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世代間交流つるまき学校サロン

人権TODAY

毎週土曜日「堀尾正明+PLUS!」内で8:15頃に放送している「人権トゥデイ」。
様々な人権をめぐるホットな話題をお伝えしています。

世代間交流つるまき学校サロン

東京・新宿区の小学校で、毎月お年寄りが楽しみにしている
交流会「つるまき学校サロン」を取材してきました。

「つるまき学校サロン」は、新宿区立鶴巻小学校の部屋、多目的室を使って、
月1回の放課後、近くに住んでいるお年寄りと授業を終えた子どもたちの
交流の場になっています。
歌を歌ったり、ゲームや工作をするなど、毎回30人ほどが参加します。
新宿区社会福祉協議会の支援を受けて、地元の有志が、およそ3年前から始めました。

なぜ、「つるまき学校サロン」を作ったのか、
サロンの副代表、中村廣子(なかむら・ひろこ)さんは次のように話しています。

中村廣子さん
『 おじいちゃん、おばあちゃんと直接一緒にお住まいになっているおうちが
 少なくなったんです。ですから、ぜひ世代間交流をしたいなということと、
 学校を貸りれば、子どもたちとの交流もできるし、地域の人が学校に
 気軽に足を運んで触れ合って、そして今度地域に帰った時に、地域の中で
 子どもたちに目を向けてくれる、ということと、子どももおはようって
 挨拶をしてくれるようになるのかなっていう、そういう相乗効果が
 生まれるんじゃないかということでね、ぜひやりたいなと思ったんです。』

取材した日は、お年寄りや子どもたち、合わせて20人ほどが集まりました。
この日は、使いきったガムシロップの容器とボール紙、カラフルな紐を用意して、
小さな飾り用の帽子を作りました。
子どもたちは、できない所はお年寄りに聞いたり、手伝ってもらったり、
お母さんの誕生日プレゼントにするから秋らしい色はどれかな?と
一緒に選んでる姿も見られました。
出来上がったものをプレゼントし合って、楽しそうに交流していました。

お年寄りと子どもたちが作った飾り用の帽子

お年寄りと子どもたちが作った飾り用の帽子


場所を提供している 新宿区立鶴巻小学校の、
永井清友(ながい・きよとも)副校長は次のように話しています。

永井清友副校長
『 学校の施設を地域の方に使っていただくことが、より学校と地域の
 連携になりますので、いいことかなと考えております。
 そういう方々が入ってらっしゃるほうが、逆になにかあった時に、
 その方々に協力いただくということもありますので、
 より安全かなと思います。』

最近は、外部の人が学校に入ることに難色を示す所も多いですが、地域の人を
受け入れることが、安全にもつながっています。
また、何よりもお年寄りにとって元気が出る楽しい時間のようです。

サロンに参加していた80代と70代の女性の声です。

80代女性
『 うちだと独りでしょ。学校来るのがまた楽しい。
 小さい子がいるでしょ、子ども相手もいいです、好きです。
 絶対この日は用を作らないように・・・うふふ。
 楽しませてもらって元気のもとですよ。』
70代の女性
『 始めに大きな声で、うちじゃ、ああいう大きな声を出して歌うことは
 ありませんけど、皆さんかわいいお嬢さんなんかと歌わせていただくのも
 いいですよね。ほんとに1ヶ月1回楽しみにきてます。』

家で独りでいるより、子どもたちと一緒にいたほうが楽しいですし、
こういう触れあいが元気のもとになっているようです。

他にも、小学校の近くのグループホームからの参加者もいて、その方たちが
フリーマーケットを開く時には、このサロンで仲良くなった子どもたちが
遊びに行く光景も見られます。

お年寄りを孤立させないためにも、
こういう触れ合いの場が各地に広まっていくといいですね。