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夫婦喧嘩が起きるぐらいおいしい「わらび餅」

檀れい 今日の1ページ

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女優の檀れいが毎回、その日にまつわる話題や風物詩などを交えてお届けする「檀れい 今日の1ページ」。今朝は、わらび餅についてご紹介しました。

ぷるぷるとした食感がおいしい「わらび餅」。
売り声とともにやってくる、移動販売で、「わらび餅」を買ったという方もいらっしゃるかもしれませんね。売り声を聞くと、夏を感じるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。現在は、コンビニスイーツの定番にもなっていますし、 最近では、「タピオカドリンク」の人気を引き継ぐように、「わらび餅ドリンク」の専門店も登場、若い世代にも人気です。

そんなわらび餅ですが、歴史はとても古く、平安時代には、すでに存在。現在のような形になったのは鎌倉時代だそうです。ただし、材料である「わらび粉」はとても高価。そこで、江戸時代になると、葛粉を混ぜたものが作られるようになりました。

わらび粉が高価なのは、作るのがタイヘンだから。
わらびの根を収穫し、これを叩いて砕いたら、水を加えて洗い、でんぷんを沈殿させます。水洗いと沈殿を繰り返すという、とても手間のかかる作業。しかし、根っこをたくさん収穫できたとしても、わらび粉がとれるのは、全体のわずか、5〜6%と言われています。

現在、お菓子に使われているのは、大きく分けると、「本わらび粉」と「わらび粉」。
「本わらび粉」は、わらびの根から取り出したでんぷんから作られたもの、「わらび粉」は、サツマイモなどから取り出したでんぷんを使ったもの。コンビニなどで、手軽に買える、半透明のわらび餅は、後者です。

「国産本わらび粉100%」という、わらび餅を見かけることがありますが、こちらは黒っぽい色をしていて、弾力のある食感。日持ちが短く、時間がたつと、もっちりとした食感はどんどん消えてゆきます。高価なだけでなく、儚いお菓子でもあるんですね。

さて、わらび餅には別名があるのをご存じでしょうか。
「岡太夫」と言います。平安時代、醍醐天皇が、わらび餅をたいへん好み、「太夫」の位を授けたことが、この名前の由来だと言われています。

そして、「岡太夫」という題名の「狂言」もあります。
ある男が、ひとりで妻の実家を訪ねると、妻の父親が、わらび餅をご馳走してくれました。とてもおいしくて、また食べたいと思う男。しかし、家に帰って、妻に作ってもらおうとするのですが、名前が思い出せません。男のあいまいなヒントから「あれかしら?これかしら?」と、いろいろな名前をあげてゆく妻。そうしているうちに、夫婦喧嘩がはじまってしまうという、ドタバタのお話です。

夫婦喧嘩が起きるぐらいおいしい「わらび餅」
食べてみたくなりますね。


ラジオは、AM954kHz、FM90.5MHz。
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