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「きねがわ」エリア、楽しみながら回って学ぼう

人権TODAY

毎週土曜日「堀尾正明+PLUS!」内で08:15頃に放送している「人権トゥデイ」。
様々な人権をめぐるホットな話題をお伝えしています。

「『きねがわ』エリア、楽しみながら回って学ぼう」

 東京・墨田区の「きねがわ」地区を回るスタンプラリーが
   10月23日(日)に 開かれました。
 きねがわは「木下川」と書きます。皮革、つまり「かわ」をなめす産業と
 油脂、「あぶら」に関わる産業が盛んなエリアです。
 スタンプラリーで回るのは、

    ◆2003年に廃校になった「木下川小学校」の
   人権教育と地域の産業について学べる「産業・教育資料室きねがわ」。
  ◆東京都立皮革技術センター。
  ◆人権啓発事業の起点で、様々な地域活動が行なわれている

  墨田区の「社会福祉会館」の3箇所です。

スタート地点の「社会福祉会館」には開始時に行列も

スタート地点の「社会福祉会館」には開始時に行列も

  この3ヵ所を回って学ぶだけでなく、3箇所それぞれに、
 実際に革製品を作るコーナーがありました。社会福祉会館では、
 写真の牛の皮(2種類)を使って犬のキーホルダーを作りました。

 ※ミニチュアシュナウザーとダックスフントです。

牛の皮で作る犬

牛の皮で作る犬

  家族連れ、サッカーチームの練習終わりの小学生やお年寄りなど多くの方が
  楽しみながら、犬作りをはじめとした革製品作りを体験していました。

  水に濡らせば柔らかくなり、乾けば固くなるという皮の特徴を生かして、
  平らな革を立体的にしていきます。
  「社会福祉会館」ではこの他、人権啓発の展示や、

きねがわ地区を再現したミニチュアのあるプラレール

きねがわ地区を再現したミニチュアのあるプラレール

  きねがわ地区をミニチュアで再現したプラレールがありました。
  その間を電車が走っていて、こどもたちの歓声が響いていました。

  また、「皮革技術センター」はこの日が、年に1度の施設公開。
  「皮なめし」の機械の現物をみながらの説明をうけたあと、
  革製品作り体験も出来きました。
  なお、このきねがわスタンプラリーですが、皮革と油脂の業界の組合、
  地元の町会も協力して行われていました。

皮革と油脂の業界の組合皆さん
 ・今年は思った以上の人。楽しそうに何を作ってきたとか話してくれる
 ・面白い。皆さんも参加して欲しい。
 ・墨田区でも事業内容を知らない人もいる。この機会に知ってもらうのは良い

  自分たちの仕事を知ってもらえるいい機会と、喜んでいる方が多かったです。
  参加した皆さんにも感想を聞きました。

参加した皆さんの声
・行ってきてよかった。革製品、工程の流れが勉強になった。
 ・家族で来ました。区報で初めて知ってウォーキングがてらです。
     革製品の加工が身近になりました。良いイベントだと思います。
 ・財布作りに木槌を使って楽しかったです!(家族連れのお子さんの感想)
 ・大学生です。豚の皮を墨田区が推していることを改めて知って面白かった。

   皆さん、楽しみながらきねがわの街と産業を知ることが出来たようです。

  「きねがわ地区」は、最盛期より、かなり工場の数も減りましたが、
  今でも、革製品の素材としての「豚の皮」は日本の殆どをこの地区が供給しています

  また、皮なめしの副産物である、油やゼラチンもこちらで作られています。
  これらが石鹸や食品、化粧品、肥料などの原料になるなど、
  私たちの生活を支える身近なものになっています。

私たちの生活に欠かせないものを作っていることを楽しく学ぶこと

木下川小学校で教え、「産業・教育資料室きねがわ」の設立に関わった、
岩田明夫さんに、きねがわの街について伺いました。。   

岩田明夫さん
(きねがわ地区の歴史は)近代、浅草から移転したところから始まります。
   昭和に入っても移転の攻撃がりました。周辺に移されていく歴史です。
   そして、工場作っても中を見せないものにと行政がしてきた歴史もあります。
   なめし作業や、肉を取って皮は捨てずもう1回使う、油も毛もそうです
  (見せないものとして扱われてきた)。そのような捨てることなく(皮や油を)
   使ってきた文化を見せることが、難しく人権問題を考えるより、
  私たちの生活に必要なものだということが、このスタンプラリーを
  通じて少しでもわかると思います。

 
「産業・教育資料室きねがわ」は水曜と日曜以外の昼間、空いていますので、
ぜひ足を運んでみてください。

昔使われていた、皮なめしの道具の実物とか、在校生の文集「きねがわの子供」も
全てそろっていて、街、産業、人権教育の歴史を学ぶことができます。
団体で行かれる方は、03-3617-9004に問い合わせください。

産業・教育資料室 きねがわ
〒131-0042 東京都墨田区東墨田 2-12-9
TEL・FAX :03-3617-9004
月・火・木・金・土の午前10時~午後6時
水曜日・日曜日・祝日は休館日

(担当:生駒佑人)