地球温暖化の危機、皆で考えましょう 科学者・発明家で東大生の村木風海さん & 大宮開成高校の学習の特徴は? 10月11日放送分▼石井大裕×美空×嘉蓮(TBSラジオ ・月曜21時~)

TOMAS presents High School a Go Go!!

「High School a Go Go!!」は、「学校」を取りまくいろいろな話題にスポットを当てて、高校生の興味ある話題や悩み、そして疑問などを直撃取材する「高校生活応援プログラム」です。ハイスクール・ア・ゴー・ゴー、通称「ハイゴー」です。

パーソナリティはTBSアナウンサーの石井大裕です。

 

スタジオは、高校2年生の美空(みく)さん、そして高校2年生の嘉蓮(かれん)さんとお送りしました。

高校生の主張

番組レポーターが各地の高校にお邪魔して、直撃インタビューをする「高校生の主張」のコーナー。新型コロナウイルスの感染防止対策をじゅうぶんに行い、高校とも時間をかけて対策について話し合ったうえで学校をお訪ねし、短時間の取材を行いました。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

今週も埼玉県にあります「大宮開成中学・高等学校」を紹介します。

大宮開成は、校訓に「愛・知・和」の3つの精神を掲げていて、埼玉県内で有数の進学校として、受験生にも非常に人気が高い学校です。

今回は、大宮開成高校の「アーチェリー部」を取材しました。

アーチェリー部の男子部長で高校2年生の青砥正旺(あおと・まさあき)さんと、女子部長で高校2年生の中田早映(なかだ・さえ)に、片桐千晶レポーターがお話しを伺いました。

片桐千晶レポーター:大宮開成の学習の特徴を教えてください。

生徒の皆さん:「小テストは多いですね。毎週月曜日、数学、英語、古典単語など思いくだけでも三つ以上あります。(先取り授業もしているそうですね?)授業の進みが早い学校で、そのぶん、サポートもしっかりしてくれているのですが、高校1年生の時点で『数学2B』が終わったので、その後は演習に費やすことができます」(青砥さん) 「月に1回、学習する『愛・知・和ラーニング』があります。講座が用意されていて、その中から自分たちが希望するものを選んで受けることができます。例えば、パラリンピックの種目、ボッチャを実際に体験出来たりとか、あとは化学専門の先生ならば、普段の授業では学べない、ちょっと面白くて興味深い実験なども行ってくださいます」(中田さん)

 

片桐千晶レポーター:お2人の今後の進路、将来なりたい職業を教えてください

生徒の皆さん:「世界史が好きで、特に西洋史が好きなので、大学では西洋史学科に進みたいなと考えています。西洋史学科に行ったら、一番に思いつくのは世界史の教員ですかね」(青砥さん) 「自分はまだ、具体的に『これになりたい』という職業は決まっていないのですが、大学に進学し、出来れば法学部に入って、法律に携わる仕事に就けたらと、なんとなく思っています」(中田さん)

 

なんでも課外授業

「学校ではあまり教えてもらわないかもしれないこと」をゲストを招いて色々と教えてもらうコーナー。今週も、化学者、発明家で東京大学3年生の村木風海(むらき・かずみ)さんをお迎えしました。

村木風海さんは、小学4年生の時に、「ホーキング博士」の本を読んだことをきっかけに「火星に住む」ことに興味を抱き、「二酸化炭素の研究」を始めました。中学2年からは、二酸化炭素の研究を活かして、「火星に行くための研究」と「地球を守るための研究」を行っています。2017年には、村木さんの研究が、総務省の「異能vatio 破壊的な挑戦部門」に本採択されました。これまでの研究実績をもとに、2019年、東京大学に合格し、理科 I 類に入学。一般社団法人「CRRA 炭素回収技術研究機構」を立ち上げ、代表理事・機構長として、研究・開発を行っています。また、雑誌「フォーブス」の「世界を変える、30歳未満の日本人」に選ばれるなど、若き化学者として注目されています。著書に「火星に住むつもりです 二酸化炭素が地球を救う」があります。

 

石井大裕アナウンサー:村木さんは、どんな高校時代を送りましたか

村木風海さん:まず高校2年生の時にイノベーションに採択されて人生が変わったようなもので、研究者としては本当に一番の転機だった時期です。今、高校生の頃を振り返って思うと、高校生って、結構、心の中が不安な時期だと思うんですよ。中学生の時と違って、進路を本当に決めなければならないから、いちばん不安ですよね。僕も(当時)本当に不安で、そもそも大学行こうかどか迷っていて、とにかく研究がやりたかったんですよ。心がちょっと荒れてた時期なんですけど、そんな中で、やっぱり、あえて「勉強しなきゃいけない」とか「何とかしなきゃいけない」というのが強くなる中で、好きなことだけはやっぱり、あえて時間を取ってやってほしいです。僕は当時を振り返って、すごく辛かったですけれど、その中でもあえて好きなこと、研究もそうですし、演劇部や化学部もやって部活も本当に打ち込んだから今があるのかなと考えています。これからいろいろ辛いかも知れないけれど、好きなことをあえて忘れないで欲しいです」

石井大裕アナウンサー:今、世の中では二酸化炭素の問題が大きなニュースになっていますね。この状況、村木さんから見てどのように感じていらっしゃいますか

村木風海さん:やっとスタートラインに立てたかなと感じています。温暖化のタイムリミットって2030年で、あとたった8年ちょっとなんです。2030年までに世界中でおよそ330億トンの二酸化炭素を減らさなければならないのですが、これは、全人類の体重を合わせた重さの88倍くらいなんです。それが、全部、森などに吸収されるわけではなくて、あと8年で世界中の二酸化炭素を出している量を今の半分まで減らさないと、物理的に温暖化が止まらないんですよ。実は温度がこれから先、上がってゆき、200年前の産業革命の頃から比べて1・5度から2度上がった世界のどこかで、ドミノ倒しのように悪影響が続いてしまい、立ち直れなくなってしまうポイントがあるという予測がされています。例えばロシアのシベリアの永久凍土ですね。そこに、二酸化炭素の28倍、温暖化を起こしやすいメタンのガスが溜まっているのですが、氷が溶けてしまうと(ガスが)出てくるんですよ。出てくると二酸化炭素を28倍も起こしやすいですし、二酸化炭素と違ってメタンを集める方法がないんですね。一度出たらおしまいなんです。そのためには「あと8年で半分」という話なんです。そうしないと、どんな生活になるかというと、世界中の全部の乗り物を止めて、だいたい20%減るんですよ。(それでも20%。50%減らすには、どうすればいいですか?)減らすだけでは、もう不十分で間に合わないから、僕の研究のように空気中から今まで出してしまった二酸化炭素を集めてマイナスにしてゆくことが必要になってくる時代なんですよね

村木風海さんの著書火星に住むつもりです 二酸化炭素が地球を救う」は、光文社から、定価:1650円で販売中です。お近くの書店、光文社のホームページ、アマゾンなどインターネットの書籍販売サイトなどでお買い求めください。

番組は、下記のバナーをクリックして、radikoのタイムフリーでお聴きください!放送後1週間以内、聴くことが出来ます!

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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