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気象衛星ひまわりのリアルタイム映像がネットですぐ観れるの知ってた?【音声あり】

ジェーン・スー 生活は踊る

番組お抱え気象予報士・増田雅昭さんのお天気雑学コラム。今回は…11/1(火)に、気象衛星「ひまわり9号」(ひまわり8号のバックアップ機)が打ち上げられる予定ということで、衛星にまつわるウンチクでした。

そもそも「気象衛星」の役目ってご存知ですか?

一つは、雲の観測。気象衛星が無いと、観測地点の乏しい海上での台風の発生や動きも把握が難しくなりますまた、気象衛星の観測データは、スパコンによる予測の元データにもなっているので、なくなると天気予報の精度は落ちてしまいます。しかも観測結果はアジアやオセアニアなど30数か国、22億人以上に情報を提供しています(ほぼタダで!!)。

ひまわり9号は、2022年から運用を開始しますが、それまでは現在運用中の「ひまわり8号」のバックアップ。というのも1999年、当時運用中のひまわり5号が寿命を迎えるのに備え、次の衛星を打ち上げてバックアップにしようと目論んでいましたが…ロケットの打ち上げが失敗し、乗っていた気象衛星もろとも爆破。海の藻屑に。

急いで米メーカーに依頼したら、なんとその会社がすぐ破産…バックアップ機が打ち上がらないまま2003年、ひまわり5号が燃料切れ…。

結局、古いアメリカの気象衛星を借りて、米上空で使われなくなっていた衛星を宇宙空間で日本の南まで移動させ、雲を2年間ほど監視してもらいましたが、その費用は10億円!!

なのでこの時期は、天気予報で「気象衛星ひまわりからの雲の様子です」と言えず、アメリカの衛星は「パシフィックゴーズ」で、天気予報では使われずに定着もせず…。ちなみに1999年に打ち上げ失敗で爆破した気象衛星には「ミライ」という名前が一般公募でついていたのにこの衛星には未来が来なかった…。

そんな悲運な歴史もある気象衛星ひまわり、実は、普段の生活の「お洗濯」にも活用することができるって知ってましたか?

ひまわりからは、2.5分ごとに雲の画像が送られてくるので、雲の動きを見て洗濯を干す時このあと曇るかどうか分かります。さらに「可視画像」モードで見ると、山がほんのり赤く色づいているところが…これは紅葉なので、どこまで進んでいるかも分かります。
気象庁のHP以外にも、情報通信研究機構の「ひまわり8号 リアルタイムウェブ」のサイトで確認できます(すごくキレイな映像です)。
生活は踊る20161027