げて指導者として活動するほか、日本パラ陸上競技連盟の副理事長を務めています。また、手で自転車を漕ぐ競技「ハンドサイクル」にチャレンジするなど新たな挑戦を続ける、車いす陸上競技のレジェンドであり、トップアスリートです

 

石井大裕アナウンサー:東京パラリンピックの開催により、パラスポーツの未来はどう考えられますか

花岡伸和さん:スポーツというものの考え方が、もっと幅広くなってもいいのかと思うんですよね。スポーツって、汗水たらして勝ち負けを競うもんだというようなイメージがすごく強いと思うんですが、スポーツの語源でラテン語の「デポルターレ」という言葉があって、「荷物を下ろす」という意味もあり「日常から離れて遊びましょう」といったイメージがあるんですよね。でも、オリンピック選手やパラリンピック選手って、大きなプレッシャーを感じていたりとか、それに潰れたりということが現実的にあります。そうではなくて、スポーツって、皆で楽しく幸せになるもんですよねという、たとえ体が動かなくても(スポーツで)幸せになれるんだというようなことを、もっともっと広めていきたいです。例えば、障害のある人が「eスポーツ」をしたっていいと思うんですよね。スポーツの舞台は障害のあるなしは、あまり関係ないですね。そういったところで、例えば寝たきりの世界チャンピオンが生まれるかもしれないという可能性が出てきますよね

石井大裕アナウンサー:花岡さんはいろいろな活動をされる中で「ポテンシャル・ミーツ・ユー 可能性に会いに行こう」という講演活動もされていますね

花岡伸和さん:この取り組みは、コロナで修学旅行が無くなってしまった学校に向けて、「修学旅行のようなことが出来ないかな」という旅行会社の方との話の中で生まれてきたことです。僕自身も学校に(講演に)行かせていただいて、取っ掛かりは、やはりスポーツが良いかなということで、部活動をしている子供たちに向けて講演活動をして、その後、一緒に(パラ競技の)ボッチャを一緒にやったり、そうやって交流を深めています。そういう中で、彼らが自分自身の可能性に気づいてくれたら嬉しいなという取り組みなんですが、実は、逆に僕が皆の可能性に気付きました。45歳になって、若い子供たちを目の前にすると、本当に「可能性の塊」だなと思うんですよね。反応は、やっぱり、すこぶる良いですね。だんだん、障害者という存在に対するイメージも変わってきているのではと思いました。昔は、歩けなくて車椅子乗っていると「かわいそう」みたいなイメージが強かったと思うのですが、僕みたいなこういう「よう喋るおっちゃん」を目の前にすると、「この人、なんか幸せそうに生きてるな」というのを、ストレートに受け止めてくれるのが今の若い子かなって思うんですよね。パラリンピックの選手たちというのは、出来ないことがあるけれど、出来ることを見つけてやっているわけですよね。それは、健常者と同じことは出来ないけれど、「成功しているよ」という例だと思うんですよ。パラリンピックを心から楽しめる人って成功する可能性が高いのではないかなと僕は思うんですよね

花岡さんには、現在、取り組まれている「ハンドサイクル」のことも伺いました。さらに、花岡さんにお持ちいただいた「競技用の車いす」に嘉蓮くんが試乗させてもいらいました。

番組は下記のバナーをクリックして、radikoのタイムフリーでお聴きください!放送後1週間以内、聴くことが出来ます!

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