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放送中

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オフィス街に保育所がオープン

人権TODAY

毎週土曜日「堀尾正明+PLUS!」内で8:15頃に放送している「人権トゥデイ」。
様々な人権をめぐるホットな話題をお伝えしています。

オフィス街に保育所がオープン

働くお母さんが増えるにつれ、
保育所選びに頭を悩ませるお母さんも増えています。

キッズスクエア丸の内東京ビル

キッズスクエア丸の内東京ビル


そんな中、東京「丸の内」に半年ほど前、
保育所「キッズスクエア・丸の内東京ビル」
がオープンしました。

「東京ビル」は33階建てのオフィスビル。
おしゃれなレストランやヘアサロンの間を抜けた
3階の奥に保育所はあります。

ここを運営する「アルファコーポレーション」の取締役、
瀬戸裕之さんは
「最初の段階では、ここに作っても
 誰も来ないだろうと、言われました」
と話します。

しかし、4月中旬現在、空きを待っている方は
定員のほぼ2倍、およそ50人ほど。
人数を聞いて諦めた方もいるということなので、
「住む人のいない」オフィス街の保育所に、
実は相当なニーズがあるんです。

預けているのは、丸の内や日本橋、
銀座にある会社に勤める方たちです。
預けられる時間は朝7時半から夜は8時半までと長く、
急な用事など状況によっては、延ばす相談に応じます。

子供を迎えに来たお母さんたちに
中村愛美・情報キャスターが話を聞きますと、
「会議中に着信があって、保育所に電話をしたら
 39度の熱が出てますと言われたことがありました。
 そういう時でも、30分ないし1時間ぐらいで駆けつけられます」 
と話します。

また別のお母さんは
「仕事の関係でちょっと夜の会に出たいという時でも、
 ちょこっとだけ顔を出して戻って来たりとかもできるのが便利です」
と話していました。

保育士と遊ぶ子どもたち

保育士と遊ぶ子どもたち


職場に近い、そして時間に融通がきくので、
お母さんたちも安心のようです。

インターネットを通じて子どもの様子を職場から見ている両親も多く、
様子を見て、仕事の休憩時間に授乳に来るというお母さんもいました。

お父さんが近くで働いている場合は、
「朝は夫が預けにきて、帰りの迎えは私なんです」
と働くスタイルに合わせて、
夫婦で助け合ってる方が多いようです。

ただ、子連れの通勤は大変なようです。
「混雑してたり、バリアフリーでない駅では
 ベビーカーが使いにくいので、
 ずっと抱っこをしていて腱鞘炎になった」
という方もいましたし、
「時々電車の中でぐずるけど、
 乗車時間が20分ぐらいなのでなんとか耐えている」
という方もいました。

そのため、フレックスタイムを利用して通勤の時間を
ずらしている方もいましたし、保育所の方も、
ミルクやおむつ、着替えをまとめて預かって、
親の荷物を減らしたり、車通勤の方には
格安で駐車場を提供するなど
通勤の負担を減らす工夫もしていました。

また遊び場が少ないのも都心の悩みです。
散歩は皇居前広場に行くことが多いようですが、
途中自然はあまりありません。

ただ、子供は電車が大好き。
JR東京駅の近くなので、次々と違った電車が通り過ぎます。
また、季節によって変わるイルミネーションにも
子どもたちは大いに興味を示すそうです。

施設長の木内明美さんは

木内明美さん
『 黄色いバギーでお散歩させていただいているんですが、
 最初の頃は、おっ、なんだ?どこから来たんだ?
 という反応がとても多かった』

と話します。

取材に向かう中村キャスター

取材に向かう中村キャスター


最近はもうわかっていて、ビルの前に立っている警備員さんが
腰のあたりで小さく手を振ってくれたり、
おはようと声をかけてくれるそうです。

普通の住宅地にある保育所とはまた違った
地域の輪に囲まれているのです。
時々散歩中に、仕事中のお父さんやお母さんに
すれ違うこともあるようです。

「キッズスクエア 丸の内東京ビル」のような
オフィス街の保育所はお台場や六本木ヒルズ、
渋谷など東京各地、また大阪や名古屋などの
大都市に広がりつつあります。

住宅地の保育所とは違ったメリット、デメリットがありますし、
デメリットを補う工夫も必要ですが、預ける親にとっては、
自分たちの生活のスタイルに合わせた保育所を選ぼうとする時の
選択肢の一つになっているようです。

担当:中村愛美