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北海道の台風被害で、タマネギやジャガイモがピンチ

森本毅郎 スタンバイ!

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★北海道の台風による農作物の影響とは

台風10号が、観測史上初めて東北の太平洋側に上陸する異例の事態となりましたが、今回、北海道の一部も暴風域に入ったということです。今年の北海道における台風被害について、「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)の「現場にアタック」で田中ひとみが取材しました。

現場にアタック(田中ひとみ)

★北海道では異例の、8月の台風。収穫の最盛期に直撃…

北海道では、今月17日から23日にかけて3つも台風が上陸。住宅や道路の復旧のほか、農作物の被害も大きかったということなので、昨日の台風10号による影響も非常に心配です。まずは北海道北見市の常呂町農協の参事 石田茂実さんに、3連続の台風による農作物の被害状況を聞きました。

北海道北見市の常呂町農協 参事 石田茂実さん
「常呂川の堤防が決壊したということで冠水、浸水。その面積が1029hということです。今までも水害の被害はあったんですけど。8月の台風というのもちょっと経験ないと思いますし、ここまでの面積になったのは初めてだと思います。
今が、何もなければ収穫の最盛期でしたね。主な作物は小麦、てん菜、馬鈴薯、玉ねぎですけども、収穫が終わっているのは小麦だけなんですよね。その他の作物についてはほとんどが未収穫の状態。やはり3日も4日も水に浸かってたような所は今現在畑の中で腐敗が進んでるような状況です。」

 

森本毅郎スタンバイ!

北海道産 タマネギとジャガイモ

北海道では台風が9月半ば以降に来ることが多く、その頃にはほとんど収穫を終えているそうなんですが、今回のような8月の台風はまさに想定外。しかも今年は収穫できていればどの作物も豊作だったそうで、農家の皆さんはなおさら落ち込んでいるようです。

また、北海道は、ジャガイモとタマネギの生産量が全国1位。全体の出荷量が減って価格が高騰しまうのではないかという懸念も出ています。特にタマネギについては、以前このコーナーでも紹介しましたが、生産量全国2位の佐賀県で「べと病」の被害が出たために、既に価格が高騰しています。その上、第1位の北海道でも出荷が減ってしまうとなると、家庭の食卓への影響が心配ですよね。

そこで、スーパーで買い物帰りの皆さんに、もしタマネギやジャガイモの値段が上がったらどうするか聞いてみました。

★タマネギ・ジャガイモは定番食材。値段が高くなったら困る…

●「困っちゃう。ジャガイモ・タマネギは家庭の定番ですよね。肉じゃがにしても無いと困っちゃうし、カレーも作れなくなるし、完全に別の物にしないとダメですよね。肉か魚かをメインにして。」
●「安い時に買っておく。まともにはとても買えないもの高くてね。」
●「うち男の子が2人いてすごい食べるので、もやしを買ってかさ増し」
●「もうレトルトカレーね。あれは安いから。もう作らないでちょこっと足す程度。そんな感じよねもう本当に。」
森本毅郎スタンバイ!

タマネギとジャガイモはカレーの必需品

タマネギやジャガイモはあらゆる料理に使うのでこれ以上高くなったら困る!という方がほとんどでしたが、特にカレーに言及する方が多かったです。仕方なくタマネギとジャガイモ以外の材料で代用するという方、安いレトルトカレーにしてしまおうという方、いろいろいましたが・・・

では、街のカレー専門店では、タマネギやジャガイモの値段が上がったらどんな影響が出そうか?下北沢のカレー店「北沢カレー食堂 茄子おやじ」で聞きました。

★カレー店にとって、タマネギ・ジャガイモの値上がりは死活問題!

下北沢のカレー店「北沢カレー食堂茄子おやじ」
「うちの場合大量のタマネギで旨味・甘味・コクを出すので、めちゃくちゃ痛い。ジャガイモも人参も大量に使ってるんですよ。ルーの中に溶けてるんですよね。店じまいだねこりゃ。それ以前からアベノミクスで円安誘導してコストが上がってますから、それに加えてこれじゃあ本当に厳しいですね。」

実は今、カレーに欠かせない材料のコストが軒並み上がっているそうなんです。牛肉やスパイス、はちみつなども高くなっていて、このお店では今年はじめにやむを得ず一部のメニューを値上げしました。

その上さらに、タマネギやジャガイモの値段も高騰してしまったら、「もう店じまいだね」と、店長さんは言っていました…。特にタマネギは一週間に40キロ分も使っているそうなので、ちょっとの値上げでもかなり苦しそうです。

そうなると、台風からの復旧が少しでも早く進んで、できるだけ多く、北海道産のジャガイモやタマネギが消費者に届いてほしいと思いますが、常呂町農協の石田さんは、早く復旧作業が終わらないと、さらに大変なことになってしまうと言います。

★このままだと、来年の収穫にも影響が出てしまう?

北海道北見市の常呂町農協 参事 石田茂実さん
「一部の畑については堤防決壊したことにより畑が損害出てる。そういった所の復旧作業が全然進んでいない状況。本当に畑の復旧というのは急ぐんですよ。特に北海道は雪が降るものですから、冬の間の工事は出来ないんですよね。だから、雪が降る前に全て復旧作業を終了しないとならない。11月の10日には土壌凍結が始まるものですから、10月いっぱいぐらいには復旧してないと、来年の営農に影響が出てくるということですね。」

台風の被害に遭われた農家さん達は、本来なら今が収穫の最盛期なのに、畑の復旧作業に追われている状況です。もしその作業が雪の降り始める11月までに終わらないと、来年のタマネギやジャガイモの収穫に影響が出てしまうかもしれないということです。

TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」は月〜金6:30-8:30放送中。
AM954kHz、FM90.5MHz。
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