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ハリケーンの被害を受けたニューオリンズは今

人権TODAY

毎週土曜日「堀尾正明+PLUS!」内で8:15頃に放送している「人権トゥデイ」。
様々な人権をめぐるホットな話題をお伝えしています。

ハリケーンの被害を受けたニューオリンズは今

ニューオリンズ在住のジャズピアニスト渡辺真理さん

ニューオリンズ在住のジャズピアニスト渡辺真理さん


去年、8月の末から9月にかけてハリケーンに襲われた
アメリカ南部の町ニューオーリンズ。
1年以上経った今でも復興はあまり進んでおらず、
水を防ぐ為の堤防も完成していないのが現状です。

現地に21年住んでいる日本人女性のジャズピアニスト
渡辺真理さんも被災した1人です。

鳥山記者が渡辺さんに話を聴いたのですが、
「避難先から帰ってくると、あたりには異臭がたちこめ、家はカビだらけ。
 洪水の為に浮いた家具が散乱し全てを失ってしまった」そうです。

幸い保険金が降りたため、家の修理はできました。
しかし、近隣の住民が戻ってこず、治安が悪化しているので、
治安の良い繁華街に今はアパートをかりて住んでいるそうです。

2006年11月現在、ニューオーリンズの人口はハリケーン前の半分。
元々貧困層が多かったため 生活をやり直す資金が無いうえに、
援助金や保険金が滞っていることも原因だそうです。

観光が主要産業であるニューオーリンズですが、住民がいないと、
働く従業員が足りないのでお店を開けず、そのために観光客がこない、
観光客が来ないとお店がやっていけない・・・
といった悪循環が続いています。

また、渡辺さんの話では
「住民の多くはなんらかの精神的なダメージを受けており、
精神科医の不足も問題になっている」
ということです。

もちろん一方で、渡辺さんのように街に戻り、復興に努める人も
少しずつですが、増え続けています。

渡辺さんは現地のジャズ仲間と共に2006年12月に来日、
10日に東京・渋谷の東京山手教会で「カトリーナ」被災者救援の
コンサートがニューオリンズジャズソサイエティの主催で開かれました。

コンサートの収益金などは避難生活を続ける現地のミュージシャンの
支援など「ジャズの都」の復活のために使われるということです。

コンサートを聞きに行った鳥山記者は演奏を聴きながら、
ニューオーリンズの一日も早い復興を祈ったと言うことです。

担当:鳥山記者