声優・梶裕貴さん「アナログとデジタルの境目がわからなくなるっていう初めての瞬間が、ポケモンだったかもしれないですね」

プレイステーション presents ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ

PlayStation®初の公式ラジオ番組として、2016年4月からレギュラー放送しているプレイステーション presents『ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ』(毎週木曜日 夜9時~)。

寝食を忘れてゲームにのめり込むほどのゲーム好きで知られるライムスターの宇多丸と、ゲームをこよなく愛する著名人をゲストにお招きし、「人生におけるゲームとの出会い」や「あのゲームとの思い出」「今オススメのゲーム」など、ゲームについて楽しく熱く語り合うトーク番組です。

第231回:声優の梶裕貴さん前編

初代ポケモンブームをリアルタイムで見てきた世代

「マイゲーム・マイライフ」231回目の放送は生放送! 2週にわたり、この後2130分から放送している「Spoon presents 梶裕貴 声のひとさじ」とのコラボとして、ゲストに梶裕貴さんにお越しいただきました。今回はそのコラボ1週目の放送後記です。

梶「(初代ポケモン)すごいブームでしたよね!まさに社会現象。今でも、ずっと大人気ですし。でも、あくまで僕の記憶なんですけど、最初ってこう、今ほどめちゃくちゃ宣伝されてたってイメージがなくて」

宇多丸「最初から国民的ソフト~!みたいな、そういう位置付けじゃなかった」

梶「でしたよね。小学生男子のほとんどが当時コロコロコミックを読んでいたんですよ(笑)!ゲームやミニ四駆なんかの情報をなによりも早く入手できるので。で、その中に結構小さめの記事だったと思うんですけど、ポケットモンスターっていうのが発売するっていうのを見つけて、おもしろそうってなって。どうやら、みんなでバトルできたり交換できたり、しかもレッドバージョンとグリーンバージョンがあって、それぞれ出てくるモンスターが違うんだよ、ってめちゃくちゃ盛り上がったんです。これ面白そうだねって親友とはじめて、実際おもしろかったんで友達みんなにすすめて。で、気づいたらすごいブームになっていた、と。なので勝手に『ポケモンは僕たちが流行らせた!』と、今思えばイタい小学生が思いこんでました(笑)」

宇多丸「イタくない、イタくない! イタくないよ! 最初そんなにこう、鳴り物入りってわけじゃなくて、いや、誰が火をつけたっていったら夢中になった小学生なんだから。梶さん世代でしょう、それは」 


梶「はははは!恐縮です。そのうちの一人になれてたら嬉しいな」

宇多丸「間違いなく」

梶「そのくらい、何回も何回もクリアするくらい遊んでました」

宇多丸「うちのクラスが流行らせたんじゃね? みたいな」

梶「自負はありました。面白かったですね、やっぱり。画期的でした。通信ケーブルとか、ポケモンでメジャーになった気がしますし。当時はもう、外でゲームができるということ自体が衝撃的で。とにかくゲームボーイがすごかったですよね。家じゃなくても遊べるっていうこと自体が新鮮でしたけど、今度は友達と、そのデータを共有できるという」

宇多丸「あれ不思議な感覚ですよね。この中にいるものを管を通してそっちにあげるっていう」

梶「本当に、アナログとデジタルの境目がわからなくなるっていう初めての瞬間が、ポケモンだったかもしれないですね」

宇多丸「すごい、だからやっぱり任天堂っぽい遊びでもあるし。あと、この番組のゲストでちょいちょい出てくるのが、交換時の色々なトラブルで、消えちゃって。消えると不思議なもので、このコードの中にいる感じがするっていう」

梶「ははははは! どっかに詰まってるんじゃないかって。ポンポンポンって押したら出てくるかも?」

ああ、これわかるなぁ。私は梶さんとおそらく同学年なのですが、確かにポケモンは発売からしばらくたってから気づいたら大ブームになっていた記憶があります。発売前にクラス中で話題になっていて……とかではありませんでした。やっぱりどこの小学生もそうだったんですね。通信ケーブルもまたいい仕事をしていて、この形あるケーブルを使うからこそ、白黒ドット絵で描かれたモンスターにリアル感を抱けたような気もします。

 

 

■今回のピックアップ・フレーズ

(昔のゲームの難しさについて)

宇多丸「なーんでキノコ(クリボー)に触った途端、死ぬのか!」

梶「言われてみれば、たしかにそうですね(笑)」

宇多丸「シビアすぎるでしょう!」

梶「マリオは、肌が相当デリケートなんですかね?」

 

文/朝井麻由美(ライター、コラムニスト)

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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