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放送中

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第32回放送『横浜の新しい観光周遊バス』

コンシェルジュ沓掛博光の旅しま専科
観光とエキゾチックな港が一体になった横浜。みなとみらい地区は人気のエリアだ

観光とエキゾチックな港が一体になった横浜。みなとみらい地区は人気のエリアだ

 横浜市ではこの10月1日から国内外より訪れる観光客が一層便利で、わかりやすく横浜散策が楽しめるよう、新しい観光路線バスの運行と従来の観光周遊バス「あかいくつ」の増便を開始した。お安く、特典がたっぷりつくお得な観光バスを紹介しよう。

この10月からお目見えした観光路線バスのひとつ、「ぶらり三溪園BUS」

この10月からお目見えした観光路線バスのひとつ、「ぶらり三溪園BUS」

 新しくお目見えしたのは「ぶらり三溪園BUS」(Sルート)、「ぶらり赤レンガBUS」、(Aルート)「ぶらり野毛山動物園BUS」(Nルート)の3つで、愛称は“ぶらり観光SAN(サン)路線。いずれも横浜駅東口からスタートし、料金は1回大人220円、子供110円。これは通常の路線バス料金と同じ。各ルートにはいくつかのバス停が設けられ、目的地まで直行で走ることはないが、野毛山動物園BUSを除いてはおおむねバス停数が少なく、観光バスの性格が強い。
「ぶらり三溪園BUS」は横浜駅東口の2番のりばを出発したあと、アンパンマンミュージアム入口、赤レンガ倉庫・マリン&ウォーク、桜木町駅前、中華街入口を経て三溪園に着く。帰路は三溪園入口、山下公園前、赤レンガ倉庫・マリン&ウォークを経て横浜駅改札口前に寄って東口に戻る。片道45分で、土曜及び休日の運行。なお、このコースのみのサービスになるがスマートフォンによる多言語案内も行っている。これは自分のスマートフォンにアプリをダウンロード(無料)し、英語、フランス語など8か国語で車内アナウンスを読むことができるもので、増加している外国人利用者に好評だ。三溪園のバス停も新コースに合わせ三溪園の駐車場内に設置。従来より歩く距離が短縮され、道に迷わずに入園できる。

緑豊かな三溪園。歴史を刻んだ寺院などが自然に溶け込み、まさに都会のオアシス

緑豊かな三溪園。歴史を刻んだ寺院などが自然に溶け込み、まさに都会のオアシス

 三溪園は明治から大正にかけて製糸や生糸で財をなした横浜の実業家原三渓(本名富太郎)が、海に面して広がる谷あいの地の起伏を巧みに生かして造った庭園で明治39年に一般公開した外苑と昭和33年に公開した内苑からなる。広さは17万5000平方m(5万3000坪)あり、横浜市を代表する名園として広く知られている。
 美術愛好家でもあった三渓は京都や鎌倉から移築した寺院や茶室17棟を配し、自然と歴史的建造物が一体となった庭園を造りだした。当初は私庭であったが、「明媚なる風景は私有すべきではない」との考え方から公開を始めたと伝えられている。今年で公開110周年を迎え、平成19年に国の名勝に指定された。17ある建物のうち10棟が国の重要文化財に指定され、庭園の中の古美術ミュージアムの趣がある。
 ゆるやかな起伏が続く谷や丘に初代紀州藩主の別荘だった臨春閣(りんしゅんかく)の建物を中心に、京都・伏見城の月華殿(げっかでん)、家光、春日局ゆかりの聴秋閣(ちょうしゅうかく)(いずれも国の重要文化財)などの建物を配し、全体を引き締めるように大池を眼下に望む台地に、京都・木津川市に室町時代に建てられた旧燈明寺(とうみょうじ)の三重塔が立つ。大都会のオアシスと呼びたい名園に年間50万人ほどが訪れている。現在は三溪園保勝会が管理・運営している。

 

アジア諸国からの観光客にも人気の高いカップヌードルミュージアム

アジア諸国からの観光客にも人気の高いカップヌードルミュージアム

 「ぶらり赤レンガBUS」は横浜駅をスタートしてアンパンマンミュージアム入口、みなとみらい線のみなとみらい駅前、国際橋・カップヌードルミュージアム前に寄り赤レンガ倉庫・マリン&ウォークに着く。帰路は近くのワールドポーターズ、クイーンズスクエア、アンパンマンミュージアム入口、横浜駅改札口前に寄って東口に戻る。
 ルートの途中にあるカップヌードルミュージアムは世界初のインスタントラーメンのチキンラーメンやおなじみのカップヌードルを日本はもとより世界に広めた日清食品創業者の安藤百福氏の業績とそれを生み出したアイディアの源などをかつての研究小屋の再現や展示などで紹介。体験型ミュージアムとしてチキンラーメン及びカップヌードルを自分で作る「マイカップヌードルファクトリー」と「チキンラーメンファクトリー」は大人気で連日、多くの人がマイラーメン作りを楽しんでいる。
 4階のワールド麺ロードでは中国、韓国、イタリアなど8か国の麺がそろい、日本人のほか、アジア各国の観光客でにぎわっている。
ラーメン好きにおすすめのミュージアムだ。

根強い人気がある「あかいくつ」。このバスと観光SAN路線のバスの組み合わせでみなと横浜はばっちり、お得に巡れる

根強い人気がある「あかいくつ」。このバスと観光SAN路線のバスの組み合わせでみなと横浜はばっちり、お得に巡れる

 「ぶらり野毛山動物園BUS」は3つのコースの中で唯一、毎日運行しており、横浜駅東口を出て、無料で公開している横浜市立野毛山動物園まで行く。途中にはアンパンマンミュージアム入口や桜木町駅前など8つのバス停に停まる。これは生活路線バスでもある。
 この他レトロ調のボディが目を引く「あかいくつ」というバスもある。これは人気の観光スポットを巡り、途中のバス停での下車が可能な、いわば定期観光の路線バス版で、1回乗車は同様に大人が220円。また、土曜・休日の1便、2便にはボランティアガイドも乗車し観光案内をしてくれる。このバスはみなとみらい地区を周遊するMルート(1周約40分)と中華街、元町を巡るCルート(1周約1時間)の2コースがある。発車間隔はMルートが平日で1時間から1時間10分間隔、土曜・休日が1時間間隔。Cルートは平日が15分から20分間隔、土曜・休日が10分から15分間隔で運行している。

ぶらり観光SAN路線やあかいくつ、地下鉄の一部路線が1日乗り放題の「みなとぶらりチケット」(500円)。80種の特典もついて横浜観光の強い味方

ぶらり観光SAN路線やあかいくつ、地下鉄の一部路線が1日乗り放題の「みなとぶらりチケット」(500円)。80種の特典もついて横浜観光の強い味方

 これらのバスを運行している横浜市交通局では今回紹介したバスの全てが1日乗り放題で楽しめる「みなとぶらりチケット」も発行している。これは料金が500円でバスの他市営地下鉄の一部区間も使用できる。チケットの販売は地下鉄の横浜、桜木町駅や「あかいくつ」ルート内のホテル、コンビニなど。500円なので、「ぶらりばす」と「あかいくつ」を組み合わせれば、効率よく横浜観光が楽しめる。しかもこのチケットには横浜ランドマークタワーの入場料の300円割引や赤レンガ倉庫内のレストランが1割引きなどおよそ80種の特典も付いているので大変お得。
 みなと横浜を気軽にお得に楽しむのに、この10月からスタートした路線バススタイルの観光バスを利用したい。

問い合わせ:横浜市交通局営業・観光企画課
      ℡045-326-3845
交通:JR、市営地下鉄、京急、東急などで横浜駅下車