お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

放送中

放送中


「たぶんかユースフェスタ2016」

人権TODAY

毎週土曜日「堀尾正明+PLUS!」内で08:15頃に放送している「人権トゥデイ」。様々な人権をめぐるホットな話題をお伝えしています。

9月17日に放送したテーマは・・・「たぶんかユースフェスタ2016」です

みんなで踊る

たぶんかユースフェスタとは?

先日、荒川区の日暮里駅前で開催された「たぶんかユースフェスタ2016」。ステージではネパールのダンス音楽にあわせてネパール出身の、都立高に通う少女たちがダンスを披露しました。そしてインド出身の若者によるギターの演奏も番組では紹介しました。
   
「たぶんかユースフェスタ」の「多文化」とは、多くの文化、文化の多様性のこと。東京には外国にルーツをもつ多くの人が生活していますよね。その人たちは母国の様々な文化を受け継ぎながら暮らしています。「たぶんかユースフェスタ」は外国にルーツを持つ青少年によるイベントで、彼らの産まれた国の文化、自分たちのメッセージを発信していくことと、地域社会との交流を目的にしています。今年で9回目を迎えました。

ネパール踊り

ネパール出身の女子高生&インド出身の男子高生
「ネパールから日本に来て1年です。友達にネパールの文化を知ってもらって、民族のダンスを盛り上げたいです」「インドから日本に来て3年ぐらいです。ギターは6年ぐらいやっています。僕が弾いている時に、お客さんに『この人がここから来ているんだな』と伝われば嬉しいです」

ほかにも中国、フィリピン、ブラジル、などにルーツを持つ若者たちがステージでダンスや楽器演奏、歌などのパフォーマンスをしました。ステージ以外にも、日本語を覚えたての若者たちが、生まれた国の挨拶のことばを来場したお客さんとやりとりするブースがありました。

私は、ベトナムやネパールのことばで「こんにちは」「ありがとう」と書いたカードを貰いました。
そして中国、フィリピン、ネパールの料理を販売したり、いろいろな国のカップラーメンを食べ比べできる店もありました。

カップ麵

多文化共生センター東京の取り組み

イベントを荒川区ボランティアセンターなどと共催したNPO法人「多文化共生センター東京」は「たぶんかフリースクール」という教室を運営しています。その生徒や卒業生がステージに出演しており、いわばフリースクールの学園祭という側面もあります。先ほど紹介したネパールやインドの若者はフリースクールの卒業生です。

センター告知

このフリースクールでは小学校、中学校を卒業してから日本に来た若者たちに、高校を受験するための日本語や、一般教科を教えています。義務教育年齢を超えた外国人居留者は日本語を学ぶ場が限られ、しかも高校受験しなければ教育が受けられません。でも日本語ができないと受験は難しいですよね。高校進学ができないと、就職先の選択肢もかなり狭くなります。「たぶんかフリースクール」は、そうした子供たち、若者たちに1年間、日本語や一般教科の指導をすることで、高校受験できるように道を開いています。

2005年からフリースクールの形になり、現在、荒川区と新宿区に教室があります。ここ数年は年間50人から60人前後を受け入れています。昨年度は63名が卒業して、62名が高校進学しているそうです。ただ、フリースクールの存在が周知されていない、行政との連携がうまくいかない、そもそも日本語指導を必要とする子供たちがどのぐらいいるか、その数の把握も難しいなど、様々な課題があります。

    
センター告知2

ユースフェスタに参加している若者たちと話すと、わずか一年、日本語を習っただけでも日常会話が上手になっていると感じました。高校に入学すると、どんどん日本語が上手くなっていくそうです。

フリースクールの講師をつとめている杉山一葉先生
「子供たちもいつもは学校の中だけで生活していますけど、こういうところに来ると、ほかの方との交流ができる事がいちばん良いことだと思います。一般の方のご存知ない方がたまたま通りかかった方とかが、こういうことをご覧になって活動に興味をもっていただけるととてもありがたいなと思います」

イベント全体

感動のフィナーレ

イベントのフィナーレは、いろいろな国から来た若者がステージにあがって、一緒に歌って踊って盛り上がる、とても素晴らしいものでした。なにかオリンピックの閉会式を見ているような雰囲気。今年は終わってしまいましたが、興味を持った方はぜひ来年、足を運んでみてください。

(担当:藤木TDC)