「“努力”の現在~いま何にどんな努力をしていますか?」Part7(外伝1)▽矢野利裕、吉川浩満、倉本さおり、塚越健司、西森路代、山本ぽてと、斎藤哲也(文化系トークラジオLife)

文化系トークラジオ Life ニュース版

◯成功と運
・やはり運は必要。「成功するには運が必要」が証明されれば
 成功していない人への社会の視線が変化する(メール)
・「努力」が言われすぎる所に辛さを感じてる人もいる(矢野)
・文化系トークラジオ Life「がんばり迷子」の回では
 それぞれ色々な事情があることを踏まえましょうという話に(塚越)
・「個人で出来ること」を考えることが多いが(塚越)
 →他者との関係の中でいかに作っていくか(塚越)
・成功は個人の力だけでないことは確か。
 ただ、それが前提にはなって欲しくない(矢野)

・自分は「努力」はしてきた気がしている(西森)
 →職業が変わる時には積極的に情報を集めた(西森)
・周りの状況を見て、おかしい時は「おかしい」と
 言えるようになった。立場が弱い時には言えない(西森)
・非正規雇用や派遣社員だった時を考えると、
 今は言いたいことが言えている(西森)
・立場が変わって「前のことが見えなくなる」はいけない(西森)

◯組織とフリー
・組織とフリーランスの話(矢野)
・普通は組織に守られていたほうが力を発揮出来る。
・フリーはどうしても弱い立場(矢野)
 →言いたいことが言えなかったり、自分の書きたいことと
 求められることの違いがあったりする(矢野)
・芸人の人が理不尽なカンペや自分のキャラクターを
 限定するようなことをウケないのにやらされる(西森)
・自己責任がより強くなってしまうことに気付いて、
 今はそれに抵抗している(西森)
・俳優さんも、事実ではないニュースには昔はスルー
 していたが今はSNSで発信(西森)

・なんでも「はい」と従っているほうが将来的な危険(西森)
・自分が消費されて潰されてしまうかもしれない恐怖(西森)
・弱い立場のフリーであっても、編集さんが年下だったりすると
 「これがパワハラになったらどうしよう」(西森)
・どっちが強い立場なのか分からなくなる時も(西森)
・「これがウケるから書いてください」という依頼(西森)
 →間に色んなことがあるのをすっ飛ばして結論に結びつけること
 には乗らない。自分の今の最大の努力(西森)

・性格という問題(吉川)
・若い人からの「好きなことを仕事にしたい」という相談(吉川)
・希望する人と実際に働ける人の比があまりにも違いすぎる(吉川)
・仕事は運にめちゃくちゃ左右される(吉川)
 →趣味は運にあんまり左右されない(吉川)
・相談者が理不尽な翻弄をされないかをまず考える(吉川)
 →運とどういう渡り合いをするか(吉川)

・能力主義的な考えでフリーランスになった(斎藤)
・出版社で100万部売れる本を作っても給料しか貰えない(斎藤)
 →フリーランスは自分で作った本が売れたらその分だけ儲かる。
 邪なところでフリーランスになった(斎藤)
・フリーランスはある意味、会社の人以上に実力主義。
 これがダメなら次はない(斎藤)
・一方では運。もう一つは実力が試されている。
 そのバランスをどう取るか難しい(斎藤)
・実力主義はアンチ貴族制(矢野)
・平等性が担保された時にさらに過酷なアリーナが(矢野)
・文学系とかで書くこと多いですが、一回何かしょうもないこと
 書いたら次は来ないかなと思う(矢野)

◯本と努力
・好きで始まっている「本を読むこと」が今努力としか
 言いようがない。「読みたくない」とたまに思う(矢野)
・仕事とそうでない時の努力の発動の有無(倉本)

・紙の本が好き。部屋の増え続けていく本の対処(メール)
・知識欲が物質に還元した瞬間、家を圧迫(倉本)
・本が増えすぎて人としての形を保てない。
 無理矢理引っ越しして本を減らす(倉本)
・本は容赦なくPDF化。買った本の9割はデジタルデータ(吉川)
・部屋が本で埋まって足の踏み場がなくなるとQOLが低下。
 仕事へのモチベーション低下(吉川)
・本を集めなきゃという強迫観念は書評家になった時に自覚(倉本)
・本は限りなくある。強迫観念で本を積む(倉本)

・電子で読むこと多い。Audibleで本を聴くとか(塚越)
・本を電子情報にしてフォルダに入れるとあんまり読まない(塚越)
・デスクトップに置いてあると「読まなきゃ」と思う。
 目の前にあると圧迫感(塚越)
・ある程度電子化すると、見えなくなるが、必要な時には
 検索で一瞬で出てくる(塚越)
・フォルダの中に入ると無いも同然になっちゃう(吉川)
・スラヴォイ・ジジェクの「録画だけして満足する」の『本』版(吉川)
・これまで通り自炊するが「これは」という本は
 エッセンシャル・ブックス”と決める(吉川)
 →もう一度紙で買って、超ミニミニ書棚に(吉川)
・情報量、選択肢多すぎる問題(矢野)

text by 犬井おかか

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