お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

放送中

放送中


ノルディックウォーキングで楽しく健康維持

人権TODAY

毎週土曜日「堀尾正明+PLUS!」内で8:15頃に放送している「人権トゥデイ」。
様々な人権をめぐるホットな話題をお伝えしています。

ノルディックウォーキングで楽しく健康維持

最近、年配の方がポールを持って公園を歩いている、というのを
聞いて、足立区にある東綾瀬公園に取材に行きました。

そもそもノルディックウォーキングというのは、1930年代に
フィンランドで始まったそうです。

クロスカントリーの選手が、夏場のトレーニングとして行っていました。
ポール(スキーでいうストック)を使うので、下半身だけでなく、上半身も使います。
なので、運動量が普通のウォーキングより多いんです。
ところが、逆にそのポールを使うことで、膝や腰にかかる負担が
少なく、転びにくいことから、ここ10年くらいで、
高齢者の健康維持や、リハビリに行われることが多くなってきています。

今回伺った、足立区にあるデイサービス「介護予防クラブLOCO」も、
このノルディックウォーキングを取り入れていて、この日は、
6人の方が参加していました。

まず最初に始めたのが、なんと、先程の男性、大正10年生まれ、
今年90歳の川上さんです。
川上さんは、最初は、300歩も歩けなかったそうです。
それが、ノルディックウォーキングを始めて、この日は、午後までに
1800歩も歩いているんです。歩くのが速くて、追いつくのがやっとでした。

もちろん休憩もきちんと取ります。
休憩は、LOCOのスタッフが様子をみて促します。
川上さんは、前は2回ほど休憩をとっていたんですが、
今は1回の休憩で大丈夫なほど体力がついてきたようです。

ノルディックウォーキングを「学ぶ」、というよりは、
ポールを使うことによって、「楽しんで」外に出て歩いてもらう、
という感じですね。
なので、歩いている間も、付き添っているスタッフとの会話は
つきることがありません。

LOCOの中でも、ムードメーカーで、お姉さん的存在だという、
64歳の高野さんはこう言います。

高野さん
『 楽しいですよ。本当に。
 散歩するのに誰かついてくれるって言うのはありがたいですよね。
 一人だと、ここ一周するのがいいところを、おとといは3周して帰りました。
 ウエアも、そういうときじゃないと
 着れないようなのがあるじゃないですか。』

と清水さんは話します。
歩く以外にもウエアを気にする楽しみもあるようです。

そもそも、このLOCOを立ち上げた理由について、代表の相原正臣さんは、
「高齢者の方に、外に出る楽しみを見つけて欲しい」と話します。

相原正臣さん
『 男の人はプライドが高い部分や、元々コミュニケーションが
 苦手な部分があって、デイサービスの利用者は、女性のほうが多い。
 男性が行くデイサービスがないので、ここのデイサービスを
 立ち上げるにあたって、何か表に出るようなきっかけになる
 運動何かないかなと思って探して、見つけたのが、
ノルディックウォーキングでした。』

外に出ることは、人と触れあうことに繋がります。

デイサービスにも、色々なプログラムがありますが、
外にでるこのノルディックウォーキングだと、四季折々の会話が
できたり、公園でよくあう親子と、顔見知りになって、
挨拶も増えるんだそうです。

相原正臣さん
『 ここに来たときにだけノルディックウォーキングをするのではなくて、
 毎日の生活の中でもノルディックウォーキングをしていただきたい。
 一人だとまだやっている人が少ないので、恥ずかしかったり、
 不安だったりするので、地域に普及させたい。
 それでやってくれるひとが増えたり、僕みたいに教える人が
 増えてくれば、お年よりみんなで歩いて、
 元気に年を取っていってもらえるかなと思います。』

一人でなく、みんなで話ながら歩いていくことで、体の健康だけでなく、
心の健康も保てる魅力がこのノルディックウォーキングにあるんですね。

この介護予防クラブLOCOには、ノルディックウォーキング以外にも、
男性が来やすくなるように、釣り堀やパソコン、カラオケなどもあります。

趣味をたくさん持つ元気なお年寄りが増えるといいですね。

担当:波岡陽子