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子連れのお母さんが働けるカフェ

人権TODAY

毎週土曜日「堀尾正明+PLUS!」内で8:15頃に放送している「人権トゥデイ」。
様々な人権をめぐるホットな話題をお伝えしています。

子連れのお母さんが働けるカフェ

今回は、子育てに忙しいお母さんが、子どもを連れて働ける
カフェ『赤ちゃん八百屋』を取材しました。

お店は東京・北区赤羽にあって、お店で使っている、
ほうれん草やセロリといった野菜のほとんどが、
群馬県甘楽町(かんらまち)でとれた有機野菜。
料理に使うだけでなくて野菜も販売しているので
『八百屋』というわけです。

『赤ちゃん八百屋』の運営は会員の年間会費で賄われます。
お母さんたちが子どもを連れてお店で働き、
もちろんお客さんが連れてくる赤ちゃんもお店にいます。
そして皆で話し合うようになって、お互いの悩みを聞いたり
情報を交換し合う場所になっているんです。
お店は商店街の横に入った路地にあって、
8畳ほどの広さにテーブルがあるだけで、靴を脱いであがって
テーブルを囲む感じで、奧に厨房があるというシンプルな作り。

今の赤ちゃんカフェの店長で、最初はお客さんとして来ていた籠橋さんは、

籠橋さん
『 1人目のときに子育てに行き詰ったときがあって、外食も、
 こどもはお味噌汁とかこぼすので、周りに迷惑を
 掛けてはいけないと思い、ずっと外食もできずにいたんです。
 そんな時に赤ちゃん八百屋にご飯を食べに行ったんです。
 やっぱり、粗相があったのですが、
 スタッフの方が「ここは迷惑かけあう場所なんだよ」
 と言ってくれて、すごい気が楽になって、
 私は絶対このお店を手伝うぞって思ったんです。』

と話します。

また、お店ではテーブルをみんなで囲んで飲み物のほかおにぎりなどが
セットになった500円のランチなどを一緒に食べるのですが、
スタッフがお客さんに「テーブル出して」とか「拭いておいて」
なんていうこともあるそうです。

そんな『赤ちゃん八百屋』をどんな場所にしたいのか
立ち上げから関わりご自身も父親として『専業主夫』で
娘さんを育てた経験がある岡田孝一さんに聞きました。

岡田孝一さん
『 みんな子育て悩みますよね。私も2年間娘を見ましたけど、
 どういう風に赤ちゃんに対応したらいいのか、分からなかった。
 そういうのをみんなで悩み、考え、話しながら育てる。
 だから子供育てるのと同時に、自分が育てられる、
 そういう場所ですね。』

スタッフは、ほとんどが女性ですが、男性も数人います。
男性でも子育ての経験を生かして、スタッフや、
お客さんの子供の子守もしているようです。

赤ちゃん八百屋が営業しているのは、毎週火曜から金曜の朝10時半から
夕方4時半までで、『できることをできる範囲での営業』という考え方。

そんな赤ちゃん八百屋の評判を、カフェに来るのが2回目
という赤ちゃん連れのお母さんにお話を聞きました。

お母さん
『 一人だと悶々としたり、分からないことができても
 すぐに聞けるわけじゃない。
 同じ困っている人同士が話をすることで共有できたり、
 一人じゃないって思えるからよかった。』

この『赤ちゃん八百屋』は子育ての相談から、人生の話まで、お客さんも、
調理中のスタッフも、ずっと話をしているような、居心地のいい場所でした。

これからお母さんになる女性が遊びに行くのもとても勉強になりそうです。

担当:波岡陽子