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常陸太田市が始めた、全国初の高速バスを使った産地直送事業とは?

森本毅郎 スタンバイ!

森本毅郎・スタンバイ!ロゴ

茨城県常陸太田市が全国初!「高速バスを使った産地直送」事業を始めました。「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)の「現場にアタック」で、レポーター阿部真澄が取材しました。
阿部真澄

★高速バスを使った野菜の産地直送事業とは?

今年は台風の影響で今でも葉物野菜などの値段が高騰していますが、茨城県常陸太田市が先月から全国初の野菜の産地直送事業に乗り出しました。常陸太田市 販売流通対策課 武藤範幸さんのお話です。

武藤範幸さん
「常陸太田に7月21日に道の駅がオープンした。その道の駅に出荷している農家さんの朝採野菜を高速バスのトランクを利用して運ぶ。高速バスはバスタ新宿に着き、お客さんは降りるが農産物だけ乗せて中野区に搬送して、スーパーでその日に販売するというもの。」

毎週火曜日と金曜日の2回、朝採れ野菜を専用の保冷コンテナに入れて高速バスのトランクに積み込み、バスタ新宿でお客さんが降りた後に中野区役所前で野菜をおろして、その日のうちに中野区内のスーパーで販売するというものです。現在は事業が始まったばかりで、中野区内の2店舗のみでの販売ですが、既に10回実施されています。

★常陸太田市の産地直送事業。中野区の理由は待機場所?

常陸太田市と中野区は、2009年から経済や文化の交流を続けていたことが今回の事業のきっかけになっているのですが、実はもう一つ中野区で行う大きな理由がありました。

武藤範幸さん
「以前に常陸太田の農産物を首都圏に販路拡大を考えたが、常陸太田の農産物は少量多品目を作る所が多く、直接東京に持って行こうとすると輸送費が高く付くので割に合わず止めた。それが道の駅が出来て高速バスが東京まで行き、高速バスの茨城交通さんの最終的なバスの待機所が中野区内にあるので、格安で運んで貰えるようになり可能になった。中野区に待機場所が無ければこの事業はやらなかったかもしれない。」

今年オープンした「道の駅ひたちおおた」に高速バスの乗り場ができ、更にバスタ新宿でお客さんを降ろした高速バスは、最終的に中野区内のバスの待機場所に行くということで、協力体制ができて、輸送費は1回当たり2,000円と格安!宅配業者に依頼していた時と比較すると1/10で済むようになりました。また、この産地直送事業に掛かる輸送費は、地方創生に関する国の交付金を活用していて、農作物の販路拡大と市のPRを狙った動きでもあります。

★出だしは好調!野菜を買うお客さん・農家さんの声

先週金曜日、朝採れ野菜が売られている丸正野方南口店に12時過ぎにお邪魔したところ、既に店頭に野菜が並んでいたので、購入したお客さんにお話を伺いました。

産地直送1

丸正野方南口店。産地直送朝採れ野菜を大きくPRしています!

    

●「ネギとナスを買った。向こうに親戚がいてよく頂くし今日入って新鮮で手が出ますね。」
●「ナスを買いました。新鮮で値段はチョット高いが今日仕入れたので妥協しないとね。」
●「ほうれん草とナスとネギですね。朝採れたものが食べられるのは良い。安いし毎週火曜と金曜は来たいです。」
●「タマゴナス、初めて見ました。珍しくて食べてみたいと思って買いました。子供にもナスの種類を教えたい。」
産地直送2

珍しい野菜がいっぱい!左から白長ナス・ピンクひかりナス・たまごナス

朝採れた野菜だから新鮮ですし、普通のスーパーでは見かけない珍しい野菜もあり、お客さん達からは好評でした。店長さんにお話を伺うと、その日のうちに完売することもあるそうで、出だしは好調なのではとのことでした。そこで、野菜を出荷している日立農園の和田昇さんにも今回の事業の感想をうかがいました。

「変わった野菜をメインで作っているので、その野菜を使って新しい料理とか飲食店でも野菜を使ってもらえればと期待している。もちろん東京と地方を結べればとも思うし、これを機会に朝採れの新鮮な野菜を消費者に届けていけたらなと思います。」

自分の作っている野菜に興味を持ってもらえるのは嬉しいということでした。また、出荷する野菜の量も少しずつ増えているそうです。

★高速バスの産直事業は今後増えていく?

常陸太田市 販売流通対策課 武藤範幸さんに今後の展望を聞いてみました。

武藤範幸さん
「出来れば年内中の中野区内の商店街と1つ決めたいなと思っています。便数も増やしたい。1日6便が東京に行っているので、今は8時の便だが8時でなく時間をずらした1時間後の便でも同じ日に送るなど方法はある。そうなったら最高です。」

高速バスは一日に何便も出ているので、野菜の配送も増やして生きたいということでした。バスタ新宿ができたことにより、都内に来る高速バスの路線も増えています。常陸太田市だけでなく、今後は別の自治体でも、待機場所を有効活用した産直事業の導入が進むかもしれませんね。

(取材・レポート:阿部真澄)

阿部真澄の現場にアタック(リンクは1週間のみ有効)http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20161031073412

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