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放送中

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シルバー人材センターの活動

人権TODAY

毎週土曜日「堀尾正明+PLUS!」内で8:15頃に放送している「人権トゥデイ」。
様々な人権をめぐるホットな話題をお伝えしています。

シルバー人材センターの活動

「シルバー人材センター」の話です。
シルバー人材センターは、各市区町村に置かれていて、定年退職者など、
仕事を求めている年配の方が登録して会員になっています。
高齢化が進むなか、必要だと思われるシルバー人材センターなんですが、
ある問題が出てきているそうなんです。

目黒区シルバー人材センターの理事、岡島紘三さんにお話を伺ったところ、

岡島紘三さん
「 去年1年間、15、16人減った。それまでの傾向としては、
 少しずつ伸びていた。いままでは。
 ただ、それがずっと続くかどうか。
 入って来られる方は、いままでは60歳以上だったが、
 『65歳定年延長』という法人が増えているので、
 入って来られる方は高齢になりつつある。」

これまで年々増えていましたが、一転して去年、減少してしまったんです。
シルバー人材センターは、民間企業から仕事を請け負い、
会員の仕事の斡旋をしています。
そのため、会員数が減ってしまうと仕事が受けられなくなって、
会員に仕事を紹介できなくなり、会員数の維持ができなくなるという、
悪循環に陥る可能性があるそうなんです。

会員数の維持のために対策なんですが、目黒区シルバー人材センターでは、
奈古味(なごみ)というレストランを独自に経営していて
センターの会員の方だけでお店を切り盛りしています。
これにより会員の働く場所を作っているのと同時に、センターを知らないという方に、
会員の方がどんな仕事をしているのかをPRする場にもなっています。

では、シルバー人材センターは、会員の方にとってどんなところなんでしょうか?
働いている方にお話を伺いました。
レストランの奈古味で働く、木塚レイ子さんにお話を伺ったところ、

木塚レイ子さん
「 民間では、鼻にもかけてもらえない。この年齢になると。
 まだまだみなさん誰かのお役に立ちたいという思いがある。
 プラス少しでも賃金を頂いて、楽しみたいという思いも。
 孫に何か買ってあげたいとか、自分でお茶飲んだり、
 ご飯食べに行ったりそういう楽しみも増えますよね。」

ということで、60歳を過ぎても仕事をして地域に貢献したい、
という方や定年を過ぎても、これまでの仕事を活かして、
まだ働きたいという方やにとって、
シルバー人材センターは欠かせないところになっています。

ただ、実際、苦労もあるそうなんです。
再び、木塚さんにお話をうかがったところ、

木塚レイ子さん
「 労力に対しての賃金ですね。高齢だからといって、
 生半可なお仕事はしていない。
 残業手当もない。作業が遅れても自分の責任でやっている。」

ということでした。

シルバー人材センターから出るお金は、配分金といわれています。
その配分金は、例えば、レストランの奈古味では時給およそ800円と、
学生のアルバイトと変わらないくらいは貰えます。
しかし、残業した際には、配分金が出ないこともあるそうなんです。

ただ、こうした苦労もありますが、やはりシルバー人材センターを
頼りにしている会員は多く、会員数は減ったとはいえ全国のシルバー人材センターには、
2012年度時点で、およそ74万4000人いらっしゃいます。

必要とされている背景には、こんな理由もあるとおっしゃいます。
同じく、レストランの奈古味で働く、川守田弘子さんは、

川守田弘子さん
「 余生が長くなってきているから、独居老人が増えるとねぇ。
 接点という意味でもなかなか老人会の集まりに、っていうのは
 行きにくいもんなんですよ。
 だから働いている方が、お友達もできると。
 なかなかこの歳になって新しい知り合い、
 友達が増えるということは難しい人もいると思う。」

ということでした。

生きがいやコミュニケーションの場としても必要とされています。
目黒区シルバー人材センターでは、会員向けに体力づくりを支援して、
働く場所をさらに広げようとしています。

堀尾:高齢化が進む中、
年配の方のチカラをどう活かしていくかは、重要だと思います。
今後のシルバー人材センターの活動に期待したいと思います。

担当:清水栄志

<関連情報・お問い合わせ先>
公益社団法人 目黒区シルバー人材センター
http://www.meguro-sc.or.jp/