お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

放送中

放送中


障害者施設のアンテナショップに天文台が協力

人権TODAY

毎週土曜日「堀尾正明+PLUS!」内で8:15頃に放送している「人権トゥデイ」。
様々な人権をめぐるホットな話題をお伝えしています。

障害者施設のアンテナショップに天文台が協力

星と風のカフェを池田リポーターが取材

星と風のカフェを池田リポーターが取材


JR中央線三鷹駅の近くに、三鷹市が開いた「星と風のカフェ」があります。
市内の障害者の施設で作られたものを集めたアンテナショップです。

「星と風のカフェ」ではものを売っているだけでなく、
市内にある国立天文台が協力して、様々な分野の専門家と気軽に語り合える
「星と風のサロン」が毎週木曜の夜に開かれています。

「星と風のカフェ」は去年7月にオープン。
オープンにあたって、運営しているNPO「三鷹はなの会」の担当者が
「同じ市内にある天文台と何か一緒にできないか」と相談に行ったそうです。
天文台側も街の中心から離れていることもあって、何か地域に社会貢献できないか、
と考えていたそうで、すぐOKが出たんです。

木曜の夜はサロンに。国立天文台の縣准教授が熱弁をふるいました。

木曜の夜はサロンに。国立天文台の縣准教授が熱弁をふるいました。


4月の中頃、池田智子リポーターが取材した日は満席で立ち見も出るくらい。
国立天文台准教授の縣秀彦さんが「天文学における次期大型計画について」
と題して、宇宙観測の歴史や、各国の望遠鏡や観測衛星の将来の計画について、
映像も駆使して、わかりやすく話していました。

縣さんは

縣さん
『 宇宙のことをやってると、なかなか地域の皆さんと、接点を
 作れないんですが、何かやってるなと思って覗いてもらって、
 科学とか宇宙のこととかも興味を持ってもらいたいんだけど、
 福祉のことも人の優しさみたいなことも感じてくれる人がいたら、
 幸せなことだなと思います』

と話していました。

また縣さんの話に入る前には、カフェの店長、郷智子さんがまず
お店の趣旨の説明をしました。
そして休憩時間になると、オススメの商品を紹介します。

この日は手軽に燻製料理ができるという「燻製液スパイス」で、
参加者の中には買って帰る人もいました。

池田リポーターが参加者に話を聞くと、
「ナチュラルな感じの小物とかが多くて、いい雰囲気だなと思いました」とか
「もっと福祉的な感じのお店なのかなと思ったんですけど、すごい入りやすい、
普通のカフェという感じです」といった声が返ってきました。

おしゃれな内装の店内

おしゃれな内装の店内


おしゃれな内装の店内には、天文関係のポスターがはられ、
外には星のオブジェが飾られています。
ガラスばりなので中がよく見え、外を歩いていたり、前を通るバスの中から見て、
気になって入ってくる方もいるそうです。

壁の棚にはアクセサリーや、木工細工、陶芸、ステンドグラスなどが並んでいます。
また、パンやクッキーも、曜日によって種類は変わりますが、色々揃えています。
時には星にちなんだ商品を、お店から施設側に提案して、無理のない範囲で
作ってもらうそうです。また、国立天文台のコーナーもあります。

店長の郷さんの話では、商品を作っている障害者が「どんなふうに売られているのか」
気になってお店に来たこともあるそうです。
一生懸命さが嬉しかったという郷さんは

郷さん
『 障害者が作ったものだから、これでしょうがないわねって、
 妥協したのじゃなくて少しでも、完成度が高くて、堂々と
 胸はって並べられる商品を作っていこうと思っています。
 日常的に身近にないと、福祉の世界とほとんど関わりなく
 生活してしまいますが、たまたまここに来て、こういう作品を見て、
 小さなことでも心に残ってくれたらいいなと思います』

と話していました。

今年は世界天文年。
池田リポーターが取材した頃は、宇宙飛行士の若田光一さんが
国際宇宙ステーションに滞在中でしたし、2009年7月には、
日本国内で皆既日食が見られます。
天文への関心も高まりそうですので、もっともっと寄ってもらえる
工夫をしてゆきたいと郷さんは話していました。

担当:池田智子