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チョコレートで障害者の働く場を作る『はたらく支援工房 ショコラボ』

人権TODAY

毎週土曜日「堀尾正明+PLUS!」内で8:15頃に放送している「人権トゥデイ」。
様々な人権をめぐるホットな話題をお伝えしています。

チョコレートで障害者の働く場を作る『はたらく支援工房 ショコラボ』

障害者の働く場を取材するため、横浜市都筑区「センター南」駅すぐの
オシャレなチョコレート菓子工房に行ってきました。
この工房、実は福祉事業所で、ショコラティエの指導の下、
知的障害や精神障害のある利用者が、日々チョコレートを作っています。

この工房、「ショコラボ」と言います。
運営する一般社団法人AOH会長の伊藤紀幸さんは、障害のある息子さんの将来を考え、
障害者の雇用の場をつくり、賃金のアップにもつなげたいということで、
脱サラして、1年半前に「ショコラボ」を始めたんです。

チョコレート工房にしたのは、伊藤さんご夫婦が好きだったという単純な理由ですが、
目指す工房のあり方にもあっていたようです。
伊藤さんは次のように話していました。 

伊藤紀幸さん
「 ここのチョコレートがなにかっていうと、手作りで作っている
 という事が一番まずは特徴だと思います。
 それと同時に、私どもの場合は健常者と障害者が普通のノーマライゼーション
 としてコラボするというのを志向していますので。
 正直始めてみて気がついたんですけど、チョコレートって
 なんて素敵なんだろうと思うのは、現実的にはそれはしないんですけど、
 極論失敗したらもう一度溶かせばチョコレートは大丈夫な商材
 ということが、利用者の方に精神的なプレッシャーを与えないで済むんです。」

「ショコラボ」とはコラボという意味のほか、ショコラを作る、ラボ、工房
という意味もこめました。
工房にお邪魔すると、およそ20人の利用者と5人のスタッフが
一緒になってチョコレート作りをしていました。

チョコレートを溶かしたり、ディップしたり、固めたチョコレートをカットしてサイズを合わせたりと、6つある作業台に3~4名ずつ、それぞれ協力しながら作業を行っていました。

利用者の方にも話を聞きました。
ショコラボができた時から働いている佐々木さん、
次に木村さん、最後に中山さんの話を聞いてください。

佐々木さん
「 ショコラボのBギフトをセットアップしていました。
 働きたいです。みんなが美味しく楽しくお客様に喜んでもらえるような
 笑顔がみたいからです。
 試食で美味しいといわれてとても嬉しかった。」
木村さん
「 ドライフルーツのチョコ付けです。
 いろんな種類が合って、つけるのが楽しいです。
 美味しかったです。買ってほしいです。」
中山さん
「 挑戦したいと思います。(挑戦したいことはありますか?)あります!
 難しいチョコレートは、ガトーショコラ。
 シェフが教えた通りに作りたいと思います。
 覚えていきたいと思います!」

ショコラボには新卒の人もいれば、一回社会に出たけどうまくいかなかった人もいます。
障害の特性もそれぞれです。苦手な点はうまく補い、得意なところは伸ばして、
働き甲斐をもってもらうんです。

例えば、数を数えるのが苦手な人でも、チョコの数を正しく箱詰めできるように、
チョコの数だけ升目を作って、そこに並べればOKという形にしています。

この1年ほどで、商品の数も利用者の数も増え、賃金は多い人では月2万6千円ぐらいだそうです。
目標は10万円ですが、現状でも、普通1万3千円ぐらいといわれる障害者の平均賃金を上回っています。

商品の販売方法は、オンラインショップを始め、デパートの催事に出したり、
最近は店頭でも販売を始めました。
私は、月に二回ほど行っている都筑区役所での販売におじゃましました。
猫の手の形をしたチョコの甘いにおいに女の子が誘われ、 それをお母さんがあわてて追いかけていました。

さて、スタジオにも
「ショコラ棒」という商品と、ドライフルーツのチョコレートを持ってきました。

やわらかくてほどよい甘さのドライフルーツのチョコレートや、
スティック状のチョコクランチのショコラ棒。
ほかにもまだまだありますので、
詳しくは「ショコラボ」のホームページをご覧ください。

担当:小林真理

<関連情報・お問い合わせ先>
CHOCOLABO
http://chocolabo.or.jp/index.html