お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

放送中

放送中


LIXIL presents 「伊集院光とらじおとものづくりと」ものづくり職人#29卵焼き鍋職人「中村銅器製作所3代目・中村恵一さん(56)」2016年10月25日(火)

伊集院光とらじおと

人々に愛される逸品。それはどのようにして生まれたのでしょう?「ものづくり大国」ニッポンを支える職人たち、その技と心に迫る「伊集院光とらじおとものづくりと」

ものづくり職人#29 卵焼き鍋職人「中村銅器製作所3代目・中村恵一さん(56)

ものづくり職人#29。卵焼き鍋職人・中村恵一(けいいち)さん56歳。東京・足立区にある大正初期創業の「中村銅器製作所」3代目の中村さんは、高校卒業後に家業を継いで以来、37年にわたって卵焼き鍋を作り続けてきました。昔ながらの手法でひとつひとつ丁寧に作り上げられた中村銅器製作所の卵焼き鍋は、料亭や寿司職人など、プロの料理人からご家庭まで、長く愛用される一品となっています。

伊集院光とらじおと

「”ものづくり”について、こだわりはない。そこにただ商品があり、その商品をただ作るだけ。こだわれば、そればかり気になっていいものができないと思う。」

銅で作った「卵焼き鍋」の特徴は、焼きムラや焦げのないふっくらした卵焼きが焼けること。テフロン加工や鉄と違って、鍋全体に均一に熱が伝わるそうです。銅製の「卵焼き鍋」の作り方はいたってシンプル!「銅の板を切って織り曲げ、四角い鍋の形にする。取っ手をつけて、最後に緑青(銅独特サビ)の発生を防ぐために内側に錫を焼きつける。
伊集院光とらじおと

卵焼き鍋を作る工程の中で、最も難しいのが、錫を焼き付ける仕上げの作業。ガスコンロで熱した鍋に、長さ30㌢ほどの錫の金属棒を押し当てて、溶けて液体になった錫を素早く伸ばしていく。この錫の棒を当てる瞬間、鍋の温度の見極めと、スピードが至難の職人技。温度が低すぎると錫が溶けない。高すぎると錫が焦げる。もたもたしてると錫が冷えて固まるから、錫を均一に伸ばすことができない。その瞬間と温度の見極めが難しい。
中村さんはその見極めを「つけていいよぉ〜。”錫溶けるよぉ〜。」と鍋が話しかけてくると言う。鍋の声が聞こえるようになったのは「必死さがなくなった時。錫をひいていて面白くなってきた頃。失敗したらイヤだなぁなど考えていた頃はダメだったね。」と笑顔で語ってくれた。

ピックアップ