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イクメンサークルで地域交流

人権TODAY

毎週土曜日「堀尾正明+PLUS!」内で8:15頃に放送している「人権トゥデイ」。
様々な人権をめぐるホットな話題をお伝えしています。

イクメンサークルで地域交流

取材をしたのは、「練馬イクメンパパプロジェクト」通称「ねりパパ」が
聞いたイベントです。
石神井公園で開かれたこのイベントは、プロの写真家のアドバイスを受けながら
子供の写真の撮り方を学ぶフォトワークショップで、
この日は、12組のお父さんと子どもが集まっていました

「イクメン」と聞くと、例えば「育児休業」をとっているとか、
それこそ「専業主夫」という人もいますが、
このねりパパでは、メンバーのほとんどは、サラリーマンです。
スタートして2年で現在のメンバーは25人ほど。

こうしたイベントは練馬区からの委託講座で、
いろんなテーマで年に13回ほど行われています。
ほかにも、児童館での絵本ライブやおもちゃ作り、
地域の他の団体との交流イベントなど、
ほぼ、毎週、パパと子供が中心となった活動をしています。

「ねりパパ」代表の森さんは活動のきっかけについてこう話しています。

森さん
『 子どもが生まれて、子どもと仲良くなりたかった。
 その後家を買って、練馬で死ぬなって思ったら、
 練馬に尽くしたいなと思った。
 人をつなげて、地域を良くするのは、父親、
 自分達世代のミッションだと思った。
 それでまずパパ友作ろうという所から始まりました。』

子どもとのつながりも大事だけれど、
父親同士のつながりを作ろうということも目的なんですね。

ママ友は、公園や幼稚園など、会う機会も多いですし、
しゃべり好きな人が多いので、意外とすぐにできますが、
男同士は、学生時代とは違って、やはり名刺交換から、
という雰囲気になってしまいますよね。

そこで、ねりパパではいくつか工夫をしています。
まずは、「あだ名で呼ぶこと」。
誰々ちゃんのパパ、ではなく、入った時にすぐにあだ名をつけてしまいます。
先ほどの代表の森さんも「あだ名」は「モンチャック」です。
最初は照れくさくても、慣れてしまうと何でもないそうですよ。
そして次の工夫は「敬語を使わないこと」。
これは最初から徹底しないと絶対に距離が縮まらないそうです。

ねりパパで初めてパパ友ができたという
2児の父親「がんちゃん」と、1歳の子どもを抱っこした
「たまちゃん」に聞きました。

がんちゃん
『 うちの子がそろそろ10歳なんですけど、
 自分で考えながら四苦八苦という感じだった。
 ねりパパとあってからは、パパ友がすごく多くて、
 色々悩みとか、思いとか共有できるようになってすごく楽しい。』
たまちゃん
『 家事・育児の負担もそうですけど、小さい時に
 お父さんと密接に関われる時間があったというのは、
 この子にとっても貴重な時間だと思う。
 今は小さすぎて分からないと思いますが。』

情報があれば、やるし、やりたい、というお父さんもいるんですね。
またイベントに参加していた奥さんもこんなふうに話しています。

利用者
『 今日は郵便物と生協の明細票を読んでもらいました。
 読んでもらったのでそういうものだったというのがわかったし、
 郵便物は少しでも早く、昨日来たものを読んでもらえたのは
 よかったし、助かりますね。
 家内とか知り合いとかに頼るぐらいなんですけど、
 何が来ているか、わかんないわけですから、読んでみて、
 ああ、しまった頼むんじゃなかったというのもあるわけですよ。
 ところが組織が立ち上がりますと、きちんと個人情報を
 まもってくれると心の安定に繋がる気がしますね。』

「子どもと関わっていられる時間」って思っているほど
実際はあんまり多くないようです。

代表のモンチャックさんも、もともとは、家事育児は、女性の方が上手だし、
女性の役割とどこかで思っていた部分があったそうです。
ところが育児に関わり始めると楽しさをわかり、
家事育児は「家族の仕事」だと思うようになったそうです。

モンチャックさんは、こう勧めます。

モンチャックさん
『 一度、家事育児をやってみたらいいと思う。
 子どもと2人だけで、1日2日過ごしてみると、どれだけ大変かわかる。
 その代わり、それをやってすごく楽しい事も分かる。
 あとパパ友を作ると自分が楽しくなるので、きっかけにしてほしい。』

「大変だ。大変だ」と構えると、どんどん「ちぢこまって」しまいますが、
こうして「パパ友」のように、横のつながりが広がることは
楽しいし、いろんな問題を解決できる糸口をみつけられますよね。

担当:波岡陽子