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【予報士が解説】天気の「観測史上初」と「統計史上初」は全然違う【音声あり】

ジェーン・スー 生活は踊る

気象情報でよく聞く「観測史上初」と「統計史上初」、その違いって知ってますか?

「観測史上初」・・・文字通り『その地点で』観測史上「初」
「統計史上初」・・・観測記録を人が集計・整理して記録として残っているものの中で「初」という意味

“観測史上初”と“統計史上初”の違いに悩む蓮見アナ

“観測史上初”と“統計史上初”の違いに悩む蓮見アナ

▼たとえば、気温は「観測史上初」「観測史上最高」という言葉を使います。東京なら気象庁のHPを見ると、観測がはじまった1875年から毎日の気温が載っています。
▼ところが、晴れとか曇りとかの天気は、1960年以前は整理できていなくて、HPには載っていません。だから、たとえば9月に20日連続で晴れた場合、それが「観測史上初」かどうか分からないわけですね。そういう場合に、「1961年以降、統計史上初」と言ったりします。観測データはあるけど、整理できておらず、「調べられる範囲で」というのが「統計史上」です。以前、気象台に電話した際、「膨大に資料がありすぎて、昔のものはまだ整理出来ていない」と言われたことも・・・

▼台風は、1951年以降の「統計史上」を使います。もちろん、1950年以前も台風はありましたが、ハッキリした基準がなかった時代が長かったので、今と同じ基準で扱える1951年以降の整理された「統計」を使っているんですね。

「自分が住んでいる地域の“観測史上初”は知っておいた方がいい!」

▼自分がいる地点が「観測史上初」という記録を更新することは、なかなかありません。更新される時は、大変な事態の時。
▼たとえば、雨の場合、簡単に言うと、今までの雨が今の地形を作っています。つまり、今まで以上の雨が降ると斜面や崖が耐えられない可 能性が高まり危ない!
▼気象庁のHPで各地の「観測史上初や最大」を調べることが出来ます。東京だと24時間で約280ミリが観測史上最大。それ以上降ると、かなり危険。前橋だと約220ミリ。横浜は2年前の台風の時に更新された約300ミリ。この時は、横浜のあちこちで、がけ崩れが起こりました。

もちろん、観測史上初や最大でなくても危険な場合はあるので注意は必要ですが、みなさんも、お住まいの地域の“観測史上初”を知って、災害に備えましょう。

フラッシュダンス風

フラッシュダンス風(なぜ?)