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ひきこもりの若者と家族を支える活動

人権TODAY

毎週土曜日「堀尾正明+PLUS!」内で8:15頃に放送している「人権トゥデイ」。
様々な人権をめぐるホットな話題をお伝えしています。

ひきこもりの若者と家族を支える活動

去年7月、内閣府は家や自分の部屋に閉じこもって外に出ない若者の
「ひきこもり」について初めての全国調査の結果を発表しました。

その結果、70万人が「ひきこもり」の状態となっていて、
その数は、将来155万人になるであろうという事でした。

こうした「ひきこもり」の若者を支援しようと13年前に横浜市青葉区にできた
NPO法人「月一の会」を永井洋満ディレクターが取材しました。

代表の梅山明子さんは、

梅山明子さん
『 うちにいるのがひきこもりでなく、人と関わりたい想いがあるが、
 どうかかわっていいかわからないのが、ひきこもり。
 親子のコミュニケーションが増えれば、
 必ず外に人とのつながりもできる。』

と語りました。

取材した日は、若者同士が、「居場所」と呼ばれるマンションの一室に集まり、
メニューを話しあい、自分たちで作る昼食会でした。
「普段、家では料理はしないけど、みんなと作ると楽しい!」
と言いながら作ったハンバーグでの ランチタイムでした。

参加した若者は「月一の会」について
『人とすごして楽しいと思うのが少なかったけど、ここだと
 近所に遊びに来ている感じでなごみやすい。』
『居場所へ来るより、学校やバイトを優先したけど、ここへ来て
 人に慣れるのが大切だと思った。』
と話してくれました。

また、若者だけでなく、ひきこもりの家族を持つ母親による
意見交換会もありました。

「親の価値観を押し付けてしまった」
「早く自立させたくて、甘えさせる時間が少なかった」
「あまり、親が先回りして過保護、過干渉しない。
 本人が言いたい事を言える環境が作れないとダメだなと思う。」
「あせらないでじっくりと」
などの意見がありました。

そして、親子のコミュニケーションで
大切な事について梅山さんは、

梅山さん
『 気持ちを聞くという事。これをするしかない。
『聞く会話』ができる家庭は
 まず大丈夫と思っています。』

と話しました。

「月一の会」では、このような会員同士の交流だけではなく、職業体験や、
地域の祭りでのフリーマーケットなど、外部との交流の場も作っています。

そして、来月の2日には、手作りの惣菜や、クッキー、軽食を販売する
カフェもオープンします。

●親子のコミュニケーションに始まり、時間をかけながら、
 人とのつながりを作っていくこと
●とにかく「あせらないこと」

ひきこもりと呼ばれる状態から、自信を取り戻して
社会参加をするヒントが「月一の会」の取り組みにあると思いました。

担当:永井洋満