VOL.26 糖尿病予防

ちょっと気になる健康のはなし

2021/9/26 放送

Q.
親戚に糖尿病の方がいて、自分もいつかなるかと考えたりします。糖尿病の予防策はどのようなものがありますか

徳島県 秋風さんからの質問


 
お答え頂いた専門家

サンスター財団 金田博夫研究助成基金 2010 年度受給者 
山口大学医学部附属病院 講師 
専門:代謝学、内分泌学 
秋山 優(あきやま まさる)先生

A. 
糖尿病はいくつかタイプがありますが、最も多くの人がかかるのが、2型糖尿病というものです。これは、肥満や加齢、運動不足などによって、血糖値を下げるホルモンであるインスリンが少しずつ減少したり、作用が低下したりするものです。この2型糖尿病にかかる人が、遺伝リスクも高いと言われています。

とはいえ、遺伝するのは糖尿病そのものではなく、糖尿病になりやすい体質です。この体質を持った人が肥満や運動不足、ストレス、加齢、酒、たばこなどの影響を受けると発症しやすいということです。

糖尿病は、はっきりした自覚症状がないので、定期的に健康診断を受けて血糖値を測ると安心ですが、例えば、喉が乾くとか、疲れやすい、手足がむくむ、急に視力が落ちた、頻尿になる、などの症状があったら、お医者さんに相談してみてください。

食事については「糖尿病」という名前から、お菓子やジュースなど、砂糖の摂り過ぎだけが原因と考えがちですが、糖尿病の「糖」とは、糖質・ブドウ糖のことなので、糖質を多く含むお米、パン、麺類や芋類、果物にも注意が必要です。

糖質の多い食品は少なめにして、野菜やきのこ、海藻など、食物繊維を多く含む食品をとると、血糖値の上昇を緩やかにしてくれます。また、食べる順番も、まず汁ものや野菜、それから肉類、炭水化物、の順番に食べると効果があります。

あとは、やはり運動が大切です。エネルギー消費量が上がれば糖分の代謝も早くなりますし、筋肉が増えるとブドウ糖が筋肉に流れるため、血中に流れる糖質の量を減らすことにつながります。それから、ストレスを浴びると血糖値を上昇させるホルモンが働くので、あまり思い詰めすぎず、大らかに過ごすことも大切です。


糖尿病については下記URLも参照ください。
https://www.club-sunstar.jp/sdp/umakulist



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このコーナーは診察ではありません。深刻な悩みを抱えていらっしゃる方は、ぜひお医者さまを受診してください。




金田博夫研究助成基金
糖尿病、糖尿病合併症の予防・治療を目指した基礎研究ならびに臨床への応用研究を支援するために、 サンスター財団が 2009 年に創設した助成事業。歯科分野、医科分野、栄養学分野、生化学分野等の 若手研究者を対象として 2 年間の海外留学を補助しています
https://sunstar-foundation.eu-d.co.jp/grants







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