「演出家のほうから、厳しい独り言、舌打ち、いろんな音が聞こえてくる…」舞台関係者の愚痴

宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど

毎週金曜夜9時から放送している「宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど」。

7月30日は「舞台関係者の愚痴」を聞きました。

■舞台監督のEさん(50) 舞台監督歴20年、助手時代も含めると30年

■演出助手のOさん(47) 演出助手歴24年 Oさんの前の演出助手は宮藤さん!

お二人とも、宮藤さんとの関係も長いお二人。この日は、「愛が世界を救います(ただし屁が出ます)」の稽古中につき、稽古現場にお邪魔して収録しました。

E :宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど、いろんな怒りを、いろんなところからお受けするんです

宮藤:怒りをいろんなところから受信するってことですか!?

E :まず僕にきます。稽古中、その場その場で見て(演出や段取りが)変わってくるものが多くなって、演出家は、あれをこう変えようって言うわけです。でも、美術家さんや振付さん、衣装さんは、台本読んでから一生懸命考えて描いてきた絵があったわけで。それを、その日1日稽古を見ただけでコロッと変えられちゃって、それが結構続くんですよね。

宮藤:うんうん。

E :(変更点を入れて)発注したいけど、また、あれもこれもこれもになってくると、「また変えるのか!」「いい加減にしてよ!」となってきて。本来の発注日はだいぶ過ぎるけど、1週間くらい経ってから言うと、おさまってるから、何もなかったようにスッと進んで。で、美術家と演出家はとっても仲良くやってる。俺だけ心配してる!

宮藤:とっても仲良くやってるのは腹立ちますね(笑)お前とお前がうまくいかないから俺がこんなに気をもんだのに!

E :お互いの愚痴を聞くわけです。「あいつ芝居もみてねぇのに何やってるんだよ!」とか。

宮藤:「こんな美術かきかえてきやがってよ!」みたいなのが全部Eさんに。で、本人同士は仲がいい。

O :宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど、ずっと演出家の横にいるので、僕にしか聞こえない声や音が聞こえてくるんです。

宮藤:ラップ音!?

O :そう思っていただいても、差し支えないですけど。

宮藤:アンケート見ると、「役者・スタッフへのぼやき、厳しい独り言。舌打ち、机を叩く音、貧乏ゆすり。ダメだしをメモするときの筆圧の音」。これ、聞こえてるの!?

O :僕は全部聞こえてます。

宮藤:そうか…やってる方は、聞こえてないと思ってるんだよね。

O :でも、宮藤さんからは聞こえてこないです。

宮藤:あ、ほんと!?でも、事前アンケートでEさんは「宮藤さんの近くには行かないようにしてる」って…。

E :いや、なんか、機嫌悪そうだなってときには、近寄らないように。

O :それはそうですね。

E :遠目でみた方が。あ、イラついてるなっていう。

O :それはそうですね。

こんな苦労があってできあがる舞台。「愛が世界を救います(ただし屁が出ます)」は8月9日からです。なお、毎回、ロングバージョンは、翌週水曜朝10時、AmazonオーディブルでPodcast配信中です。

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