ラジオは脳に良い! 脳内科医の加藤俊徳さん & 桜丘高校の「硬式野球部」 9月20日放送分▼石井大裕×美空×山本楽(TBSラジオ ・月曜21時~)

TOMAS presents High School a Go Go!!

「High School a Go Go!!」は、「学校」を取りまくいろいろな話題にスポットを当てて、高校生の興味ある話題や悩み、そして疑問などを直撃取材する「高校生活応援プログラム」です。ハイスクール・ア・ゴー・ゴー、通称「ハイゴー」です。

パーソナリティはTBSアナウンサーの石井大裕です。

 

スタジオは、高校2年生の美空(みく)さん、そして高校3年生の山本楽(やまもと・がく)さんとお送りしました。

高校生の主張

番組レポーターが各地の高校にお邪魔して、直撃インタビューをする「高校生の主張」のコーナー。新型コロナウイルスの感染防止対策をじゅうぶんに行い、高校とも時間をかけて対策について話し合ったうえで学校をお訪ねし、短時間の取材を行いました。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

今週と来週、ご紹介するのは、東京都北区にあります桜丘(さくらがおか)中学・高等学校です。

1924年、大正13年創立の伝統校で、校訓に「勤労」と「創造」を掲げています。2014年には「ICT推進校」として、全国に先駆けて「タブレット」を導入した学校です。

今回は桜丘高校の「硬式野球部」を取材しました。自らも高校と大学で野球部に所属していた、TBSの喜入友浩アナウンサーが、硬式野球部のキャプテンで2年生の佐瀬巧(させ・たくみ)さん、副キャプテンで2年生の清野瑛司(せいの・えいじ)さん、マネジャーで1年生の田中七華(たなか・ななか)さんにお話しを伺いました。

 

喜入友浩アナウンサー:新しいチームでの体制がスタートして2か月ほどです。こちらの野球部について教えてください

生徒の皆さん:「3年生が抜けてしまって、1年生と2年生合わせて11名しかいない状況です。(部員が)少ない中で練習量が増えるので、片付けなど皆で協力し、(自分が)率先してやっています。桜丘高校の野球部の特徴は校庭がとても狭くて、内野ノックをするぐらいの広さしかありません。ですから、時間で区切って、テニスボールなどの危なくない球で打つなど、狭いスペースで最大限の練習ができるように、日々、考えています」(佐瀬さん) 「(桜丘高校は『ICT野球』に取り組んでいるそうですね?)ICTは『Information and communication technology』の略で、11人という少ない人数の中でしっかり情報を共有して、その日にやらなければならないことをわかりやすく自分の頭の中に入れておくことで、練習の濃度や密度を上げようというものです。自分たちのチームはアプリを使っていて、その日の練習で感じた自分の課題やチームの課題を入れて、可視化することができます。それによって、『今日は何をしよう』という思考ではなくて、最初に『今日はこれをやろう』という思考から始まることで、考える時間がない分、高度の練習が出来、とても良い時間の使い方ができます」(清野さん) 「(マネジャーさんは、タブレットをずっと持っているのですね)はい。選手の様子を動画に残しています。練習後、先生たちとその動画を共有しあい、『ピッチングのホームは崩れていなかったか』『連携プレーはしっかりと出来ていたか』などの確認をするために活用しています」(田中さん)

喜入友浩アナウンサー:まもなく「秋の大会」ですね。硬式野球部としての目標を教えてください。

生徒の皆さん:「自分(の目標)は3回戦出場です。2回、相手をぶっ倒したいです」(佐瀬さん) 「(目標は)自分としては、(キャプテンよりも)もっと現実的な思考で、1回勝って、しっかりと相手を見ながら現実的に戦っていこうと思っています。ここは自分とキャプテンの差なのですが、キャプテンは勢いだけで突っ走るので(笑)、自分は考えて、その勢いになるべく付いていけるような存在として副キャプテンをやっています。でも、突っ走る点はキャプテンの良いところだと思っているので、尊敬しています」(清野さん) 「様々な個性や意見があって、私の意見としては一つ一つ積み重ねてゆきたいです」(田中さん)

なんでも課外授業

「学校ではあまり教えてもらわないかもしれないこと」をゲストを招いて色々と教えてもらうコーナー。脳内科医の加藤俊徳さん(かとう・としのり)さんをお迎えしました。

加藤俊徳(としのり)さんは、新潟県のご出身。14歳の時、「脳を鍛える方法」を知るため医学部への進学を決意。昭和大学医学部を卒業後、医師免許を取得。1995年から2001年までアメリカ・ミネソタ大学の放射線科でアルツハイマー病やMRI脳画像の研究を行いました。帰国後は、慶応義塾大学や東京大学などで講師を務めるほか、2006年に株式会社脳の学校を創業し、さらに2013年には「加藤プラチナクリニック」を開設。脳内科医として、独自開発した「MRI脳画像法」を用いて、脳の長所や短所、得意・不得意を診断し、薬だけに頼らない脳トレ処方を行っています。また、脳にまつわる著書を数多く発表されていて、主な著書に「脳の強化書」や「脳を強化したければ、ラジオを聴きなさい。」などがあります。

石井大裕アナウンサー:ラジオが脳に良いということですが、どのようなことでしょうか

加藤俊徳さん:ラジオが、現代版の脳トレツールの最高峰にランクするものの一つだと考えています。僕が高校時代に、すんなり、国語などの勉強がうまくいかなかった理由は、ラジオを聴く力が足りていなかったと思っているんです。(加藤さんが開発して名付けた)「聴覚系脳番地」と言っているのですが、脳の中は町内会のようになっていて、8つの番地に分けています。「この辺はクリーニング屋さん」「ここはお豆腐屋さん」「ここはスーパー」などというような役割分担が脳の中にあって、その役割に応じて、僕たちは勉強する時に「今日はお豆腐屋さんに行って、納豆を買ってきて」というふうにして組み合わせて科目をやっているんですね。ラジオというのは、まず人の話を聞いて、面白くないと聴き続けられないじゃないですか。これって、学校の授業もそのままじゃないですか。ですから、脳の「聴く力」と「聴いて理解する力」が無いと、勉強は面白くないんですね。情報を入れるのには目か耳しかないわけですよね。テレビを見ていると、「見る」と「聴く」の2つのツールが同時に来るので、自然に自分に都合の良い方に偏らせてしまうんですね。授業も9割がた聴きますよね。ラジオもそうですよね。ラジオって、次の瞬間、パーソナリティー、あるいはゲストの皆さんが何を話すか、次の瞬間は読めないじゃないですか。これって、毎日、学校に行って授業を受けて新しいことを習う状況と同じじゃないでしょうか。ですから、ラジオを楽しく聴くことが出来れば、どんなコンテンツが頭に入ってこようとしても、それを入れられるということです。

 

石井大裕アナウンサー:大学生を対象に調査をされたそうですね

加藤俊徳さん:Radikoのプロジェクトで、大学生8人に1か月間、1日2時間以上、どんなラジオでも良いので、聴いてもらいました。その前後で大学生の脳の画像を撮らせてもらい、僕が比較しました。僕の予測では、ラジオだから当然、耳を使うから、聴覚に関係しているところがいちばん成長するかなと思っていました。ところがどっこい、右脳の記憶系の脳番地が伸びていたんですよ。「右脳」と「左脳」があって「左脳側の記憶系脳番地」というのは「言葉を記憶するところ」なんです。「右脳側」は映像を記憶するところなんです。つまりラジオを聴きながら、大学生たちは何をやってたかっていうと、イメージを想像しながら、自分の中にある記憶をふんだんに使って推測していたんですよ。想像するときに、脳の側頭葉にある「記憶系の脳番地」が必要だったんです。ここがそういうふうにしっかり働ける人は、どんどんイメージが膨らんで、どんどんラジオが聴けて楽しくなってくるわけです。人間って脳が使えている時がいちばん楽しく感じるんですね。聴きつづけていると、そういう脳の道路がどんどん太くなるんです。山道を歩くように繰り返していくと、どんどんそこの道路が広がっていく仕組みなんです。

 

桜丘高校の野球部、少人数ながら、結束力の強さと、努力して互いに高め合っている様子を感じました。キャプテンの佐瀬くんと副キャプテンの清野くんが仲が良く、それそれが信頼し、支え合っている様子、そしてマネジャーの田中さんの冷静で的確な視点を感じ、からチームの雰囲気の良さがわかりました。

    清野くん、佐瀬くん、田中さん

番組は、下記ののバナーをクリックして、radikoのタイムフリーでお聴きください!放送後1週間以内、聴くことが出来ます!

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