お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

放送中

放送中


【予報士が解説】山沿い、沿岸部、って具体的にどこなの?【音声あり】

ジェーン・スー 生活は踊る

ウェザーマップの人気予報士・増田雅昭さんに聞く「普段何気なく聞いている気象用語の真実」、反響が大きいこのシリーズ第2弾は「天気予報に使われる、地域を示す言葉」です。

▼「山沿い」の定義はバラバラだった
気象庁の予報用語では「山沿い=山に沿った地域。平野から山に移る地帯」。改めて確認するために、増田さんが気象庁に問い合わせたら…なんと「本庁では把握してない」との回答!! 各県ごとに基準が違っていて、けっこうバラバラだそうです。そこで関東各地の気象台に電話して聞いてみたところ…ザックリまとめると標高500~600m前後が「山沿い」。それより上は「山地」という感じでした。

▼「沿岸部」の基準はあいまいだった
気象庁の予報用語では「沿岸部…海岸線の両側のある広さを持った地域と海域」。この「ある広さ」って何? と問い合わせると、ここでも「明確な基準はない」という答えが!!  増田さん、何か触れてはいけない領域に踏み込んだのか!? 「じゃあ予報を出す時、沿岸部ってどのへんをイメージしてるの?」と追及してみると「海に接している市町村」と答えた気象台が多かったそう。東京は「23区で東京湾に接している区」かな~、という感じだったようです。

増田さんは「個人的には、海から10kmくらいの地域を沿岸部と見てもいいのかなと思ってます」と解説してくれましたが…これを踏まえると、地図で自分の住んでいる所の標高や海からの距離を測って山沿いなのか沿岸部なのかを調べるのが確実なようです。意外な結論。

▼「“北関東”・“南関東”のちがい」は?

南関東・関東南部・・・神奈川・千葉・東京・埼玉
北関東・関東北部・・・群馬・栃木・茨城

ただし埼玉県北部は、北関東の予報が合う場合も。
どうしてこんな言い方になってしまうのか?増田さんによると…

→天気予報の放送時間が限られているので、原稿を短くするため。もちろん、狭い範囲の現象や、特徴ある天気の場合は、県名や地域名を加えます
→あとは、予報がハッキリ言えない時に「南関東」「山沿い」など、ボカす傾向があるかも…すみません

普段何気なく聞いている気象用語。意外と知られてない事実がまだまだありそうです。

生活は踊る20160908