鬼速の「オニゴー」に、地元密着の「ツイディ」。最新の宅配サービス

森本毅郎 スタンバイ!

先日、セブンイレブンが宅配サービスを拡大するというニュースがありました。1回の配送料は330円。「最短30分」で商品を届けてくれるサービスで、2025年度をメドに全国に拡大していく予定。

「近くて便利」なコンビニが、ついに家まで届けてくれる!向かうところ敵なしのサービスだなとも思いますが、実はこうした宅配サービス、他にも新たな動きが出てきているんです。「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)「現場にアタック」で取材報告しました。

まずは、先月に始まったばかりの宅配サービス、「OniGO(オニゴー)」について。代表の梅下直也さんに聞きました。

★鬼速!「オニゴー」登場

「「オニゴー」というサービスで、鬼のように速い「10分」と、今までにない時間で、頑張って届けている。生鮮食品から一般の食料品、日用品まで揃えている。「オニゴー」のアプリをダウンロードすると、商品が選べる。アプリの上で欲しい商品をカートに入れて、決済画面に進んでクレジットカード番号を入れて決済完了。すると、10分後に商品が自宅に届く。出かける時、女性だったら身支度して、着替えてエレベーター降りて、買い物行ってレジ並んで戻ってくると、どんなに近くても20分はかかる。それよりも早く商品が手に入る。必要なものを、必要な時に、注文いただける。」

オニゴー株式会社・代表取締役 梅下直也さん

▲「OniGO(オニゴー)」のアプリで、商品を選んで購入。決済後、わずか10分で届きます。

鬼のように速い宅配サービス「オニゴー」の注文は、スマホアプリで行います。アプリ上で、バナナや牛乳、冷凍食品など、欲しい商品を選んで決済ボタンを押すと、ものすごいスピードで商品をピックアップして、玄関先まで届けてくれます。

どうして、こんなに早く届くのかというと、「配達エリアをぐっと絞っていること」と、アマゾンのように「配送専用店舗(倉庫)を構えていること」が、ポイントのようです。

例えば東京の学芸大学の1号店では、宅配エリアを半径1~1.5キロに絞り込んでいます。また、配送に特化した専用店舗で、棚の配置等を工夫している為、ピックアップに2~3分、配送に電動アシスト自転車で7分と、秒単位で無駄を省きます。

配送手数料は300円。夏の売れ筋はアイスだったそうですが、実際にニーズはあるようです。年内には都内25店舗に展開予定で、1年後には100店舗が目標。今後、生活に馴染むのかどうか、注目したいところです。

★スーパーの買い物代行「ツイディ」

続いては、既存のスーパーの商品を運んでくれる宅配サービス「twidy(ツイディ)」を取材しました。どんなものか、サービスを運用する、ダブルフロンティアの、八木橋 裕さんのお話です。

「スーパーマーケットと組んで、店舗中心に、半径2キロ位でお届けするサービス。東京では、ライフ、京王ストア、文化堂。インターネットで、スマホやパソコンから商品を選んで、カゴに入れていく。次に、持ってきて欲しい時間帯を選択。最短1時間で届きます。コロナなので、混んでる店頭に行きたくない方、足が痛いからと週2回使っているお婆さん、子供が熱出して買い物に行けない方など、たくさんいらっしゃいます。」

(ダブルフロンティア株式会社・代表取締役 八木橋 裕さん)

オニゴーの最短10分に比べると時間がかかりますが、ツイディはツイディでまた別の人気があるようです。

▲「twidy(ツイディ)」で、お客さんの買い物を代行するピッキングクルー。

手数料は、1回のお買い物で390円~(購入料金によって変わります)。現在提携しているのは、ライフ 渋谷東店、島忠 中野店、文化堂 豊洲店などの、都内およそ10店舗。まだ全店舗ではなく、特定の店舗に限られますが、3年前にスタートしてから、登録者数、オーダー数、売り上げのすべてが右肩上がり。既に地方でも、仙台、奈良、石川県と、全国に、提携店舗を増やしているところです。

★目利きは「能力」。ツイディで雇用創出

でも、スーパーの宅配はよくある中で、何が違って、どうして人気なのか?こちらは、スーパーの人が宅配するのではなく、ツイディのスタッフが、商品を選んで運ぶ。この商品を選ぶ「ピッキング」がポイントのようです。再び、八木橋さんに伺いました。

「ピッキングは「近所のお母さん」が多い。ピッキングの質が悪いと、クレームに直結する。イチゴは裏まで見てグチョっとしてないか。ニラは先が茶色くないか。ありがちなのが入れる順番。慣れてれば下から重い順に、牛乳→肉→野菜→パンと入れるけど、訳のわからない男がやると、パンを一番下に入れる。すると、パンが潰れたというクレームになる。なので、「目利き」は、近隣のお母さんたちの仕事にしてもらう。特に地方に行ったら、「そのお母さんがいることで助かってる」っていう存在に持ってきたい。ヒーロー・ヒロインのような。何十人・何百人とお客さんがつけば、食べていけるような世界観を作りたい。」

(ダブルフロンティア株式会社・代表取締役 八木橋 裕さん)

▲ダブルフロンティアの八木橋さんに聞きました

普段、お客さんとしてスーパーを使っている人がピッキングすれば、どこに何があるかも知っているし、そのお店の鮮度の良いものを選ぶコツも身についています。ツイディにピッキングは、20代~60代の、地域の女性が中心で、「この人の選ぶ商品はいつも新鮮!」などとして、ピッキングの女性にお客さんがつく、カリスマピッキングの人も出てきているようです。

このようにピッキングする側にもやりがいが出てくる仕組みで、地域に新しい雇用を生み出したいということでした。 

取材:TBSラジオキャスター 田中ひとみ

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