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「きらきら」「ざあざあ」「わんわん」ことばを表情豊かにするオノマトペ

檀れい 今日の1ページ

檀れい 今日の1ページ

女優の檀れいが毎回、その日にまつわる話題や風物詩などを交えてお届けする「檀れい 今日の1ページ」。今日は、私たちのことばを表情豊かにしてくれるオノマトペのお話でした。

オノマトペ。
これは、自然界の音や、状態、動き、といったものを、人の言語で表したもの。

大きく分けますと、
●物事の状態を表す「擬態語」
●音を言葉で表現した「擬音語」
●人や動物の発する声を表した「擬声語」
・・・の三種類があります。

きらきら、すべすべ、じろじろ、わくわく、これは、「擬態語」
ざあざあ、コンコン、がちゃん、ばたーん、こちらは、「擬音語」
わんわん、にゃーにゃー、げらげら、ぺちゃくちゃ、これは、「擬声語」

こうしたオノマトペを上手に使うと、会話や文章が表情豊かになります。

たとえば、
「あのお店のシュークリームは、シュー生地とクリームがとってもおいしいので、食べに行くのが楽しみです」

この文章にオノマトペを盛り込んでみますと、

「あのお店のシュークリーム、シュー生地はふわっふわ、クリームはとろっとろで、おいしいの。食べに行くのが楽しみでわくわくしちゃう!」

と、こんなふうになります。

オノマトペは、日々どんどん増えていますが、恋愛漫画や恋愛ドラマによく登場するようになったのは、「壁ドン」「顎クイ」「肩ズン」など、名詞とオノマトペを組み合わせたもの。

男性が女性を壁際に追い詰め、壁に手をドンと突いて、相手に迫る行為が「壁ドン」。
手で相手の顎を持ち上げ、自分のほうを向かせるのが「顎クイ」。
相手の肩に頭を乗せて、心を許したり甘えたりするのが「肩ズン」。
こんな言葉が生まれていたんですね!

さて、会話や文章を豊かにしてくれるオノマトペですが、ときには困ったことも起こります。2011年の東日本大震災のあと、各地の医療関係者が東北に入りました。その際、地域特有の擬音語や擬態語で症状を言いあらわす人が多く、他県から来た医療関係者は理解するのが難しかったのです。そこで、診療の手助けになるようにと、『東北方言オノマトペ用例集』という冊子が制作されました。東北に限らず、痛みや不調を、オノマトペで表すことは多いですよね。各地でこういうものが作られると、いざというときに便利かもしれません。

ちなみに、オノマトペの語源は、古代ギリシャ語のオノマトポイーア。
「言葉を作る」という意味があるそうです。言葉の誤解から、人の心がすれ違うこともあります。今後は、コミュニケーションを円滑にしてくれるようなオノマトペが増えていくといいですね。


ラジオは、AM954kHz、FM90.5MHz。
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