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首都圏在住のアイヌ民族が集う祭(10月12日)

人権TODAY

毎週土曜日「堀尾正明+PLUS!」内で8:15頃に放送している「人権トゥデイ」。
様々な人権をめぐるホットな話題をお伝えしています。

首都圏在住のアイヌ民族が集う祭(10月12日)

日本の先住民族アイヌ。明治以降、土地を奪われ、独自の文化を奪われてきたアイヌ民族ですが、最近やっと、文化振興の法律が作られ、2008年には国会で「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議」が全会一致で採択されています。

崎山記者が紹介したのは、首都圏のアイヌ民族の活動です。
詳しい実態調査はないんですが、首都圏には少なくとも5千人から1万人が暮らしているとみられています。
文化を伝え、民族のコミュニティの維持をはかる活動をしている団体もいくつかありますが、その一つに「チャシ アン カラの会」という団体があります。

代表の島田あけみさんに聞くと、「チャシ」は砦という意味。「自分達の居場所を自分達で作る」という思いを込めたそうです。
北海道では「北海道アイヌ協会」の各支部に、アイヌが集まり、文化を伝えたり、相談に乗ったりする「生活館」が設置されていますが、首都圏にはそういう場所がありません。アイヌへの差別ももちろん問題ですが、「アイヌがアイヌとして生きていける状況」を作り出すための場所が必要だということで、自力で作ろうとしているんです。

そして、この「チャシ アン カラの会」が、10月12日(日)、新横浜駅近くの「スペースオルタ」で「アイヌ感謝祭」を開きます。
島田さんは「アイヌが東京にいる、ということを知っていただきたい、そして、アイヌの踊りや歌をみていただきたいと思ったんです」と話します。
アイヌ感謝祭には、新宿区にあるアイヌ料理店「ハルコロ」がお店を出します。エゾシカの肉料理や、汁物のオハウ。団子っぽい「イモシト」などがメニューに載るということです。自然の素材をあまり味付けせず、食べる料理が多いそうです。
このほか、「アイヌ語教室」「アイヌ刺繍教室」があるほか、 コンサートが午後2時から開かれます。歌や踊りのほか、「カムイユカラ」というアイヌの叙事詩の語りや、首都圏のアイヌの長老、宇梶静江さんのお話があります。

そして、コンサートのメインは、トンコリという楽器をあやつり、歌う居壁太さんと、「ヤイレンカ」という女性4人のグループです。
「ヤイレンカ」とは、「うれしい」とか「喜ぶ」という意味。祭りに向けて練習をしているところにお邪魔して、メンバーに意気込みを聞きました。
一人のメンバーは
「自分たちが楽しめないと、他の人にも伝わらないかな、というのもありますし、いやいややっていたら、つながらないと思いますし、楽しいところから、みんなに知ってもらえるんじゃないかな、と思います。先祖のしてきたことを後につなげられるように、誇れるようにがんばって行きたいと思います」と話します。
もう一人は
「関東にもアイヌはいるんだぞ、というのを多くの皆さんに知っていただきたいですし、アイヌ文化の中で自分がいちばん好きなのが踊りでしたので、歌とか踊りですと、アイヌ文化に入りやすいのかな、と思います。そういった、楽しい部分から発信できたらな、と思っています」と話していました。
最後に、「今年はヤイレンカがメインでやるということになりましたので、今回はちょっと、いままでにまして、力を入れて、がんばりたいと思っております。ぜひ、みなさん、楽しみにして、来てください。待ってます!」と締めました。

歌や踊り、料理に刺繍と様々なアイヌ文化を知って、楽しめる「アイヌ感謝祭」。
明日、10月12日(日)午前11時から。会場は新横浜駅から歩いて数分の「スペース・オルタ」(045-472-6349)です。詳しくは「スペース・オルタ」に問い合わせてください。

またちょうど、11月末近くまで、台東区の「東京都人権プラザ」では、写真展「アイヌときどき日本人」が開かれています。 来週、10月18日(土)には、写真家とアイヌの方のトークショーも開かれます。「東京都人権プラザ」まで問い合わせください。

担当:崎山敏也

<関連情報・お問い合わせ先>
・スペース・オルタ
http://spacealta.net/
・東京都人権プラザ
http://www.tokyo-jinken.or.jp/