おかずクラブゆいPさん、『囚われのパルマ』で良いエンディングに辿り着けず号泣。それでもやり直さなかった理由とは?

プレイステーション presents ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ

PlayStation®初の公式ラジオ番組として、2016年4月からレギュラー放送しているプレイステーション presents『ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ』(毎週木曜日 夜9時~)。

寝食を忘れてゲームにのめり込むほどのゲーム好きで知られるライムスターの宇多丸と、ゲームをこよなく愛する著名人をゲストにお招きし、「人生におけるゲームとの出会い」や「あのゲームとの思い出」「今オススメのゲーム」など、ゲームについて楽しく熱く語り合うトーク番組です。

第235回:おかずクラブのゆいPさん前編

■ゲームの中の男の子を好きになるとは思っていなかった

「マイゲーム・マイライフ」のゲストに、おかずクラブのゆいPさんがやってきました。
ゆいPさんと言えば無類のFF14好きとして有名で、二週に渡ってたっぷり語っていただいております。二週連続、7~8割がFF14の話! なのですが、前半の今回は敢えて別のゲームのお話を中心に取り上げたいと思います。今までになかなか出てこなかったタイトルかつ、ゆいPさんならではのエピソードです。

ゆいP「乙女ゲームって私、今までやったことがなくて。昨年くらいにやったんですけど。『囚われのパルマ』っていう」

宇多丸「あ、結構最近なんですね」

ゆいP「そうなんです。最近なんですよ。(『囚われのパルマ』は)設定が不思議な設定で、本当に絶海の孤島。そこに美青年がいるんですけど、ハルトっていうんですね。その子が記憶を失っていて。それを主人公の私がとあるきっかけで相談員として彼に近づいて、彼の心を解きほぐしながら、彼の記憶を呼び戻して、謎を解決していく、みたいな感じなんですけど。なんか場所が結構特殊で。なんていうんだろう……牢屋みたいなところに入れられていて、監視カメラが仕掛けられているんですよ。鏡の中とか、上からだとか。それを私が切り替えて、いつもと違うことを喋ってたら、それをクリックしたら違うことを話してくれるとか」

宇多丸「はいはいはい」

ゆいP「差し入れもできるんですよ。驚いたのが、トランクスの差し入れができて。柄の好きなの決められて」

宇多丸「じゃあその、寝っ転がっているときとかに、私のあげたやつ着てる」

ゆいP「そうです! お風呂上がりに着てるかなって。私が見てるの知らずに鏡の前で歯磨きしてるのとかを見る。そういう面白要素があって。乙女ゲームってやったことなかったけど、こんなことあるんだ! 結構、犯罪じゃないこれ?(笑)」

宇多丸「監禁された状態の青年を、こっそり監視しているわけですもんね」

ゆいP「でもこのゲームのすごいところって、そういうことじゃなくて、ちゃんとストーリーがしっかりしていて、めっちゃ謎がひとつずつ解けていって、気づいたら最後好きになってるんですよ」

宇多丸「あ、その彼を」

ゆいP「ゲームで男の子を好きになるなんてないだろって」

宇多丸「思ってたんだ?」

ゆいP「ちょっと本当に(ゲームのキャラを好きになるのが)半信半疑だったんですけど、最後、好きになっちゃって、終わった後、三個くらいエンディングの分岐点があって、一番いいやつに当たらなかったんですよね。気づいたら泣いてて」

宇多丸「うんうんうん」

ゆいP「その次の日、仕事だったんですけど、タクシーの中でも泣いてて。(相方の)オカリナに『ちょっと辛いことあってさ』ってそこでも涙を流して……。オカリナはマジで引いてました。っていうくらいハマってましたね」

宇多丸「(中略)マルチエンディングは、ベストなエンディングに辿り着いたんですか? 最終的には」

ゆいP「いや……、もう、そうすると……。ちょっと思ったんですよ。もう一回やり直して、ベストなエンディングに行こうと思ったんです。でもそれって、私の知ってるハルトじゃないなって」

宇多丸「すごいね!」

ゆいP「本当に行くところまで……」

宇多丸「もう一回やり直したとしても。よくあるパラレルワールド問題だよね。二つ世界があって、こっちがいいって言っても、平行してこっちもあるんでしょうって」

ゆいP「そうですね。だったら、私が知っているほうのハルトのエンディングを受け入れるしかない」

宇多丸「すごいね。人生の痛みを受け入れた、みたいな。人間的成長だよ、もはや(笑)」


そんなことある!?と思いながら聞いていたのですが、私もアンダーテールのとあるルートをやろうとしたものの、今のルートに辿り着いた彼らを消すことがどうしてもできない……、となって結局やっていないんですよね。アンダーテールでは「ぼうけんのしょ」的なセーブデータをいくつも持っておくこともできないため(自分の通ったルートの痕跡が必ず残る)、そのルートをやるためだけにSwitchとソフトをもう一台ずつ買おうか……と本気で悩んだくらいです。そういうわけで、私もあまり人のことは言えませんでした。

 

■今回のピックアップ・フレーズ

(ユーザーの意見を汲み取って改良していったFF14の吉田直樹さん)

宇多丸「言っちゃえば政治家っていうか。みんなの声を反映して、社会をよりよくして」

ゆいP「王様ですね。いい王様」

 

文/朝井麻由美(ライター、コラムニスト)

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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