学業と役者を両立 歌舞伎俳優の中村歌之助さん & 聖光学院高等学校 「聖光祭」の画期的な試み 11月1日放送分▼石井大裕×美空×山本楽(TBSラジオ ・月曜21時~)

TOMAS presents High School a Go Go!!

「High School a Go Go!!」は、「学校」を取りまくいろいろな話題にスポットを当てて、高校生の興味ある話題や悩み、そして疑問などを直撃取材する「高校生活応援プログラム」です。ハイスクール・ア・ゴー・ゴー、通称「ハイゴー」です。

パーソナリティはTBSアナウンサーの石井大裕です。

 

スタジオは、高校2年生の美空(みく)さん、高校3年生の山本楽(やまもと・がく)さんとお送りしました。

高校生の主張

番組レポーターが各地の高校にお邪魔して、直撃インタビューをする「高校生の主張」のコーナー。新型コロナウイルスの感染防止対策をじゅうぶんに行い、高校とも時間をかけて対策について話し合ったうえで学校をお訪ねし、短時間の取材を行いました。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

今週と来週、ご紹介するのは、横浜市にあります、聖光学院中学校・高等学校です。聖光学院は、建学の精神に「カトリック的世界観にのっとり、人類普遍の価値を尊重する人格の形成、あわせて、高尚、かつ、有能なる社会の成員を育成する」を掲げている学校です。聖光学院といえば、おととし、学園祭である「聖光祭」にお邪魔して、公開収録をさせてもらいましたね。

今回は、聖光学院の「聖光祭実行委員会」を取材しました。

大学生レポーターの小林萌夏さんが「聖光祭実行委員会」のメンバー(高校2年生)にお話しを伺いました。今回、取材に協力してくれたのは、実行委員長の大下さん、食品部門長の内田さん、食品部門の赤星さん、SDGsフードアンバサダー店長担当の小野さんの4名の皆さんです。

小林萌夏レポーター:今年の聖光祭について教えてください

生徒の皆さん:「今年度は、10月2日・3日・4日の3日間に分けて開催しました。今年度は、オンラインでの予約制度を使って、予約をした方にご来場いただくという形で開催しました。今年度のスローガンは『soar』というのは、英語で『舞い上がる』という意味があります。今回、コロナ禍での開催となったため、生徒ひとりひとりが舞い上がり、聖光祭を盛り上げていくという意味でぴったりなのではないかということで、このスローガンに決定しました」(大下さん) 「今年から食品の予約システムと、電子決済のシステムをやらせていただきました。技術専門の生徒がシステムを1から作り上げてくれて、今年、初めて導入しました。(決済は)PASMOやSuicaの交通系などの交通系ICや、クレジットカードにも対応しています」(赤星さん)

小林萌夏レポーター:今年の聖光祭の特徴を教えてください

生徒の皆さん:「SDGsフードアンバサダーという企画です。新型コロナウイルスの影響により、人の移動が極端に減少し、売り上げなどが大幅に落ちてしまったお土産屋さんや地元のメーカー、販売所などの商品を買い取って販売することにより、地域の経済活性化や、都会に住む来場者の方々に、地域の美味しい食べ物を提供することなどを目標とした企画です。なるべく高い値段で買い取って、先方にちゃんとした対価を渡すことが大事ですし、都会の人々に喜んでもらうという点においては、地域の様々な美味しいものをなるべく安価な値段で提供することが大事だと考えたため、その両立の難しさや、商品を選ぶ際に、選定方法が不明瞭だと不公平が生じてしまったりするので、いかにその店舗や地域がコロナ禍で大変であるか、聖光祭の来場客が買いたいと思うような商品がどれなのかを探すのが大変でした」(内田さん) 「当日は、例えば京都の生八つ橋やわらび餅、山梨県のジャムだったり、鹿児島県の白くまというアイスクリームを長時間の保存がきくようにプリンにしたものなど、地元の名産品をそのまま売りました。京都の生八つ橋やわらび餅が特に売れ行きが良かったですね。(店長としては)聖光のSDGsフードアンバサダーという名前だけでは、お客さんに、いったい、何の商品を売っているのかということが、名前だけではわからないので、宣伝に特に力を入れました。ポスターを学校中に貼ったり、店員全員が商品をしっかりと説明できるように、(商品の)ホームページの商品情報をくまなく見ました。また、商品情報などの注意点をまとめたものを店員に配ったりもしました」(小野さん)

 

なんでも課外授業

「学校ではあまり教えてもらわないかもしれないこと」をゲストを招いて色々と教えてもらうコーナー。今回は、歌舞伎俳優の中村歌之助さんをお迎えしました。

中村歌之助さん

2001年生まれ。お父様は、歌舞伎俳優の、八代目中村芝翫さん、お母様は女優の三田寛子さんです。おじい様が人間国宝の七代目中村芝翫さん、2人のお兄様、橋之助さんと福之助さんも歌舞伎俳優という環境で育ち、2004年に3歳で初舞台を踏まれました。その後、歌舞伎座や平成中村座など、様々な劇場に出演、2016年にお父様やお兄様と一緒に、4人で同時に襲名披露が行われた歌舞伎座の「一谷嫩軍記」「熊谷陣屋」の駿河次郎ほかで、四代目中村歌之助を襲名しました。2019年にはハワイ公演「ホノルル歌舞伎~日系移民150周年事業~」に出演、次代を担う、若手の歌舞伎俳優として注目されています。また、大学2年生として、学業と俳優活動を両立されています。

 

石井大裕アナウンサー:お父様は中村芝翫さん、お母様は三田寛子さん、そして三兄弟でいらっしゃいますね

中村歌之助さん:はい。僕と一番上の兄が6歳、真ん中の兄が4歳、それぞれ離れています。幼い頃から仲良かったですね。皆さんが仮面ライダーやプリキュアとかで遊ぶように僕たちは3人で、お芝居ごっこで遊んでいました。(3人での芝居ごっこは)自動的に役も決まってきますから、今考えたら恐れ多いような(歌舞伎の)役を、自分たちで自由に家の中でやっていました。もう一つは、小さい時から母がお芝居を間近で見せてくれる環境を作ってくれていて、母や父も強制せずに導いてくれたので、僕たちも今、「嫌がらずに」というか、自分たちが(歌舞伎や芝居が)好きという気持ちで来ています。歌舞伎役者としてやっていくということを自覚したのは、やっぱり(中村歌之助を)襲名の時ですね。襲名の時期が中学から高校に上がる段階でもあったので、父(中村芝翫さん)にも「これからどうするんだ」ということを言われました。僕も兄たちも皆、歌舞伎をやりたいという気持ちがありました。やるからには、お仕事としてやらなきゃいけない部分があるし、やっぱり役者というのは、お客様が僕たちの演技にお金を払ってくださるのはもちろんですが、お客様はそういう時間、自分たちの自由な時間に、僕たちにお金を払っていただいているわけですから、演技はもちろん、その空間がどういうものかということを理解しなさいと言われました

石井大裕アナウンサー:高校での学生生活はいかがでしたか

中村歌之助さん:僕が小さい時から、周りの友達にも歌舞伎を理解してくれたり、興味を持ってくれる人が多くいて、そういった面では、周りも気兼ねなく接してくれていたので、ある意味、学校という場が、仕事とは別に唯一、素でいられる部分でした。襲名の時にとても忙しくて、父にも「本当に無理はするな」と言われていた中で、どこか息抜きをする場が無いとおかしくなってしまうなと感じたので、あえて僕は学校に行くようにしていて、学校で友達と接することで、例えばその時に抱えていたとてもシリアスになってしまった部分を一回、開放してあげないと、どうしても行き詰まってしまいます。お芝居がある中でも、出来るだけ学校に行って友達と会って友達と接することによって、例えば僕たちは女形をやる時の女性の仕草を参考にしたりなど、日常を大事にすることが僕たちも、自分の色を作る上でとても大切なことでもあると考えています

現在上演中、中村歌之助さんご出演の「吉例顔見世大歌舞伎」は、今月26日・金曜日まで、東京・銀座の歌舞伎座で上演中です。チケットのお求めはパソコン・スマートフォンからは「チケットWeb松竹」、そして、電話では「チケットホン松竹」0570 000 489までどうぞ。

中村歌之助さんには、父親であり師匠でもある中村芝翫さんへの思いもたっぷり伺いました。

番組は下記のバナーをクリックして、radikoのタイムフリーでお聴きください!放送後1週間以内、聴くことが出来ます!

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