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放送中

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自治会オリジナルの乗り合いワゴン車と食堂

人権TODAY

毎週土曜日「堀尾正明+PLUS!」内で8:15頃に放送している「人権トゥデイ」。
様々な人権をめぐるホットな話題をお伝えしています。

自治会オリジナルの乗り合いワゴン車と食堂

たすけあい号

たすけあい号


ひとり暮らしの高齢者や歩行が困難な方の、買い物や病院通いを手助けする、
ある団地の取り組みを取材しました。

1760世帯のうち、高齢者が3割を超える埼玉県上尾市の尾山台団地では、
自治会が、10人乗りのワゴン車「たすけあい号」を
昨年末から週に2日走らせています。

団地の中にはスーパーが1件ありますが生活雑貨のあるショッピングセンターや、
リハビリなど治療をする整形外科までは歩いて20分以上かかります。
ですから「たすけあい号」は利用する方にとって、
とても大切な移動手段なのです。

「西友に買い物楽しい。みんなと友達になれる。」
「ショッピングをするとストレス発散できる。」
「玄関から玄関まで送ってくれてありがたい。」
「バスを乗り継いで行く時より、半額以下で助かります。」
そんな声が寄せられています。

「たすけあい号」を運営している尾上道雄自治会長は、
「必要とする人がいる限り続けていきたい」と話しました。

尾上会長

尾上会長


料金は年会費500円で、1回につき往復300円で利用できます。
車の維持費、ドライバー、付き添いボランティアの人件費などは、
県が助成しているので、この値段で運営できています。

しかし、先だっての東日本大震災によるガソリン不足の影響で、
一時運休となってしまった「たすけあい号」。
来月から運行を再開します。

また、尾上会長は、「たすけあい号」を自主運営するために
NPO法人を立ち上げました。

そして、団地内の空いた店舗を利用し、「ふれあい食堂」を
去年の10月にオープンさせました。

ふれあい食堂

ふれあい食堂


ブリの照り焼きや、ねぎトロ丼、オムライスなど、薄味の
日替わりランチ500円が人気で、アルコールもあり、昼食時には、
団地内外の人で満席の盛況ぶりです。

尾上会長は、この食堂の役割を団らんの場となる事ともうひとつ
期待する事がありました。

尾上道雄自治会長
『 集会施設の催し物に来るのは、ある面では趣味的な問題。
 食べるのは趣味とは別の問題。
 そこで、普段合う事のない人同士が、食を通じて人の交わりが
 できたらいい。そうすれが、見守り活動につながる。
 そして、団地の外の人にも利用しやすい環境を作り、
 地域全体での福祉活動をしていきたい』

団地の自治会の枠をこえて地域での支え合い、助け合いに
これからの高齢化社会を豊かに生きるヒントが見えました。    

担当:永井洋満