リュウゼツラン 71年の時を経て花開く!

森本毅郎 スタンバイ!

今日はちょっとしたロマンを感じる、ハートウォーミングな話を取り上げます。

実は「100年に一度咲く」と言われているリュウゼツランが開花し、話題になっているんです。「100年に一度」貴重ですよね!

開花したのは、神奈川県伊勢原市にお住いの萩原博文さんのお宅のリュウゼツラン。

なんと、この花、御年87歳の萩原さんが16歳の時に植えたものでした。そこで・・・。

「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金6:30-8:30)7時35分からは素朴な疑問、気になる現場にせまる「現場にアタック」!!今日7月23日(金)は、『リュウゼツラン、71年の時を経て花開く!』というテーマでお届けしました。

 

★高校の旧校舎にあったリュウゼツランを・・・

 

それにしても、71年経ってついに花が咲く!ロマンがありますよね!

そこで、私、萩原さんに直接お会いして、お話を伺ってきました。

 

「これは高校1年の時に学校の旧校舎からもらってきたんですけど、旧校舎っていうのがちょっと謂れがあって、平塚の大空襲で燃えちゃったんですよ。それで、一時的に海軍の火薬の倉庫を校舎に使っていたんです。それが、1年から2年になる時に、新し校舎が出来たから引っ越そうということで、それで引っ越しの時に、職員室の前だったと思うんだけど、ちょっと築山みたいのがあって、そこにあったコレを持っていて植えてみなって言われて、貰ってきたんですね。その火薬室を通称・ロッコウジョって言ってたんですけど、そこの敷地は普通の農家の畑とか宅地があって、そこを強制でどかされて、そこに倉庫が出来たんで、事によると、その元の農家のところにあったのか、それとも、海軍さんがどこかから持ってきたのか、ルーツはちょっと分からないです。」(荻原さん)

 

 

(こちらが今回お話を伺った、71年前にリュウゼツランを植えた、萩原さんです!)

 

萩原さんは当時、生物班にいたそうで、先生と校舎の周りを歩いていたら、「コレいらないから、持っていきな!」と言われ、持ち帰ったそうです。

その株を海軍が植えたのか、元々の農家さんが植えたのか、ルーツは分からないそうですが、萩原さんのお宅に来て71年目にしてようやく咲きました。

ここに、植えられるまでの経緯もなかなかの巡り合わせで、ここにもロマンを感じます!

 

★生きてるうちに見れてよかったな。

 

16歳の少年が自転車で、リュウゼツランの株を持ち帰ってから71年。再び、萩原さんのお話です。

 

「いや~、あんまり気にもしなかったけど、段々、名前とか時々、ニュースでどこどこで花が咲いて、こういうんだって言ってたもんで、ウチのもコレかな~と思っていたんですけどね。最初に気が付いたのは5月3日なんですけど、真ん中から背丈くらいの、なんか、タケノコの芯みたいのが出てきて、今年咲くのかなって思って、それで毎日、写真に撮っておいた。それで、7月8~10日くらいの間に、下のほうが黄色くなり始めて、あぁ、これが花かなって。今、8メートル。そうだね。生きているうちに見れて良かったなって。ただ植えておけって言われたから植えただけで、みんなに大騒ぎされて、そんなもんかな~って思って。」(荻原さん)

 

クールな語り口ながら、とっても嬉しそうな萩原さんでした!なにせ、8メートルもあるリュウゼツラン。花が咲くときに、真ん中からニョキニョキっと芯のようなものが伸びて、上の方に花が咲くんです。

 

(高さ8メートル!上の方に黄色い花が咲いています!)

そのため、萩原さんはドローンを飛ばして撮影もしていて、その動画を見せてもらいましたが、見事な咲きっぷりでした!

ドローン映像は無いですが、できるだけアップににて撮影しました。

 

(これが、お花。おしべとめしべが見えます!)

 

 

★近くで見て、遠くから見て。二度おいしい!!      

 

ものの本によるとリュウゼツランは「60年に一度」や「50年から100年に一度」と言われているそうですが、その株は、一度、咲いたらおしまい。そんな貴重な花を一目見ようと、ご近所の方が訪れていました。

 

「さすがにビックリしますよね。どんだけ高いんだろうって。しかも、下の方にも子どもなんていっぱいいるし、(詳しいですね)好きなの。多肉植物を育てたりとかはするんですけども、まずお目に掛かれないですよね。最初見た時、どこまで首が上に上がるんだろうなくらい、でも、やっぱり遠くから見てみたらもっとスゴイんですよ。あちらの方から見るとすごく黄色が映えちゃって、あ!あそこにある!みたいな。結構ほら、幹も太いというけども、台風で折れちゃって花が見れないっていうのも結構あるんですよ。なんで、そう思えば、うちらはラッキーかなって。まず近くで見て、あ、咲いてるなっていうのと、ちょっと遠くから見て、お!あそこにあるっていうのを見てもらえれば、2度おいしい。」(荻原さん)

 

好きさが伝わってきますよね。そして、お詳しい!

今回、花が咲いた株の根っこから、近くに新しい株が生えてきています。その数は20以上もあるとか。

この先も、また花が咲くかもしれません!

そして、おっしゃるように、確かに遠くから見た方が、黄色がよく目立って素晴らしいんです!

 

(たしかに、離れてみると、この黄色が目立ってキレイなんです!)

 

リュウゼツランが咲いてから、多い時には30人以上も見物人が来たそうですよ。

私も、滅多に見られない花を見る事が出来て、とてもラッキー!

そして、71年の時を経て、花咲くロマンに心が癒されました。

萩原さん、ありがとうございました!

 

取材/レポート 近堂かおり

 

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