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究極の非接触。店員不在の「無人店」

森本毅郎 スタンバイ!

新型コロナ対策では、日用品の買い物であっても、なるべく人との接触を控えることが大切です。スーパーなどではセルフレジの導入も広がっていますが、そうした中、レジだけでなく、店舗内に店員がゼロという完全非接触の「無人店」が色々出てきています。5月5日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で取材報告しました。

 

竹内紫麻の現場にアタックhttp://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20210505073914

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)

 

まずは無人の古着屋さん。その名も「ムジンノフクヤ」。どんな仕組みか、代表の平野泰敬さんに伺いました。

★ムジンノフクヤ

ムジンノフクヤ代表 平野泰敬さん
商品の選んでいただくところから精算まで、無人で全部できるような形になっております。お洋服がかかっているハンガーの色が、現状7色ですね、わかれているんですけれども、白のものだと1480円という形で、その色の対応したチケットを券売機で買っていただくような流れになります。きっかけはアマゾンが「アマゾンGO」という無人のコンビニがあるんですけど、やはりこれから無人化の流れというのはすごく大きな波になってくると考えていたので、盗難のリスクとかも考えましたけど、コロナの非接触っていう部分で、求められてきたというのが大きいですね。

中野の商店街にある24時間営業する「ムジンノフクヤ」。まさに「日本一接客のない服屋」です。

ムジンノフクヤ公式ツイッター

およそ600種類もの古着が、7色のハンガーに別れて並んでいて、その色ごとに値段を区別。一番安い白は税込1480円、一番高い青は4980円という具合で、その値段のチケットを店内にある券売機で購入すれば精算終了、という仕組みです。

非接触といえばネット通販ですが、洋服の場合は、色やサイズがわかりにくい。まして古着となると状態も目で見て確認したい。そうしたニーズと非接触を組み合わせた戦略が受けたのか、オープン当初から黒字になったそうです。

ただ、心配だったのが盗難被害。こちらは店内が通りから丸見えになるよう工夫したり、防犯カメラを複数設置したことで被害はほとんどないそうです。

とはいえ、この盗難対策は1つの課題となりそう。そのあたりに気を使った無人店舗もありました。それは無人の「本屋」さん「ふうせんかずら」のオーナー平田幸一さんのお話しです。

★無人書店

ふうせんかずらオーナー 平田幸一さん
当店は「無人書店」という切り口で開店いたしました。無人書店というのは、会員制の本屋なんですが、一人一人が会員登録をしていただいて、お店に来たら、自分のIDで、誰もいない無人のお店の中に、扉を開けて入っていただき、自分で買い物をしていただく仕組みです。そしてセルフレジで、自分でお金をお支払いいただきます。

こちらの「ふうせんかずら」は古本中心の奈良にある本屋さん。会員制で、お客さんが自分のIDで出入りする仕組みです。これなら入店退店も管理できるので、心配な防犯対策にもなります。

普段はIDを入力してカギを開ける仕組み。時々店員が来てカギを開放するイベントも(「ふうせんかずら」公式サイトから)

2018年から無人店舗を始めたということで、かなり無人の先駆者なんですが、先駆者だけあって、コロナを受けて、今年、さらに無人を進化させていました。

それは店員だけでなく、お客さんもいない完全無人化です。どんな仕組みか、再び平田さんのお話です。

★店員も客もいない…完全無人店化

ふうせんかずらオーナー 平田幸一さん
完全無人化、店員もお客様もおられない状況で本を販売することができないかなと思いまして、考えたことがですね、オンラインによる本棚のライブ配信。カメラが、本棚を左右に、人間の本棚を見るスピードで移動する。店内の本棚にある蔵書をカメラで配信して、それを専用サイトから購入いただくという仕組みになってございます。本棚を眺めるということは、本屋さん付きの方はそれだけで満足するんです。家にいながら本屋さんの本棚を見て回れるという、本屋さん好きには楽しい経験かもしれません。

ネットで本を買えるネット通販は多いですが、こちらは「本棚を眺められる」のが特徴。その名も「タナミル(棚を見る)」というカメラシステムで、オンラインで、本屋にいるように棚を眺め、気に入った本があったら購入フォームで申し込む仕組み。

これが「タナミル」。実際は下の画像が動く!拡大も可!(「ふうせんかずら」公式サイトから)

本屋好きは本棚を眺めるのが好きなので、こうした「本屋にいる体験」もネットを通じて提供したいと。

ちなみに今後の課題は、今はカメラは自動ですが、これをお客さんの意のままに動かせるようにしたい、そして「立ち読み」のように情報収集できる仕組みも入れたい、ということでした。

海外ではすでに増えている無人店舗ですが、コロナを受けて、日本でも、進化しそうです。