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若い世代で町を守る!「うめだ防犯パトロール隊」

人権TODAY

毎週土曜日「堀尾正明+PLUS!」内で8:15頃に放送している「人権トゥデイ」。
様々な人権をめぐるホットな話題をお伝えしています。

若い世代で町を守る!「うめだ防犯パトロール隊」

明日で東日本大震災から1年が経ちますが、
震災をきっかけに始まった「活動」についてお伝えしました。
それは「パトロール隊」です。

足立区梅田に住む人たちで結成された、その名も【うめだ防犯パトロール隊】
今ちょっと注目されているんです。

注目されているのは何かと言うと、パトロール隊の「平均年齢」
活動している人たちの平均年齢は41歳とかなり若い人たちの活動なんです。

活動の内容は普通のパトロール隊と同じように、
住宅街を巡回してゴミを拾ったり、
夜まで遊んでいる子供たちに帰宅を促したり、
街灯の切れているところはないか見回ったりしています。

活動を始めたきっかけについて
【うめだ防犯パトロール隊】代表の長崎豊さんに聞きました。

長崎豊さん
『 川島副代表と三浦さんていうメンバーと3人で飲んでて
 「地震あったけど仕事を持っているから東北へ手伝いに
 行くわけにいかないし何か出来ないかなと思ってるん だけど、
 パトロールして町の安全のために歩こうか」っていう話を
 して始まった形です。』

震災の後に、いつも集まるメンバーで居酒屋で飲んでいたところ、
何か自分たちにも出来ることはないかという話になり、
「じゃあパトロールしよう!」とすぐに次の週から歩き始めたそうです。

去年の4月6日から正式に活動を始め、
毎週水曜日の夜8時から1時間歩いています。

最初は勝手がわからなかったので、地元の西新井警察の協力も得ました。

3人で始めた活動も今では21人にまで増えて
1番若いメンバーは21歳、平均年齢41歳の若いパトロール隊が生まれたわけです。

でも、20代から40代と言うと「働き盛り」
決まった時間にパトロールをするのは大変なのでは??
尋ねてみると・・・
パトロールの日だけは残業しないように他の日で調整している人。
会社にパトロールの話をしたら水曜日だけ早めに帰らせてもらえるようになった人。
仕事が終わってから遅れてでも駆けつける人。
と、かなり皆さん積極的なんです。

パトロール隊のメンバーに活動に対する思いを聞きました。

パトロール隊の方々
『 自分に出来ることだと、出来そうだったと言った方が正解ですけど、
 出来るんだったらやろうかなという感じで始めました。
 こうやってパトロールして見て回っていると町の状況が
 自分が思っていたより物騒なのかなって、話では聞いていたけど
 実際に自分で実感するのは回ってみてからですね。』
『 仙台に田舎があって、ちょっと震災のことで色々悩んでいた時に
 このパトロールの話をいただいて、こっちで同じようなことが起きても
 皆で動けるようにっていう思いでやっています。』

皆さん、そんなに肩に力を入れずに自然体で臨んでいました。

一方、町に住む人にパトロール隊について聞いてみました。

女性
『 そうですね、ちょっと安心しますよね。』
『 すごい安心よそれは!この辺はやっぱり下町だから
 地域の繋がりがあるのですごく安心してます。
 ひったくりとか色々あるからね、足立区梅田はね。』

週に1度と言っても働き盛りの男性が見回っている安心感があるようです。

見回りをしている時に、町の人と挨拶を交わす回数もだんだん増えて
町の中の犯罪も減ってきているということもあり、
代表の長崎さんは『少しでも抑止力になってくれれば』と話していました。

また、パトロール隊の若いメンバーの中にこんな話をしてくれた人もいました。

パトロール隊
『 普通だったらご近所さんて今挨拶もしないような世の中なんですけど、
 そのご近所の中でこういう動きをしているので、
 本当に家族以上の付き合いというか、今の世の中に足りないものが
 凝縮されているんじゃないかと思いますね。』

若い世代でも「ご近所付き合い」の大切さに惹かれるわけです。
若いメンバーには1人暮らしをしている人も多く、
地域にお父さんがいるようで安心するみたいです。

そして、取材をしていて気付いたのですが、
皆さん、パトロールを終えてからの
ミーティングという名の「飲み会」を結構楽しみにしているんです。
そこで、世代を越えて仲良くなったり、結束力が生まれているわけですね。

代表の長崎さんは

長崎さん
『 このパトロールの目的としては震災があった時に
 皆が集まって何かするというよりは1人1人が自主的に1人の命でも
 助けられればなという思いでやっている。
 今の若い年代の人たちが引き継いでずっと続けてくれたらいいな。』

と話していました。

震災をきっかけに始まった繋がりが、これからもずっと続いて
広がっていくと良いですね。

担当:楠葉絵美