ブラジルへ単身武者修行?!東京2020パラリンピック ゴールボール男子日本代表・川嶋悠太選手と強敵・ブラジル!TEAM BEYOND presents 伊集院光と喜入友浩とパラスポーツと~ゴールボールの巻 その2 川嶋選手と強敵・ブラジルと
毎週月曜日~木曜日、朝8時30分からお送りしているTBSラジオ「伊集院光とらじおと」
毎週月曜日9時30分頃からは「TEAM BEYOND presents 伊集院光と喜入友浩とパラスポーツと」をお送りします。東京都のパラスポーツを応援するプロジェクト「TEAN BEYOND」の提供で、パラスポーツについて色々取り上げていくコーナーです。
出演は伊集院光、TBSアナウンサー喜入友浩。

▼ゲストは、東京2020パラリンピック ゴールボール男子日本代表の川嶋悠太選手
今回のゲストは、前回に引き続き、東京2020パラリンピック ゴールボール男子日本代表の司令塔、川嶋悠太選手。川嶋選手にゴールボールを始めたきっかけやライバルチームについてうかがいました。

▼ゴールボールを始めたけっかけ
川嶋選手は小学校4年生の時に、野球をしていたら突然ボールが見えなくなりました。そこで病院に行って網膜色素変性症という病気が発覚し、中学校は盲学校に進学。その盲学校の授業で当時、ゴールボール男子チームの監督が先生として赴任されていて、そこでゴールボールに誘ってもらったのがきっかけだそうです。網膜色素変性症という病気は、昨日まで見えたボールが次の日になったら全く見えなくなり、いきなり視力が落ちてしまい、川嶋選手は視力が0.2にいきなりガクンと落ちてしまったそうです。視力は少しずつ下がり現在は両目とも0.02ほどの視力に。初めてゴールボールをやった感想は「痛いし、ちょっと苦手」だったそうです。
▼ゴールボールにのめり込むきっかけ
ゴールボールを行う際、どの選手もボールを見えなくするためアイシェードという装具を付けます。しかし当時の川嶋選手は視力があるのに装具を付けて見えない状況を作ることに抵抗があったそうです。障害に対して受け入れることがなかなかできず、少しでも抵抗したい気持ちがあったのかもしれないとおしゃっていました。そんな川嶋選手は中学3年生の時、「勝てば日本選手権出場」のところで負けてしまい、そこからゴールボールにのめり込むようになります。
▼強豪国・ブラジル
ゴールボールの世界ランキング1位はブラジル。川嶋選手は選手権で対戦したり、個人的に武者修行という形で練習に参加をしたこともあるそうです。そんな川嶋選手が思う、ブラジルの凄さは組織的なディフェンスとのこと。3人が1枚の壁になって守るブラジルは攻撃力と守備力どちらも兼ね備えた強さ。個人能力に頼ってしまうチームとは違い、相手チームのデータ収集や3人のチームワークもブラジルの強さの秘訣とのこと。この東京2020パラリンピックで開催国枠としてパラリンピックに初出場するゴールボール男子日本代表。世界ランキングは11位あたり。上位の国に劣っているわけでは無いと感じている川嶋選手は最後に「ブラジルを倒して金メダルを取りたい」と強く意気込みを語ってくれました。