バンドネオン奏者、小松亮太さんに聞く「昭和のタンゴブーム」

サンスター 文化の泉 ラジオで語る昭和のはなし

今回は「昭和のタンゴブームのはなし」と題してお送りしました。

スタジオにお迎えしたのは、バンドネオン奏者の小松亮太さんです。

 

小松亮太さんは昭和48年生まれ、東京・足立区のご出身です。お父様はタンゴのギタリストでアレンジャー、お母様はタンゴのピアニストという音楽環境の中、様々な音楽を聞いて育ちました。中学2年生の時、「バンドネオン」というタンゴに欠かせない楽器と出会います。その後、独学でバンドネオンやタンゴについての探究を重ね、平成10年にCDデビュー。現在に至るまで25枚以上のアルバムをリリースされるなど、バンドネオンの第一人者として、ライブやコンサートを展開するほか、TBSテレビの長寿人気番組「THE世界遺産」のオープニング曲「風の詩」など、作曲家としても精力的に活動されています。

バンドネオンはドイツで生まれた楽器です。生まれたのは1890年頃という説があります。それがアルゼンチンに伝わります。ブエノスアイレスに集まってきた移民たちが作った音楽が、タンゴです。一見、アコーディオンに似ていますが、鍵盤が無いのが特徴です。その後、ドイツからアルゼンチンに渡ります。一方、貿易港して栄えていたアルゼンチンのブエノスアイレスでは、国策で海岸移民を受け入れていました。そんな時代、新しい音楽としてタンゴが生まれたのです。タンゴは、やがてバンドネオンと融合、バンドネオンと結びついたことで、タンゴは特徴づけられてゆくのです。

タンゴは1900年代、世界的にヒットし、日本にタンゴブームが押し寄せたのは、昭和初期のことでした。その大きな要因は、大正14年のラジオ放送の開始でした。 昭和4年には東京・赤坂にタンゴのダンスホールが開店、やがてダンスホールブームが到来します。戦前には、全国の主要都市に50を超えるくらいのダンスホールがあったそうです。その人気は昭和30年代にピークに達します。

番組では、そんな、日本におけるタンゴの変遷を、時代を彩った様々なナンバーを聴きながら、小松さんにお話しいただきました。さらに、小松さんには、お持ちいただいたバンドネオンで、演奏も披露していただきました。

さらに、日本におけるタンゴブームの立役者となったタンゴ界のスーパースターで、「タンゴの女王」と呼ばれた藤沢嵐子(ふじさわ・らんこ)さんのお話しもたっぷり伺いました。

 

小松亮太さんの著書「タンゴの真実」は、旬報社から。定価:4400円で販売中です。お近くの書店、インターネットの書籍販売サイトなどでお買い求めください。

番組は、放送終了後から一週間、「radiko」のタイムフリーでお聴きいただけます。下記のバナーをクリックしてください!

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