【とにかく壁紙の話】先取り壁紙マスター:リリカラ その1

赤江珠緒たまむすび/金曜たまむすび

「金曜たまむすび」内、14時30頃から放送している「ヤヨイ化学presentsとにかく壁紙の話」。今回は壁紙メーカーさんに最新・オススメの壁紙について聞く「先取り壁紙マスター」。より快適に、より癒しの空間を目指して日々、進化している壁紙について、インテリアメーカー「リリカラ株式会社」の常務、北村和久さんにお話を伺います。

コロナ禍でますます関心が高まっている壁紙ですが…なんと「リリカラ」は、創業100年を超える老舗企業。でも創業当時の明治時代は、主に文房具も売っていたそうですね?

創業は小田原で1907年、明治40年ですから今年で114年です。創業当時は荒物雑貨商から始めていて、取り扱う商品の中にふすま紙や表装材料と一緒に和洋紙やえんぴつ、インクなどの文房具も売っていたようです。(北村さん)

その後、お客さんから「家具も売ってよ」と言われたことが転機となったそうですね?

不満あるところに需要アリ…ということだったんでしょうか?昭和37年にインテリア部門と文房具部門を企業向けに分けて、オフィス用家具販売配達を本格化させました。(北村さん)

そういった背景があったんですね。「リリカラ」は、壁紙で初の「グッドデザイン賞」を獲得しているんですよね?

「グッドデザイン賞」は1987年、いまから34年前に業界で初めて受賞しました。(北村さん)

「リリカラ」さんは、東京・新宿に「東京ショールーム」があって、大きな面積に貼った壁紙を実際に見たりできるそうですね?

「東京ショールーム」には、「リリカラ」ブランド製品およそ4500点を展示しています。壁紙は1m80cmの大きなパネルにはめ込んで、全商品を展示しています。きっとお部屋に貼ったイメージをつかめると思います。また今年から、オンラインでの相談も受け付けております。(北村さん)

さて、「リリカラ」では、日本を代表する装飾文様、伊勢型紙からインスパイアされた「kioi(紀尾井)」というオリジナルの壁紙を世に送り出しているそうですね?

東京都千代田区紀尾井町にある江戸の伊勢型紙美術館に所蔵されている伊勢型紙をデザインのバックグラウンドに持ったブランドで、これぞ和モダン!といったデザインの商品です。紀尾井町はその名の通り、紀州徳川家、尾張徳川家、彦根井伊家の武家屋敷の跡地で、kioiの名前もここから頂いています。伊勢型紙は柿渋和紙に彫刻をした着物や浴衣の文様を染める原盤のことで、江戸時代に飛躍的に発展を遂げた歴史があります。「リリカラ」ではこのブランドを立ち上げて、今年で10年になります。(北村さん)

和モダンなデザインが特徴の「kioi」シリーズには、どんな柄があるのでしょうか?

初代・市川團十郎が着装した三升紋や、初代・佐野川市松が舞台で用いて大流行した市松文様など、江戸時代の歌舞伎役者にゆかりのある柄や縞、麻の葉つなぎなどの幾何学文様、菊や桜、楓といった植物、雪の結晶や水輪など自然のモチーフを写し取った柄があります。(北村さん)

まぁ、みなさん。市松文様っていうのは分かると思いますが、三枡は3つの枡がモチーフになったり、矢鱈はみなさん、バーコードと思って頂けたらわかりやすいかと。…まぁそう言っちゃうと台無しですけど(笑)。ただ、こういった柄を普通に取り入れるときにコツはありますか?

住宅での使用でしたら是非、リビングに使って欲しいです!広い空間で無地ライクな小紋柄や、無地シリーズと一緒に大柄の文様をアクセントで使うコーディネートに是非、チャレンジして頂きたいです。
でもまだちょっとそこまでは…という方はプライベートな空間の寝室で、壁の一面やベッドヘッドに貼って頂くと、ホテルのようなキレイな空間に仕上がります。(北村さん)

江戸の粋を感じることができる「kioi」、要チェックです。
次回は、あったらいいなを叶えてくれる機能性壁紙について伺います!

『壁紙川柳』や『壁紙にまつわる疑問・質問』なども引き続き募集しています!
宛先:kabegami@tbs.co.jp

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