お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

放送中

放送中


スポーツドリンクを金属製の水筒に入れると危険?

森本毅郎 スタンバイ!

森本毅郎・スタンバイ!ロゴ

連日30度を超える暑い日が続く毎日、熱中症対策にスポーツドリンクを飲む方も多いと思います。そんなスポーツドリンクの飲み方・扱い方について「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)の「現場にアタック」で、レポーター阿部真澄が取材しました。
阿部真澄

★スポーツドリンクを水筒に入れると食中毒になる可能性が!

夏休み、旅行や運動をする際にスポーツドリンクを水筒に入れて持っていく方も多いと思います。しかし、扱い方を間違えると食中毒になる可能性があるかもしれないのです。東京都健康安全研究センター 小沢悠作さんにお話を伺いました。

小沢悠作さん
「金属製の水筒にスポーツドリンクを入れて保管した場合、金属製の容器の内側にキズやサビがあると、銅が流出してきて一度に大量の銅を摂取すると中毒症状が起こる場合がある。症状としては、吐き気、嘔吐、下痢が主なもの。」

水筒の内側に銅が使われている場合、通常短時間では溶け出す金属の量はごく微量ですし、容器の内側をコーティングして金属と中身が直接接触しないようにするなどの工夫がされています。ただ、水筒を金たわしでゴシゴシ洗ったり、水筒を落としたりして外側がへこんだりすると、内側に傷ができて、そこから銅が溶け出すことがあるということなのです。

また、この銅が溶け出す量が多くなってしまうのが、スポーツドリンクです。スポーツドリンクの多くにはアミノ酸・クエン酸・ビタミンCが入っていて、こうした物質を多く含む飲み物は酸性が高くなります。酸性の飲み物を内側が傷ついた水筒に長時間入れておくと、銅が溶け出す可能性が高くなり、中毒に繋がる恐れがあります。

★食中毒を防ぐために!自分でできるチェック方法

水筒の内側に傷があったとしても、なかなか見えにくく気づかないことも多いかと思います。では、何か見分ける方法はあるのか?再び健康安全センターの小沢さんに伺いました。

小沢悠作さん
「金属製の水筒にスポーツドリンクなどを入れて、仮に銅が溶出してきてしまったとすると、スポーツドリンクは通常乳白色をしているが、これが青緑色になってきます。そうすると銅がだいぶ溶出してきているということなので、そういった時は飲まないで銅が出てきているものだと思ってください。」

小沢さんによりますと、銅は身体に必要なものではあるのですが、一度に大量の銅を摂取した場合、中毒症状が起こるそう。目に見えて青緑色になっていると、それは銅が大量に溶け出しているサインなのだそうです。このサインを見逃さないということと、水筒を洗うときなど日頃から丁寧に扱うことが必要ということでした。

★熱中症には薄めたスポーツドリンクが効く?

スポーツドリンクは、飲み方によっても効果が変わってくるそうです。健康運動指導士(兼パーソナルトレーナー)野上鉄夫さんに伺いました。

野上鉄夫さん
「スポーツ飲料には大きく2つ、アイソトニック飲料とハイポトニック飲料がある。熱中症の予防という観点ではアイソトニック飲料と言われる一般的なスポーツドリンクを飲むといい。アイソトニック飲料を少し薄めたのが、ハイポトニック飲料。実は運動中や熱中症になった時には少しスポーツドリンクを薄めたハイポトニック飲料を飲んだ方が水分の吸収が早くていい。」

熱中症の予防には、一般的なスポーツドリンクを飲むと効果的。一方で、汗を大量にかいたときなど、水分が足りていないと感じたときは、スポーツドリンクを薄めて飲むほうが、早く身体に吸収されて効果的だということでした。
では、どれくらい薄めると効果的なのか?目安はあるのか?再び野上さんに伺いました。

野上鉄夫さん
「運動をして汗をかいたときなどに『美味しい!』と思える濃さがちょうどいい。」

運動後など汗をかいたとき、スポーツドリンクを飲むと甘いなと感じることもあるかと思いますが、その際は薄めてみてください!それで「美味しいな」と思える濃さが、その人にとってちょうどいいスポーツドリンクの濃度で、熱中症になったときに有効なのではないかということでした。

スポーツドリンクの飲み方・扱い方を見直して、この猛暑を乗り切りましょう!

(取材・レポート:阿部真澄)

TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」は月~金6:30-8:30放送中。
AM954kHz、FM90.5MHz。
パソコンやスマートフォンでは「 radiko 」でもお聞きいただけます!
番組へのメールは→ stand-by@tbs.co.jp