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放送中

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こどもを乗せての自転車事故!急増の背景に誤解が!?

森本毅郎 スタンバイ!

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★「こどもを乗せた自転車」の事故多発!

「こどもを乗せた自転車」というのはどこの町でも見る光景ですが、今日は、国が注意喚起するほどになっている、相次ぐ「こどもを乗せた自転車の事故」について、「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)の「現場にアタック」で田中ひとみが取材しました。

現場にアタック(田中ひとみ)

★自転車の後ろに幼児、足の巻き込み事故の悲惨さ

先月下旬、国民生活センターが、こどもを乗せた自転車をめぐるある事故が増えていると発表しました。一体どういう事故なのか、まずは国民生活センター宮森章広さんのお話です。

国民生活センター 宮森章広さん
「国民生活センターでは、自転車の後ろに座っているお子さんですとか同乗者の足が、車輪に巻き込まれる事故が増えているという風に先月発表しています。医療機関ネットワークというところに寄せられている数字で言いますと、5年間と今年の7月までに172件ありました。このうちの半数以上で、6歳未満のお子さんが車輪に巻き込まれてケガをするという事例が見られました。
去年の10月には、荷台に座っていたお子さんの足が巻き込まれしまいまして、この時アキレス腱が見えるほどのケガで、12針縫うケガをされたということがありました。」
森本毅郎スタンバイ!

後ろの乗せた用事座席の足載せ部が脱落していたため、脚が車輪に巻き込まれた

後部座席に乗っている人の足が、巻き込まれる事故は頻繁に起きていて、いまの172件というのは、一部の医療機関に上がってきているだけの数なので、実際はもっといるのではないかという話でした。その中でもこどもが半分以上もいたそうです。

そもそも自転車の後ろに乗る2人乗りは、禁じられているのですが、6歳未満は、幼児用座席というのを設置すれば乗っても良いんです。ただ、今回の事故の中では、幼児用座席をつけていなかったケースも多く、動いている車輪に巻き込まれれば、大けがになるケースも多いので注意が必要という話でした。

そしてこどもを乗せた自転車の事故、多いのは、これだけではないんです。消費者庁の吉村卓也さんは次のようなケースについてこう警鐘を鳴らします。

★だっこ・おんぶで自転車事故の危険

消費者庁 吉村卓也さん
「国消費者庁では、全国30の病院から事故情報の提供を受けていますが、その中で、こどもをだっこひもでだっこやおんぶして、自転車を利用しているときに転倒などして、お子さんがけがをしたという事故が報告されています。約5年半で40件の報告があり、このうち入院が必要となるような重いケガを負った事例も9件ありました。
(だっことかおんぶをしてそもそも自転車に乗って良いんですか?)
東京都では、6歳未満の幼児1人をだっこひもで背負って運転することはできます。が、前にだっこして自転車を運転することは禁じられております。これは非常に危険な行為ですので、やめていただきたいと思っております。」
 

だっこをして自転車を運転していて転んだとき、前にいるこどもを大人の体重で潰してしまって、頭の頭部を骨折してしまったなんていう事例もあったそうです。この「前でだっこするのはダメでおんぶは良い」というのは、自治体ごとに決まりがあって、東京では、おんぶひもで背負って自転車に乗るのは良くて、前でだっこするのは認められていません。

では、この決まりを、実際に自転車に乗っている親は、知っているのか、きのう都内で聞きました。

★知らない…後ろの方が危ないイメージ…

●「そうなの?おんぶはOKでだっこはダメなの?100人中それ何人が知っているかですよ。そもそもこういうママチャリ乗っている人が。そういうことも知らないで乗っている人、俺も知らなかったから、それを認知させることも必要。前の時に赤ちゃんがクッションになっちゃうってことでしょ。エアバックと一緒で。それもわからなくないけど、後ろ向きに倒れたらどうなんですかね。」
●「えっ、後ろの方がこども危なくないですか!?
(どっちか選ぶなら?)前。おんぶは考えられなかった。守れないし。(だっこひもで乗せたことは?)2歳までの小さいときに前にはひとりで乗せれなかったり
機嫌が悪くなったり泣いちゃう時期の頃に前にだっこして乗ってた時期はありました。(やっぱり自転車で移動する必要があったんですか?)やっぱり買い物行くにも、行かなきゃいけないし、やらなきゃいけないことがあってしょうがなくって感じです。」

きのう武蔵小山でこども座席のついている自転車に乗っている親に話を聞いたのですが、前のだっこが認められていないということ自体を知っている人は、いませんでした。
また、後ろの方が倒れたときに手も出なくて守れないから、危ないんじゃないという声もありました。

その一方で、実際に前のだっこで過去に運転したことがある人に、なぜ運転したのかを伺うと、やらなきゃいけないことがあって「しょうがなく」と危ない事をしていた感覚はありませんでした。

最後に、こうしたこどもを乗せた自転車の危険を回避するには、どうべきなのか。日本自転車普及協会の村上吾郎さんに伺いました。

★危険回避のためのポイントは、おんぶと幼児2人乗り同乗認証マーク

日本自転車普及協会 村上吾郎さん
「だっこひもの方に関しては、安全上の配慮から、だっこして乗るのは、もし乗ってるお父さんお母さんが転倒した際に、こどもさんを下敷きに圧迫してしまう危険性があるので、必ずあかちゃんを身につけて乗るときにはおんぶひもで乗っていただきたいと思います。あと、いまの法律上、認められているのは、16歳以上のお父さん、もしくはお母さんが、幼児2人乗り同乗用自転車という、前輪の部分と後輪の部分にきちんとお子さんを乗せることを考えてつくられた装置がついている自転であれば、前と後ろに1人ずつ乗せて走ることができます。なので、自転車協会さんの推奨しているような、幼児2人乗り同乗認証マークの適合を受けているような安全基準を満たした自転車に乗っていただきたいと思います。」

幼児2人乗りするならようじ2人乗り同上認証マークの適合を受けた座席を設置すること、またそんな座席にも座れない赤ちゃんと乗るならだっこではなくおんぶひもで背負うことだそうです。

TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」は月〜金6:30-8:30放送中。
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