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3歳児に絵本をプレゼント

人権TODAY

毎週土曜日「堀尾正明+PLUS!」内で8:15頃に放送している「人権トゥデイ」。
様々な人権をめぐるホットな話題をお伝えしています。

3歳児に絵本をプレゼント

荒川区が3歳児にプレゼントしている絵本

荒川区が3歳児にプレゼントしている絵本


東京・荒川区は今年度から、3歳児検診に来た親子に絵本をプレゼントしています。
荒川区は以前から「子供が本に親しめる環境作り」に取り組んでいて、
図書館を充実させたりしています。

「なぜ3歳の時に絵本なのか?」、新崎真倫・情報キャスターが
発案した西川太一郎区長に話を聞くと、

西川太一郎区長
『 イマジネーションが豊かな子は優しい子になるし、いろんな意味で、
 自分の理想を自分の中で育てる能力が生まれると思うんです。
 私はそれが活字文化の大事な部分だと思っています。
 3歳頃が一番脳の働きも精神面も言語の吸収力とか
 感性が非常に豊かになり始める頃なので、
 ぜひ本に親しんでもらおうというわけです』

と話します。

健診を終えた親子が別の部屋に案内されると、机の上に絵本が5冊並んでいます。
中から好きな絵本を1冊選べるんです。

選べる5冊は、「スイミー」「月夜のみみずく」「ママ、ぼくのことすき?」
「なつのあさ」「よるのようちえん」で、いずれも名作ばかり。
西川区長の依頼を受けて、ノンフィクション作家の柳田邦男さんが選びました。
柳田さんは海外の絵本の翻訳も色々手がけているんです。

絵本と一緒にお祝いの言葉を渡すのですが、その中で柳田さんは
「繰り返し読んで忘れられない1冊にしてほしい」と書いています。

また、柳田さんは「絵本は読み聞かせをして初めて、子供の心に響きます」
とも書いています。そこで荒川区では「お手本にしてもらおう」と、
読む絵本はプレゼントしたものとは別なんですが、
読み聞かせを同じ部屋で行っているんです。

「おはなしつくしんぼ」のメンバーが受付を担当

「おはなしつくしんぼ」のメンバーが受付を担当


絵本を読むのは「おはなしつくしんぼ」という区民のボランティアグループのメンバー。
この日は、読み聞かせのベテラン、山田由紀子さんら3人が担当していました。

山田さん達は、指人形やぬいぐるみを持って
子供たちの興味を惹くよう工夫していました。
会議室の床にござを敷いて読むのですが、これは、
子供と同じ目線の高さになれるように、ということのようです。

同じくベテランの原口君江さんに新崎キャスターが聞くと、

原口君江さん
『 お子さんが、読んでもらいたい絵本を自分で一生懸命持ってきて、
 これ読んで!という風に言ってくれるのが嬉しいです。
 いつも聞いてるお母さんの声ではなく、同じ本でも読み手が違うと
 また違ったイメージがお子さんの中に生まれてくれるのではないか
 ということで、頑張っているんです』

と話してくれました。

読み聞かせの様子を新崎キャスターが取材

読み聞かせの様子を新崎キャスターが取材


読み聞かせの後、お母さん達に聞くと、
「絵本は1冊が高価なので、色々与えてあげたいと思っても限度が決まっていますので、
 絵本が増えるのがとても嬉しいです」
「おばあちゃんに読んで頂いているような感じで、温かい読み聞かせだったので、
 普段私が読み聞かせているのとは違って、しっかり聞いてくれたようで、
 とても良かったです」
といった答えが返ってきました。

親は検診に子供を連れて行く張り合いも出そうですし、
子供が育つのを地域のみんなで見守っている感じが
新崎キャスターにも伝わってきました。

荒川区ではこの他、子供が生まれたばかりのお母さんにも
「絵本のすすめ」になる本をプレゼントしているそうです。

担当:新崎真倫