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知っているようで知らない「白杖」について

人権TODAY

毎週土曜日「堀尾正明+PLUS!」内で8:15頃に放送している「人権トゥデイ」。
様々な人権をめぐるホットな話題をお伝えしています。

知っているようで知らない「白杖」について

視覚障害者の方が使われる白い杖=『白杖』について取材しました。
2008年に厚生労働省が発表した、
日本における視覚障害者は およそ31万人です。
その多くが徐々に視覚を失った方なんだそうで、
「ある時」を境に『白杖』を使う人がとても多いんです。
東京都盲人福祉協会の金澤さんは、

金澤さん
『 白い杖は、見えなくなって自分が単独だったり
 誰かと一緒に歩く上でも安全に安心して歩くためにないと歩けない。
 体の一部。ただ白杖持っているだけだと、白杖を持っているのに
 電柱に体や顔がぶつかったりする。そうならないために
 歩行訓練というのを行います。』

と仰っていました。

わたしも疑似体験という形で歩行訓練士の方に、
高田馬場の街中で目隠しをして歩行指導を受けました。
正直、怖かったです。
とにかく、地面の様子を白杖を通して感じることが難しいんです。
点字ブロックとデコボコしたコンクリートの地面だと
余計に区別がつきませんでした。

白杖を使い慣れている人でも、
初めて行く場所や点字ブロックがない場所を歩く事は、
難しいということです。

そして白杖には、もう1つ役割があると金澤さん。

金澤さん
『 周りの人に私は目が不自由で、気をつけて下さいという意味もある。
 自分が周囲を確認する事と、周りの人にも注意して頂く役割がある。
 10年20年前からすると、例えば信号で青とか赤とか
 教えてくれる人が増えたと思う。』

金澤さんは、昔よりも声をかけられるようになったと仰っていました。
声をかけてくれる人が更に増えた方が、安心できるといいます。
また金澤さんは、

金澤さん
『 凄く難しい問題だとは思いますが、気軽に声をかけたりなるといいなと思う。
 見える方達は、声をかけて断られたらどうしようと思うと思う。
 でも、私たちにとって声をかけてもらえて凄く助かる場面もある。
 気持ちがやり取りできるようになるのが、本当は望ましい。』

と教えてくれました。

視覚障害者の方自身が助けを必要としている時に、
周りの人に声をかけれればいいと思われがちですが、
周りにどんな人がいるのかはわからないんです。

ですから、声をかけることは、けっこう勇気のいることなんだそうです。
とにかく気軽に声をかけてほしいということなんですが、
逆に「無言で急に引っ張られること」。
これはとても怖く感じるということです。

いずれにしても、ちょっとした気遣いが大切だということを
改めて感じました。

担当:清水栄志

【団体】
東京都盲人福祉協会
東京都新宿区高田馬場1-9-23
TEL:03-3208-9001