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【放送後記】「フォトショップの生みの親はジョージ・ルーカス」2016年7月16日放送

ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル

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(2016年7月16日放送・第485回放送後記より)

ゾンビと海外ゲームと映画が大好きなおじさんたちのほのぼのトーク。この日の特集は映画ライター・デザイナーの高橋ヨシキさんによる「月刊わたしのスター・ウォーズ」シリーズの特別編「ジョージ・ルーカス論」。

ジョージ・ルーカスを普通の映画監督として評価しようとすると見誤るぞ、なぜならジョージ・ルーカスは必要とあれば映画づくりのルールやシステムそのものを破壊して全く新しい(そして後にスタンダードとなる)仕組みやアイデアを実現させてしまうところにその特異さと偉大さがあるのだ、という内容。

事実、ルーカスの功績は実は映画の外側に大きい。例えばVFXや特殊効果の専門スタジオ「ILM(インダストリアル・ライト&マジック)」の設立、そこから生まれたCG映画というジャンル、フォトショップ(ILM社員のジョンと兄トーマスのノール兄弟が開発)やノンリニア編集システム「editdroid」などのソフト類、フィギュアなどのマーチャンタイジング、豪華特典のついたDVDボックス、映像・音響クオリティの規格THX、シネコンの誕生、映画とシンクロしたビデオゲーム、などなど……。

ルーカスが作り上げた世界の上で我々は映画やその周辺文化を楽しんでいる、という単純で恐るべき事実に圧倒されます。大変勉強になりました。

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無差別映画評論コーナー「ムービーウォッチメン」で評論した映画は音楽青春映画の傑作『シング・ストリート 未来へのうた』

宇多丸いわく、「鼻歌が「メロディ」として立ち上がる瞬間、言葉が「詩」になる瞬間。その2つが交わり、「歌」が立ち上がる瞬間。さらにはそこに楽器が重なっていって「演奏」になり、そこから「音楽」が生まれ、世界が表情を変える……。そんな尊く美しい瞬間を繊細に、丁寧に、確実に捉えている」

詳しく読みたい人はこちらで。

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そして来週評論する映画。厳正なるムービーガチャマシンが最初にひり出したカプセルは宮藤官九郎監督作『TOO YOUNG TOO DIE! 若くして死ぬ』。……が、宇多丸さんはどうしてもある映画を当てたかったため、1万円(自腹)を課金してもう一回チャレンジ。みごと執念と財力でお目当ての『葛城事件』をゲットしました! ポケモンGOでドードーをゲットしたプレイヤーのように充実した表情です!

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DJ/LIVEコーナー「ディスコ954」にはシンガーの星野みちるさんが登場。

話題のインドネシアの4ピースバンド「イックバル(ikkubaru)」の大名曲「Love Me Again」や山下達郎「ずっと一緒さ」のカバー、小西康陽作詞作曲の名曲「夏なんだし」と、間違いない3曲を披露。

最高のLIVEであり、そもそも星野みちるさんは結構な回数出演しているのにも関わらず、トーク時の挙動不審さと不規則さは増す一方で、「(カバーの選曲は)上の人からやれって言われたので……」「鼻血が出そうです」「(鼻血)出てます?」「今日は千葉から来ました」など、独自のチャームが炸裂していました。すばらしい。

9月にはカバーアルバムがリリースされるそうで、今から楽しみでなりません。

あ、そして今週も放課後駄話CLOUDも収録しています。来週お送りする投稿企画「夢で見て好きになっちゃった人」の話もしているので、ぜひ電波の安定している環境でお聞き下さい。

(2016年7月23日放送・第485回放送後記より)

文/古川 耕(構成作家)
写真/小荒井 弥(音楽ディレクター)